先日友人からのメールでサンダーバード(国際救助隊)の6番目の隊員になったという報告を受けました。
最近は面白いイベントがあるものだなと思っていたところ、意図したわけではないのですが、別のサイトからその国際救助隊の入団試験のサイトにたどり着いてしまいました。
これは協和発酵キリンの提供しているサイトで要するに医薬品の宣伝のための仕掛けのようです。
それにしても良くできていてサンダーバードをタイムリーで見ていた世代にはたまらないものでしょう。つい私も隊員になってしまいました。
そういえば、この春に行われた計画停電の時も新世紀エヴァンゲリオンに出てくる作戦名「ヤシマ作戦」(使徒を迎撃するために日本中の電力を一か所に集めるというもの)になぞらえて、盛り上がったという現象があってアニメがこれほど社会に影響をあたえる存在になっているのかと驚いた覚えがあります。
各世代にはそれぞれの世代にだけ通用する共通感覚がありますが、もはやそれを超えて、アニメが現代社会の共通感覚になりつつあるということなのでしょう。
時代は移り変わっているんですね。
昇仙峡のロープウエイにも萌えキャラができたそうですし、この辺になるとちょっとついて行けない感じはありますが・・・
今日は久しぶりの雅楽のおけいこ、通常のけいこではなく来月9日に行われるM寺さんの晋山式&本葬儀の演奏曲の練習でした。
晋山式では平調の越天楽と五常楽、本葬儀では盤調の越天楽と千秋楽、どちらも笙・龍笛・篳篥は一管づつで鳴りものが加わります。私の今回の担当は篳篥です。
この曲のうち千秋楽はあまり練習していない曲なのでうまく吹けるかどうか、他の楽器と合わせられるかどうか心配です。
それに今回はどの曲も最後まで演奏せず、式の流れに従って切の良いところで途中どめにするのです。日ごろ途中どめはあまりやらないので、鞨鼓の合図で止めにはいるタイミングに気を使います。
今日の練習では課題だった千秋楽もなんとか無事に吹くことができましたが、本番はどうでしょう?
本番前には現地でリハーサルが行われますから、また何か変更があるかも知れません。
あっ、今回は演奏だけではなく、雅楽のメンバーは法要の式衆も務めるのでした。午前と午後の2法要、しかも演奏も2回ということになります。
今日の練習場所もクーラーがなく汗だくでしたが(笙を温めるために電気コンロを使うせいもある)、本番のお寺の本堂にもクーラーはないようです。まだ本格的な暑さに慣れない中で衣・袈裟をつけての演奏は結構きついかも。(演奏なしで法要の式衆だけなら平気ですが)
当日暑くならないでくれればいいんですけどね。
だからと言って雨だと蒸すし、笙は湿って音が出にくくなるし、鞨鼓や楽太鼓などは湿気で音が悪くなってしまい演奏には不向きでしょう。
涼しい曇りだったらベストでしょうか。楽器も人もデリケートですからね。
トマトはまだですが、きゅうり、ナス、いんげんは収穫できるようになりました。
野菜が実るのはいいのだけれど、水やり、追肥に追われるようになります。
一番困るのが蚊や毒虫、ちょっと油断するとすぐに刺されてしまいます。
今まではビニール製のズボン長袖のシャツ、農作業用の帽子に手袋という完全防備で臨んでいましたが、さすがに気温30度を超えると暑くてたまりません。(今日甲府は36度越えたそうですが)
あまりの暑さにジャージに着替えて水まきしたところあっという間に毒虫にやられてしまいました。
ちゃんと携帯用のお出かけカトリスをつけていたんですけどね。蚊には効いても毒虫や蜂には効かないようです。さらにもっと強力な虫よけ対策をしないといけないのかもしれません。
(キュウリも絶好調)
(賀茂ナスも収穫できます)
(ピーマンはもうすこし)
お寺の新年度は5月、なので6月はやたら総会とか会合が多い。
そして大抵が会費の集金も兼ねている。会議に参加するたびにお札に羽が生えて飛んでいく感じです。
そんな会議の合間を縫って、昨夜勇師・通師法縁山梨大会開催に向けての打ち合わせに行ってきました。
法縁というのはお寺の親戚のようなものです。
昔は、檀林という同じ学びや(今でいう学閥か)や師弟関係でまとまった集団が出来ていてそれが今に続いているのが法縁です。勇師とか通師というのもその法縁の名前です。
