嫁に行った娘は実家のお墓を継げない。
だって苗字が違うから。
と思い込んでいる方も多いようです。
しかし、そうとは限らない。
それぞれのお寺の住職の考え方によっても違いはあると思いますが、結構Okなお寺も多いはず。
清運寺でも娘ばかりのお宅で皆娘が嫁に行ってしまったのでうちは無縁墓になるしかないと思い込んでいる方も見受けられます。
思い込んでいるため、お寺に娘がお墓を継げるかどうかを確認することもしないのでお寺のほうでもそういう不安な気持ちを把握できていないところもある。
しかしなにかのきっかけで、たとえば墓参、法事などで娘さんとお話ししたときなどに発覚することがある。
本堂に安置してある各家先祖代々の位牌の苗字と施主の苗字が違っているのを見かけたり、墓地で墓石に刻まれている家名が連名になっているのを目ざとく見つけて質問されたときなどです。
長男に嫁いで婚家のお墓を継ぐことが決まっている方は別として、そうでない娘さんたちは気になっていたんでしょう。
お嫁に行った娘さん家族が実家のお墓を継げることを知らせると、「え、私も入れるんですか。」という反応が返ってきます。
親も娘もお互いに気になっていたんですね。
娘がお墓を継げるとわかると親御さんも安心され、長年の不安が一挙解決、一件落着となります。
思い込みとコミュニケーション不足、もっときめ細やかに対応していかなければと反省する今日この頃です。