清運寺だより

ようこそいらっしゃいました。甲府市にある日蓮宗寺院の住職のブログです。日々の出来事、感想、行事などをご紹介します。

やっぱり猫は魚が好き。

2009-09-30 10:39:46 | Weblog

今朝、クール宅急便で魚の干物が送られてきました。

先日、こちらから送ったブドウのお返しです。

発砲スチロールの箱を開けると、冷凍してあるにも関わらず、鯵、サバの干物などの魚の強烈な匂いがします。

急いで、冷凍庫に干物をしまっていると、もう発砲スチロールの箱に顔を突っ込んでるやつがいます。

今まで爆睡していたのに、いつの間に・・・・。

あまりの素早い動きと鼻の良さにびっくり。

やっぱり猫は魚の匂いに敏感なようです。

<むむ、この匂いはお魚かニャ?>

<お魚はどこニャ?もっと奥まで捜してみるニャ>

残念ながら、もうそこには匂いしか残っていません。中身は全部冷凍庫にしまってしまいましたから。

ところが中身がないことに御立腹の様子。

仕方なく、猫用の干ぼしきびなごをあげて勘弁していただきました。

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「うふプリン」を頂きました。

2009-09-29 21:38:32 | うまいもん

先日、東京の親戚から、キャトル柿の木坂店の「うふプリン」をいただきました。

結構有名ですから、どんな味なのか。

ばら売りはせず、ケース単位でしか販売しないそうです。

買ってきてくださった方も食べたことがないとのことで、いっしょにいただきました。

卵の殻に入ったかわいらしいプリンです。

上には生クリーム、一番下にはカラメルが入っています。

 味はというと、残念ながら普通のプリンでしたね。

どちらかというと少し固めの食感で、カラメルの味もはっきりせずぼやけた味です。(卵の殻にうまみがしみ込んでしまったのか)

卵の殻に入っているという見た目の新しさが受けていたのでしょうか。

一度食べればそれで十分、また食べたいと思えるほどの味ではなかったように思います。

 個人的な好みでいえば、都留市の和菓子屋「ならや」のプリンがおいしいですね。

プリンの食感は滑らかで、何といってもカラメルのほろ苦さが絶品です。

(カラメルのほろ苦さがやみつきになります。)

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秋彼岸の傾向

2009-09-27 10:56:12 | 行事

今年の秋彼岸はシルバーウイークと重なり、例年とは違った様相を見せていました。

たいていたくさんのお参りでにぎわうのは20日の彼岸の入りと23日のお中日です。

しかし、今年は19日から23日までシルバーウイークということで、混雑を避けたい方はその前にお参りを済ませる方も多かったですし、シルバーウイークの前半19、20、21日にお参りが集中しました。

そのため、いつもの年なら一番人出の多いお中日前に、すでにほとんどの方がお参りを済ませているという状態でした。

こんなことは今まで一度もなかったことです。

知り合いの花屋さんの話では、23日はあちこちに卸す分の花を用意するだけで手いっぱいで店頭に出す花(お墓参り用)も作れないくらい忙しいですよ。という話でしたが、なぜか清運寺は23日にはすでにお彼岸の人出はピークを過ぎているという状態。

だからと言ってお彼岸終了の26日まで誰も来ないかというとそうでもなく、26日の夕方までちらほらとお参りも続きます。

昔は、20日と23日に集中するので、その日はものすごく忙しく大変でしたが、今は逆にだらだらと長い期間お参りが続くという感じです。

たとえてみれば、昔は短距離走、今は長距離走といったところでしょうか。

どちらが体力を消耗するか?やはり長距離走型になった現在のほうが、疲労の度合いがきついですね。

しかも、お盆、施餓鬼から続いてですから、2か月間マラソンをし続けている感じです。

しかし、人間の事情には関係なく、彼岸になると毎年変わらず彼岸花が咲いてくれます。

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秋バラが咲き始めました。

2009-09-25 10:47:09 | Weblog

8月下旬に剪定したバラの枝から次々に花が咲き始めました。

本当は涼しくなって花持ちの良くなる10月中旬ごろに咲くようにと思って剪定したのですが、少し早かったようです。

お彼岸も後半に入っているのに、こんなに暑くては開花も早まるはずです。

来年は9月に入ってから剪定したほうがよさそうですね。

<マリアカラスとパパメイアン(花弁に少々虫に食われたあとがあります。)>

<ジャストジョイ、このくらいの咲き加減が一番美しいようです。>

<左からマリアカラス、シャルルドゴール、芳純、ヘルシュレン、ジャストジョイ>

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蓮の花が実になって。

2009-09-24 17:40:21 | Weblog

夏に咲いた蓮の花が実になりました。

ハチの巣見たいな形ですね。

全部が使える種になるわけではなく、真ん中の大きな黒い種を春に播くと芽が出てきます。

<まだ熟しかけです。だんだん種が黒くなってきました。>

<周りが枯れ始めた実。この真ん中あたりの大きな種が栽培に使えます。>

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微妙な距離?

