先日、落語家の柳家喬太郎さんの落語を聞きに行ってきました。
演目は花筏と夜の慣用句。
夜の慣用句は新作落語で喬太郎さんの得意な演目。
この落語は会社の上司が飲み会で部下に座右の銘を言ってみろと言っているうちに最後に入ったキャバクラで上司の席に自分の姪が付くことになり思わず言ってしまった座右の銘が落ちとなります。
ネタバレになりますが、この夜の慣用句の落ちは「座右の姪」、しかし今回はそのヴァリエーションで「左右の姪」が落ちとなりました。
初めて聞くバージョンで席の両サイドについたのが双子の姪だったという落ちです。
喬太郎さんの落語にはお盆の情景を描いた「孫帰る」というのもありますが、これも落ちは覆水盆に返らずをもじった「複数盆に返らず」です。
何度聞いても面白い。新作の持ちネタが多い方ですから、なかなかお目当ての新作を生で聞く機会が少ないのが残念ですが、楽しいひと時を過ごさせていただきました。