今日でお盆も終わりです。
ということで、16日の朝には昔から、お盆の間ご先祖様をお迎えするためにしつらえた盆棚に飾られた盆飾り(まこもを敷いてその上にナスやキュウリの牛馬や供物などを飾る)を川に流す習慣があります。
しかし、今では環境問題もあるので、甲府市では各地域に盆飾り供物の指定集積所を設けてそこの午前9時半までに出すということになっています。
結局はそれをゴミ収集車が来て回収するのですが、やはり心情としてゴミではないという感覚があるので別の場所に集めて収集するのでしょう。
この地域の指定集積所は相川沿いの原山神社です。ここでは地元の自治会の方々が、盆飾りを収集するだけでなく、お参りできるように祭壇をしつらえています。
そして、ここでは近隣の寺院4軒による読経も行われます。
お経を読むのは臨済宗の僧侶2名と日蓮宗の僧侶2名です。
朝の6時から9時まで、交替で30分ぐらいづつお経を読んで供養します。
他の集積所ではテープのお経を流しているだけとか、それすらもないというところもあるそうで、わざわざ遠くからこの集積所にいらっしゃる方も多いそうです。
私も今朝6時からお経を読みに行ってきました。
<盆飾りを集積所におさめた後、短冊と線香を渡されます。>
<短冊は水を張った施餓鬼桶に入れます。>
<祭壇の前にお線香をお供えして手を合わせます。手前に映っているのは木魚です。祭壇の正面でお経をあげています。>
<お線香を供えるところは祭壇前の地面にしつらえてありますので、皆かがんでお線香を供えます。>
<集積所にはもう盆飾りがいっぱい集められています。その周りは施餓鬼旗がめぐらされています。>