2009-09-22 08:26:53 | Weblog

秋の彼岸真っ最中。

たくさんの方がお参りに来られるので、猫たちも昼間は家の中にいて、早朝、夕方の静かな時に外に出ています。

2匹の距離はつかず離れず、微妙な距離です。

いつもは近くに寄っただけで喧嘩になるのに、見ている方向も同じです。

なぜか、外にいるときは、仲良しの2匹です。

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樒の実を発見。

2009-09-21 13:01:59 | Weblog

昨日から秋のお彼岸がはじまりました。

連休が続くため、中央高速道路は18日(金)の夜から渋滞していたそうです。

連日、お参りの方が見える中、ふと、境内の木に目をやると、何と樒(しきみ)の実がなっていました。

今まで気づきませんでしたが、初めて見ました。

たぶんこの実が熟して種がこぼれるのでしょうね。

<変わった形の実ですね。>

<ちなみにこちらは椿の実、実が茶色くなると外側の皮がめくれて種が出てきます。>

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夏野菜もおしまい。

2009-09-18 15:03:13 | Weblog

やっとナスとトマトを撤去しました。(まだ、万願寺トウガラシとピーマンは残っていますが)

まだ、色づかない青いトマトは水気を切って、ピクルスにしてみました。

ナスやトマトなど処分した茎や葉は細かく切って、堆肥にします。

今度は白菜の苗を植えることにします。

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うり坊出現とおれおれ詐欺

2009-09-15 13:40:58 | Weblog

<ちいさくてかわいいうり坊>

今朝、ボタンちゃんが吠えるので、境内に出てみると、東の方からうり坊が走ってきます。

境内に入ったところで、あわてて警察に通報しているうちに墓地ににげこみました。

まだほんの子供の小さなうり坊です。

警官が来ても何も捕獲用具を持っていないので、市役所に連絡して、捕獲要員をまつことに。

その間、墓地の脇にあるサトイモ畑を掘り返していたようですが、芋にまでは到達していなかったようです。

そうこうしているうちに、うり坊は墓地入口の下をすり抜け隣のお寺の墓地に逃走。

そのうちに行方が分からなくなってしまいました。

その時、ようやく市役所の職員の方が到着、時すでに遅し。

しかし、警察官の無線に、朝日町のスーパーオギノ付近でうり坊の目撃情報がよせられたとのこと。

市役所の方々はすぐ、現場に直行。

警察官はというと、ちょうどこの騒ぎの時、防災無線で、「おれおれ詐欺に注意してください」という放送が流れていたのですが、その放送の最中、隣のお宅におれおれ詐欺の電話がかかってきたんですね。

そのお宅の方が私にその話をされたので、ちょうど警察の方が来ているから話してみてはとお勧めして、事情聴取をしてもらいました。

うり坊がその後どうなったのかはわかりませんが、東の方に逃げていきましたから、きっと愛宕山方面からやってきたのでしょうね。

うまく山に帰ってくれればいいのですが。

朝から、いろんな事が起こっています。

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アイーダ千秋楽~ミラノスカラ座日本公演

2009-09-12 16:13:01 | クラシック

9月4日の初日に続き、昨日11日もアイーダの千秋楽を観に行ってきました。

今回の日本公演ではダブルキャストなので、その違いを体験したかったんですね。(本当はもうひとつの演目ドンカルロを観たかったのですが、チケットがとれなかったので)

今回も4日と同様3階後部席の正面席です。条件としてはほとんど同じになります。

さて、4日とはどう違っていたのか、 まずは上演時間と休憩時間、11日の方が短くなっていました。

こういうことは普通少ないんじゃないかと思うのですが。

一幕は5分、1回目の休憩は5分、3幕は5分、2回目の休憩は5分、4幕は5分と全体で25分も時間が短縮されていました。

 配役はというと、主な配役のアイーダ役のヴィオレッタ・ウルマーナ、ランフィス役のジョルジョ・ジュゼッピーノ、アモナズロ役のホアン・ポンスは変わらず。

アムネリス役はエカテリーナ・グバノヴァからアンナ・スミルノヴァに、エジプト王役がカルロ・チーニからマルコ・スポッティ、ラダメス役がヨハン・ポータからスチュアート・ニールに変更されていました。

 しかも、マルコ・スポッティ、スチュアート・ニールは当初発表されていたダブルキャストではなく代役です。(エカテリーナ・グバノヴァも代役でしたが)

 第一幕のラダメスが歌う“清きアイーダ”が終わった後、客席からはバラパラと拍手が、ただこの拍手はブラボーという意味の拍手ではなく、無事に歌い終えたことに対しての安堵の拍手だったような気がします。 (4,6日のヨハン・ボータがうまく歌えなかったので、皆不安に思っていたからでしょう。)

そしてその後のラダメス、アムネリス、アイーダの三重奏では、スチュアート・ニールは完全に女性陣に声負けしてしまっています。

 清きアイーダでの失敗はあったものの、それ以外ではヨハン・ボータの方に完全に軍配が上がります。

 その後も、スチュアート・ニール自体はそれほど悪くはないのですが、やはり女性陣と対等に渡り合うことはなく(組み合わせの問題かもしれませんが)、迫力と声量に欠けたちょっと残念なラダメスになってしまいました。

