今年は運転免許の更新年でした。
そこで、最寄りの警察署に免許の更新をしに行ってきました。
ゴールド免許なので、更新手続きと30分の講習のみでOKです。
更新手続きを終え、30分間のビデオ講習が始まるのをロビーで待っていると、いろいろと興味深い光景が。
まず、朝だったので、これからパトロールに出かけると思われるたくさんの警官がそれぞれのグループに分かれてミーティング後出動するというまるでテレビドラマのような光景。
夜勤明けと思われる方々が私服で署を出ていく光景、たぶんえらい人なんでしょう、その方が通ると皆が大きな声で挨拶をする光景。
なぜかロビーに自転車が置かれていて通る警官たちが不思議そうにそれを眺めて通り過ぎる光景。それを何事もなかったかのようにどこかに片づける警官。
また、酔っ払いと思える中年の女性が警察署に乱入してきてそれを何とか署外に出そうとしている数人の警官。
たぶん、面接か何かで訪れたと思われる青年を丁寧な口調でもてなしカウンターの奥へ促す若い警官などなど他では見られない興味深く珍しい光景が満載。
たった数十分の間でしたが日ごろ目にすることのない光景を見てものすごく新鮮でした。(毎日警察署にお勤めの方には珍しくもない当たり前の光景なのでしょうが)
もし、私がコント作家だったらこれを元に何本もコントが書けるのにと思えるほど面白い光景が満載でした。創作(捜索)よりも現実の方が面白いという一つの見本でしょうか。
その業界にいる方には当たり前でも、外の人から見たらものすごく面白いということはよくありますよね。たぶんきっと、僧侶の世界も外の世界の人から見たら興味深く面白く映るんじゃないでしょうか。
<ミミオ君>
<くうさん>
昨晩、ミミオ君が何者かに襲撃を受け、不名誉の負傷をしました。ようするに、夜なかに外でよその猫に噛まれたということなのですが。
ミミオ君は体が大きいのに喧嘩にはめっぽう弱い。
常備薬をすぐ飲ませたものの、昼には動けないほどの痛み様。
口内炎の治療中のクウさんと一緒に動物病院に連れて行きます。
キャリーバックが嫌いなので洗濯ネットに入れていくのですが、とても一人で二匹は持てないので二人ががりで病院に連れて行きます。
昔ある動物病院の先生がおっしゃっていた言葉ですが、「猫は傷みやすい」というのは本当です。猫の歯には雑菌がついていて噛まれるとあっという間に全身に毒がまわって熱が出たり化膿したりします。
動物病院はいつ行っても大繁盛。患者さんや餌や薬の購入、トリーミングなどのお客さんがひっきりなしです。また、明日からは三連休なのでお預かりのペットたちもつれて来られています。その合間にもひっきりなしに「うちの○○ちゃんがお尻から血を出しているんですけれどどうしたらいいでしょう」などという問い合わせの電話もかかってきます。
どなたも自分のうちのペットが一番可愛いと思っていらっしゃるようで、中には「うちの可愛い可愛い○○ちゃんのフィラリアの薬をください」なんて真顔で言う中年の男性もいたりします。
そんなこんなで、診察(注射)が終わり薬をもらうまで相当時間がかかり、猫たちは待ちくたびれてぐったり。
待っている間に人間観察をしていると、動物病院に来られる方のうち、どちらかと言えば男性の方が女性よりもペットを溺愛している人が多いような感じがします。
たまに動物病院にいくと、動物病院ならではの興味深い光景がたくさんみられて、面白い。待たされる動物には気の毒ですが。
先日法事のあとのお斎に出席した時のこと。
そのお店は知る人ぞ知る老舗の料理屋さん(料理もうまいが鰻もうまい)。
以前は一見さんお断りの敷居の高いお店ででした。(今は違うそうです)
いろいろな料理の最後はうな重とデザートで〆。
そしてその時出されるのが茶碗に入った日本茶。
白い茶碗からお茶を飲むと、茶碗の内側には「はてな」と染付された文字が見えます。
「はてな」といえば、有名な落語に「はてなの茶碗」という演目があります。
落語好きならおもわずにやりとしてしまう洒落た演出です。
聞けば店主は趣味人で落語好きとか。
なんとも粋で遊び心にあふれています。
今や効率主義で味気ないお店が多いなか、こういう粋なお店が残っていることは奇跡に近いことかもしれません。
末長く営業を続けていただきたいものです。
先日、A寺さんの前住職の葬儀が行われました。
お寺の葬儀は亡くなられた直後に近親者だけで密葬(荼毘式)が行われその後あらためて本葬儀が行われます。
今回ももちろん本葬儀です。
冬の葬儀で大変なのは受付業務、大抵は外で行われるので天気によっては寒さに震えながらということもあります。
今回の葬儀は天気もよく、温かだったので助かりました。
たまにあることですが、葬儀の日に大雪だったり豪雨や台風など天候の悪い時にあたることがあります。手伝う人も当家も参列者も大変です。しかし、そういう葬儀は「あのときは大変だったよな」と後々まで語り継がれる記憶に残る葬儀になることがあります。
そういえば、お寺の住人(住職や寺族)が亡くなると、寺の入り口に「山門不幸」という立て看板が立てられるのですが、今回はどうだったかな?