年末からの忙しさに加え極度の乾燥(特に葬斎場)により、喉を傷めていました。しかも、悪いことにそこからインフルエンザに感染してしまい、葬儀の導師もできず各方面に多大なる迷惑をかけてしまいました。
単に熱があるだけならなんとか解熱剤で熱を下げてとも思ったのですが、インフルエンザなのでそうもいきません。
自己管理能力の無さと体力の無さに落ち込むばかり。
今週になっても、まだ喉の炎症は治らず、ちょっと動くと悪化する始末。早く社会復帰しなくてはと気ばかり焦る毎日です。
年末に同世代で健康だった方がインフルエンザと重度の肺炎で突然亡くなるということがあり、寝込んでいる最中はその方の事が頭から離れませんでした。あの方はどんな思いでいたのだろう、もしかして自分もこのまま同じ道をたどるのか、このまますべてのことをやり散らかしたままだとするとあまりにも気がかり、常にいつお迎えが来ても良いように身辺は整然としておかなければならないとあらためて思う始末。
日ごろ人間の命は常ならぬと言っているのに・・・。
やる気はあっても実行まではなかなかたどりつかない。
知り合いのお年寄りの中にはいつお迎えが来ても良いように身辺整理は済ませてあるというツワモノがいらっしゃいますが、その域まで到達するのはなかなか至難の業のようです。
ぴんぴんコロリという言葉がありますが、最後までぴんぴん働いてコロリと安らかにこの世を去る、目指したいですね。
気がつくと今日はもう12日、すでに正月は終わっていた。
・・・・昨年の12月31日夜、枕経から戻る途中、初詣に出かける人々とすれ違い除夜の鐘を聞きながらなんとか年を越さずに帰宅。
おそらく今頃神社は大忙しなんだろう。以前神社の禰宜さんに聞いたことがあるが、31日深夜から新年2時ごろまでは初詣客でにぎわい、その後一時帰宅し仮眠、6時には神社に戻りまた初詣客に対応するとのこと。その間神社社殿の板の間の冷たさに足も凍えて辛いのだそうだ。
お寺でも除夜の鐘をつくところや初詣客を迎えるところは同じようなものだろう。
そうでないお寺は夜は眠れる・・・はずだったのだが。
やはりお寺は年中無休、夜中も年末も新年も関係ない。
仲間内のお寺さんでも今年は新年から葬儀が続いているところが多いようだ。
やはり寒さがきついと体調を崩す方が増えるのだろう。加えてノロウィルスやインフルエンザの影響もあるらしい。・・・・・
年齢に関係なく体調管理には気をつけたいものだ。
ところで、昨年はドクターヘリの運航もはじまり救急救命のレベルが上がっていると思っていたのだが、救急搬送された方の話によると休日救急で病院に搬送されても、検査機関が休みなのでたとえばウィルスや細菌による病気の場合、原因菌が特定できず的確な治療が行えない場合があるのだとか。
何と片手落ちなことか。せっかく病院に運ばれて医師もいるのに、患者にとっては命取りになりかねないし、医師にとっても何とも歯がゆいことだろう。今年はぜひそこのところを改善してもらいたいものだ。
年中無休は大変だがお寺と違って、病院や検査機関のスタッフは一人ではないのだからローテーションを組むことも可能なのでは?
もし、自分の家族がそういう状態になってもやっぱり休日は休むのかな?