この人はドンカルロでもタイトルロールのダブルキャストに配役されているのですが、こちらはどうなんでしょうね。

 エジプト王は4日のカルロ・チーニの方が威厳があって声の迫力もあり断然よかったです。

アイーダ役のヴィオレッタ・ウルマーナ アモナズロ役のホアン・ボンスは演じ慣れているだけあって安定感があって同日とも良かったです。

特に3幕の場面での父が娘に詰め寄る場面は迫力がありました。

 11日の配役で特によく感じられたのはアムネリス役のアンナ・スミルノヴァです。

4日にピンチヒッターとして急遽出演したエカテリーナ・グバノヴァも悪くはなかったのですが、やはり遠慮がちなおとなしいアムネリスになってしまっていました。

11日のスミルノヴァのアムネリスは、登場した瞬間からエジプト王女としての威厳と風格が出ていました。

そもそも、このアイーダという話は、エジプトとエチオピアとの戦争時の話です。

そのなかで、勝ったエジプト王女と、負けて奴隷となったエチオピア王女が、エジプトの勇者ラダメスをめぐって恋のバトルを繰り広げる物語ですから、絶対的優位に立っているアムネリスに迫力がなくては話になりません。

その威厳があってこそ、4幕でアイーダに負け、ラダメスを死に追いやるアムネリスの悲嘆と後悔がきわだつのです。

 オーケストラの方は、4日よりも若干音のボリュームの幅がでていたようですし、ノリも良かったような気がします。

4日もそう思いましたが、やっぱり出だしの弱音はきれいです。

ぜひこの音で椿姫も聞いてみたいものです。

1回目の休憩時間にオーケストラピットをのぞいてみると、ビオラの人でしょうか、ずっと楽器を手にしたままじっと、ピットをのぞいている観客たちを見ている楽団員がいました。

何をするでもなくじっとこちらを見つめているんですが、どういう意味があったのでしょう。休むのなら楽屋のほうがゆっくりできるのに。

そうかとおもうと、こんどは2回目の休憩時間にオーケストラピットの中では、コントラバスの数人とハープの2人が音合わせをしていました。

そういう光景は良く目にすることがあるのですが、そのそばでは一人の団員が観客となにやらイタリヤ語で会話をしています。

別の席ではパンをかじっている団員や本を読んでいる団員もいます。

なかなかオーケストラピットで飲食をしたり、本を読んだりする光景を目にすることはありません。よっぽど楽屋が狭いのでしょうか。

演出、舞台装置については4日と感想はかわりませんが、バレエの振り付けに関しては、今回あらためて観て感想が変わりました。

2幕のアムネリスの部屋での子供たちの踊り、飛んだり跳ねたりでものすごい運動量です。

さぞかし練習は大変だったろうと思います。

そして、凱旋の場面でのバレエシーン、よく見ると、子供たちの踊りとの統一感もあり、衣装に取り付けられた飾りがダンサーがステップを踏むたびにジャラジャラ音を立てて、それ自体が音楽になっているところが面白かったですね。

確か、昔、山岸涼子のバレエマンガ「アラベスク」の中で、バレエコンクールで主人公が踊っている最中、ピアノ奏者が伴奏をやめてしまい、審査のときに、そのことについて、音楽を伴わない踊りはバレエとはいえないという否定的な審査員たちが多い中で、一人の審査員がダンサーの足首につけた鎖がダンサーの動きに合わせて音をたてていたではないか、あれも立派な音楽だと言って優勝させてしまうシーンがあったと記憶しているのですが、それを思い出させられました。

そして、踊りの総体としては、振り付け師ワシリーエフの古巣、ボリショイバレエ団の十八番「スパルタカス」を彷彿とさせる力強い踊りであったと思います。

そのことが、逆に今まで観てきたアイーダのバレエシーンと傾向が異なるため、最初観たときに違和感を覚えたのかもしれません。

もしかしたら、これからはこういう力強い踊り(たぶん今回は奴隷たちに踊らせているという設定かと思われるんですが)がスタンダードになっていくかもしれないなという気がします。

カーテンコールは4日とは違い、普通のカーテンコールでした。

スチュワート・ニールに対しても若干ブラボーの声がかかっていましたが、4日と同様、全体的にブラボーの声もほとんどなく、スタンディングオベーションもなく、あっさりしたものでした。

ミラノスカラ座なんだから、これくらいのレベルは当たり前ということなのでしょうか。

なかなか同じ演目を2回も観るという機会は少ないので、今回はいい経験をさせてもらいました。(ドン・カルロを観れなかったのは残念ですけれど)

しかし、生演奏のライブというのは、その日によってコンディションも違うし、キャストが変われば、印象もだいぶ違ってしまいます。

ということは、同じ公演でも、どの日、どのキャストで観るかで評価が変わってしまうとことでもあります。

それぞれ観る人によって好みも感じ方も違いますから、その中で、最高に感動できる公演にめぐり合うことは、ほとんど運頼みということになるのかもしれません。

 

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