それぞれの法縁には同じ仲間だと分かるようにキーワードとなる漢字一字を名前につけるという習慣がありました。(今は厳密に守られているわけではないので名前だけ観てもわからに場合がある)
ちなみに通師法縁のキーワードとなる漢字は(ぎ)という字です。この字が付いていると通師法縁の人だなとすぐ分かります。しかし、この字は一時法律で名前につけられる漢字から外されていた時期があったので、最近はを使わない名前も多くなっています。
こういった法縁の仲間うちでは毎年持ち回りで法縁大会というものを開催していて、今年が山梨県の当番ということなのです。
清運寺も通師法縁なので、大会のお手伝いをすることになったのです。
開催場所は山梨県南アルプス市の妙了寺(山梨の通師法縁の中心的なお寺)です。
主催者側としては法要担当や受付・案内等々いろいろな役割分担があるのですが、私の役目は甲府駅でのお出迎えです。
というのも、会場の妙了寺付近には鉄道の駅がなく、全国から集まる参加者は車で直接会場へ来るか、もしくはJR東日本(中央本線)の甲府駅か、JR東海(身延線)の東花輪駅で送迎バス(車)に乗り換えて会場入りをすることになります。
それで、甲府駅に最も近い清運寺がその係になったのです。
甲府駅から妙了寺までは車で40分ほどかかります。しかも、甲府から直通で妙了寺までいくバス路線はありませんから、どうしても送迎が必要なんですね。
開催日は6月22日、もうすぐです。
梅雨時ですが、土砂降りの雨にだけはならないでくれると良いのですが、どうでしょう。
(左の1色刷りは変更したキャストとお詫びの追加版)
メットのドンカルロに行ってきました。
開場の午後五時過ぎてもいつものような混雑もなく、入場口ではプログラムの配布が行われていました。通常プログラムは有料で千円から三千円ぐらいするのですが、今回のキャスト変更のお詫びのつもりで無料配布したのでしょう。
開演は午後6時、しかしその6時から5分程度メトロポリタン歌劇場の総裁の挨拶(弁明)がありました。これだけ大幅なキャスト変更があった場合は責任者が謝罪するということはよくあることなので当然と言えば当然ですね。(暴動が起きるかも)
そして開演、客席に空席も目立ちます。こうしたチケットの高い公演は比較的値段の安い三階のE,F席はほとんど空席がないのが普通なのですが、こうした安い席にも空席が結構ありました。震災の影響なのか、キャスト変更のためなのかはわかりませんが。
主役を代役で務めたヨンフン・リー、エカテリーナ・グバノヴァ、マリーナ・ポプラフスカヤはそれぞれ好演していましたが、やはり大舞台での経験の浅いヨンフン・リーは他のキャストと比べてちょっと貫禄負けという感じはしました。
さすがルネ・パーペ、ディミトリ・ホロストフスキーは期待どおりブラボーでした。
やはり当初のキャストで見てみたかったというのが正直な感想です。それか、いっそのこと公演中止にしてチケット代を払い戻してくれればよかったのに。
今回の演出では一幕冒頭にフォンテンブローの森での戦火による貧困にあえぐ民衆のシーンが盛り込まれていて、なぜエリザベッタがスペイン王との結婚を承諾せざるを得なかったかが分かるような演出になっています。
とかくこのドンカルロというのは話のすじの最初と最後がわかりにくい芝居ですからね。
観終わって総体的にどうだったかと言えば、まあまあといったところか。客席からのブラボーの声も盛り上がりも今一つだったような。期待が大きかっただけにメットの看板を背負っての公演としては物足りない感じでした。
悪くはないのだけれども、チケット代に見合わないというところでしょう。
結局、終演時間も予定の午後10時40分を3分超過、その時点で午後11時発の最終電車には間にあわないことが決定。昨夜は東京の親戚の家に泊まることに。
たとえ東京近辺に住んでいたとしても、この終演時間はちょっと遅すぎるのではないかな。23区内に住んでいる人ならともかくそれ以外ではやはり帰るのが大変ではないかと思われます。このあたりも空席が目立った原因かもしれません。
今年は、震災の影響で公演中止や、キャストの変更が相次いでいますから、しばらくオペラ公演へ行くのは見合わせにするのが懸命のようです。