石仏み~つけた

大和とその周辺の石仏や磨崖仏を探し歩いています

大柳生大西垣内 阿弥陀磨崖仏

2011年05月11日 | 石仏

 

資料等にも登場しない、私の知らなかった磨崖仏です。

ネットでその存在を知り、早速会いに行きました。

 

奈良市大柳生

農作業用の道路脇に露出した岩に、阿弥陀坐像が彫られています。

山奥な訳でもなく、こんな身近な所に在ったとは・・・

 

大岩中央やや上方の絶妙な位置に彫られています。

大き過ぎず、小さ過ぎず、岩の間の取り方がいいですね~

 

この丸さ、和みます。 

 

ふっくらとした、微笑ましいお顔に癒されます・・・

 

これだけの磨崖仏が在ると言う事は、昔は重要な街道だった様です。

大柳生から阪原を通り、狭川城への旧道です・・・

まだまだ未知の石仏さんって在るんですね~

 

 

 

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生駒市大門 磨崖十三仏

2011年05月10日 | 石仏

 

難所暗がり峠に向かう手前北側に、大門の集落が在ります。

 集落の北側に巨岩が露出し、そこに十三仏が彫られています。

 

生駒市大門町 

 

岩の表面に駒形の彫り込みをして、中央に虚空蔵・大日・釈迦の座像を

蓮華座上に半肉彫りし、左右に五個ずつの種子を刻んで十三仏としたものです。

 

虚空蔵菩薩

 

大日如来

 

 釈迦如来

 

遠目には殆んど判りません・・・ 

こう言う型の十三仏はあまり無いような・・・しかも磨崖で・・・

 

 

 

 

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平群谷 福貴旧道の地蔵磨崖仏(ミヤマグチの石仏) 

2011年05月09日 | 石仏

 

今は歩く人も無くなった平群からの十三峠越え旧道に

忘れ去られた地蔵磨崖仏が、ひっそりと佇んでいます。

 

平群町福貴字馬場

ミヤマグチの石仏、別称 馬場の地蔵・明心道の地蔵と呼ばれています。

昔は、平群へ行き来する人が、極普通に通っていた道ですが・・・

 

地元の人でさえ通らなくなった道を今も見つめ続けます。

会いに来たよ・・・

 

心なしか微笑んでいる様に見えます。

 

何年後かには、埋もれて忘れ去られてしまいそうです。

 

この佇まいがいいな~

 

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平群谷 念仏寺 阿弥陀磨崖仏

2011年05月08日 | 石仏

 

 念仏寺のすぐ北側に、弘法の井戸が在り

井戸の脇の岩肌に、阿弥陀如来が三体彫られています。

 

生駒郡平群町三里

方形の枠内に来迎印の阿弥陀像二体と、その上部に月輪二つを刻み

「キリーク」阿弥陀と「バク」釈迦の種子を刻んでいます。

 

二体の枠外右に阿弥陀立像が追刻されています。

 

 

種子の通り素直に阿弥陀像と釈迦像ではないのでしょうか?

阿弥陀と釈迦の双仏って在り得ないのかなぁ・・・

大神田のように不動と阿弥陀の双仏だって在るのに・・・

 

隅っこで半分埋まって 、一寸可哀そう・・・

 

 念仏寺へ上がる辻の地蔵堂

 

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穴虫峠の馬頭観音石仏

2011年05月07日 | 石仏

 

太子道の地蔵磨崖仏から西へ

大阪との県境、穴虫峠旧道に、県下では数少ない馬頭観音石仏が在ります。

 

奈良県香芝市穴虫

 

観音菩薩の変化身の一つで六観音の一尊にも数えられています。

観音としては珍しい、憤怒のお顔をされているのが一般的です。

 

この馬頭観音さんは、憤怒と言うより端整なお顔です。

 

此方にもお顔が・・・

 

此方にも・・・

 

 古道太子道に・・・

 

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水間峠口の地蔵石仏

2011年05月06日 | 石仏

 

水間峠への登り口に在る小さなお地蔵さん。

 何十年も前から変わらない景色。

昔の人達も同じ景色を観ていたんでしょうね。

大切にしたい、ほっと和める眺めです。

 

奈良市水間町

六字名号碑と共に。

 

 昔は峠越えの人々を、見守って居た事でしょう・・・

 

宝珠は持っている様ですが、後は風化してよく判りません・・・

でも、野にあるお地蔵さん・・・いいなぁ~

 

和みの景色が見下ろせます・・・

 

 


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南之庄 線彫り地蔵磨崖仏

2011年05月05日 | 石仏

 

南之庄の腰痛地蔵から歩いて2分程の農道脇にある岩に

線彫りの地蔵立像磨崖仏が在ります。

 

奈良市南之庄

かなり風化して殆んど見えません。

 

斜めから陽があたる時が有るのかなぁ。

 

衣紋とお顔の輪郭、錫杖は何とか判りますが・・・

 

お地蔵さんが見えて来るまでに、暫くかかりました。

 

裏面にも何か彫られている様ですが・・・何か判りません。

 

良い雰囲気の処に在るのですが・・・

 この道は古道なのかな?

 

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大保 古道の磨崖仏二基

2011年05月04日 | 石仏

 

 大保の三体磨崖仏の上手に、一体山への古道が在り

道脇に露出した二つの岩に、石仏が彫られています。

 

一基めの三体磨崖仏

奈良市大保

古道の雰囲気が漂っています。

 

二体と、少し空いて一体

 

左から経巻・合掌・与願印のお地蔵さんでしょうか?

 

二基めの地蔵磨崖仏 

 

奈良市大保

この辺りはそこら中に大岩がごろごろして居り

 球型の岩に地蔵菩薩が彫られています。

 

玉ねぎ状風化の岩魂の、剥離した所に彫ってあります。

 

 可愛らしく纏ったお地蔵さんですが・・・

 

 見上げると一寸凛々しく見えます・・・

 

嘗ては峠越えの人々を見守って居たのでしょう・・・

 

 

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柳生の里 個人宅磨崖仏二基

2011年05月03日 | 石仏

 

柳生の里の個人のお宅に、可愛らしい磨崖仏が二基あります。

 

一基めはま~るい自然石に彫られたお地蔵さん。

覆屋が掛けられ、丁寧にお祀りされています。

 

硬く結ばれた涎掛け・・・

 

奥の畑の所にもう一基

見上げる位の処に露出した岩に彫られていますが・・・

 

涎掛けが下にずれて上体が出ていますが、尊名が判断できません。

 

古式の地蔵の様にも見えますが・・・

 

畑の脇の斜面に在り、車道からも臨めます。

車で走っていても涎掛けが見えます。

これが無ければ気付かなかったです。

 

 

 


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飛鳥路 西家墓地の多尊磨崖仏

2011年05月02日 | 石仏

 

気になっていたが、機会が無かった飛鳥路の多尊磨崖仏。

木屋峠探索の帰りに、漸く行く事が出来ました。

 

笠置町飛鳥路

西家墓地に露出する大岩に地蔵・梵字・五輪塔等が多数彫られています。

 

殆んどが枠内に彫られた梵字・五輪塔ですが、一体だけ石仏が彫られています。

 

苔むして、何がなにやら状態ですが・・・

 

錫杖を持った地蔵さんでした。

 

家人が居られた頃は、きれいなお姿だったのでしょうね・・・

 

其の内に更に苔生し、落ち葉に埋もれて見えなくなってしまうんでしょうか・・・

 

石垣だけが残る屋敷跡に・・・

 

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