さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

オオホシハジロ(大星羽白)

2016年02月27日 | 季節
S湖に、オオホシハジロの雌が、ホシハジロの群れに混じってることを聞いたのが1月半ば過ぎ。

「まだ居るかな?」と、あまり期待もせず、久しぶりにS湖に出かけてみました。

忘れもしない2月8日(月)午後、帯状疱疹が発症した前日です。

現場に着くと、2~3人の鳥撮りさんたちが居たのでポイントはすぐに分かったものの、予想した通り遠そうです。

土手の上から直線で7~80メートルくらいでしょうか。(グーグルマップで測定)

ホシハジロの群れの中に1羽のオオホシハジロがいますが、教えてもらってやっとわかるほど。

しかも、お眠りの最中!!



暫くすると・・・・やっと、動き出します。



土手の下まで降りると、もっと楽に近くから撮れそうですが、下に降りると、群れが遠ざかるとの事で、そのまま土手の上から撮影。





オオホシハジロ(大星羽白)

ホシハジロは、日本の各地で普通に見る事はできる冬鳥ですが、オオホシハジロは、北米大陸に分布する近縁種です。

まれにホシハジロの群れなどに混じって渡来することがありますが、極めて珍しいことだそうです。

ホシハジロよりも体が少し大きいので、この名前が付いてます。

今回は、オオホシハジロの雌ですが、区別が難しそうです。

前にも書いたことがあるのですが・・・・

ホシハジロとの区別する方法として、一つ目は、嘴の模様があります。

オオホシハジロの雌は、ホシハジロにある青白色の班が無く、全体が黒いのが特徴です。

ただ、ホシハジロの幼鳥や成長のエクリプスなどで、この模様がはっきりしないケースが見られるため、判別しにくい。

2つ目は、頭の形です。

オオホシハジロは直線的で低くなだらかに嘴に続いてるのが特徴です。

この事も、状況によって、見え方が異なるケースや、幼鳥には時々見られるケースがあるため、判別しにくい。

以上の事から、特にオオホシハジロの雌の判定のは苦労するようですね。



それにしても、これだけたくさんいるホシハジロの群れの中から、1羽のオオホシハジロを最初に見つけた方には感謝です。



こんな羽ばたきのシーンも見せてくれました。









1羽だけで、なんだか寂しそうな気もしますが、この子もホシハジロの群れが旅立つ頃には、一緒に旅立っていくことでしょう。



のんびり羽繕しながら、西日を浴びてる姿が印象的でした。



最後は、のんびり羽繕するオオホシハジロを動画でご覧ください。







折角の珍鳥、その後もう一度撮影に行こうと思いながら、この翌日に帯状疱疹発症!

果たして、もう一度会えるかどうか?????

帯状疱疹発症から今日で18日目。まだまだ痛みが続いてますが、今日は痛み止めの薬を飲みながら、久しぶりに公園を散歩してきました。(悲!)


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白鳥の仲間愛?

2016年02月24日 | 鳥見行
帯状疱疹の兆候が出始めてから、今日でちょうど2週間。

赤い発疹の範囲はだいぶ小さくなってきたものの、上体の痛みは相変わらず続いてます。

そんな訳で、今回も1~2月の在庫からです。



白鳥シリーズ第2弾!

白鳥は仲間意識、特に家族愛が非常に強い鳥だと云われています。

大きな群れで移動するものの、家族単位で、いつもまとまってるようです。

傍らの、オオハクチョウ4羽の家族(?)が、突然鳴き合いを始めたので、カメラをスタンバイ。



途端・・・・一斉に飛び立ちます。





そして、ゆっくり4羽がかたまって、G沼方面の上空を旋回しながら・・・・・・(バックの山並みは榛名山方向(?))





旋回をしながら、再び、こちらの方に戻ってきます。



そして、4羽そろって、もと居た場所の上空を再び旋回して、G沼方向へ・・・・

ここで、ちょっと面白いことが起きました。

4羽のうち、1羽が、突然、群れから離脱して、元居た場所に降りてしまいます。

そして、飛び去りそうな3羽に向かって、大きな声で2鳴き。



すると・・・・3羽のうちの1羽が、突然戻ってきて、同じ場所に降りてきます。





最初の一羽が、何故、突然群れを離脱したのか分かりませんが、2鳴きして呼びかけただけで、1羽がすぐに引き返してくるとは思いませんでした。

残りの2羽はそのままG沼へ・・・・

やっぱり、仲間意識が強いのでしょうか。




*今回は、同じ白鳥シリーズのため、コメント欄は閉じさせていただいてます。
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パンダ鴨が飛んだ!!

2016年02月19日 | 鳥見行
帯状疱疹が判明して今日でちょうど1週間。(痛みが出始めてからほぼ10日)

体の赤い発疹の状態はだいぶ良くなって、治療も第2ステップに入りました。

針で刺されるような痛みは、まだ続いてますが、抗ウィルス薬から、神経のしびれを緩和するためのメチコバール(ビタミン12)に変更。

完治するまでは、約1か月ほどかかるようで、まだ道のりは長そうです。

先日来より、皆様から暖かい励ましやご心配のコメントをいただきました。

皆さん一人一人に、コメントをお返しできなくて、申し訳ありません。

改めてお礼申し上げます。「有難うございました!!」




さて、ミコアイサの続きです。

この日、何とかミコアイサの飛び立つ姿が撮れないかと、少し粘って見る事にしました。

時間が経つにつれて、水面の氷も融けて、ミコアイサの行動範囲が広くなってきます。

そして、お腹がそろそろ減ってくるお昼過ぎ・・・・・・・・

何かに驚いたのか、雄と雌が飛び立ちます。  ラッキー!





水に浮かんでる時には見えない背中と翼の模様がはっきり見えますね。



この後、暫く待ってると、遠くに飛び去ったミコアイサが、再び泳ぎながら戻ってきて、可愛い姿を見せてくれます。

暫くすると・・・・・今度は、1羽の雄だけが飛び立ちます。



それに釣られるように、周りの雌たちも・・・・・・





雌の背面は、やっぱり雄に比べて地味です。



なんとか3羽一緒に入ってくれました。



ぐるっと反転してくれて、目の前を雄と雌のランデブー飛行。 下から見ても、なかなか優雅な姿ですね。



今回は比較的短時間で、2回の飛び立ちシーンを見る事が出来ました。

ここには何度か通ってるのですが、こんなラッキーな日もあるんですね。 取り敢えず大満足!!


次の写真は、ミコアイサの飛び立ちを待つ間に、目の前にやって来たオオジュリンです。

喉下から胸にかけて黒色がかってるので、雄のようですね。



オオジュリン(大寿林)

日本では、東北以北で繁殖し冬には南の方へ降りてくる冬鳥です。(北海道などでは夏鳥)

冬の葦原などで、よく見かけるホオジロの仲間です。

ジュリンと云う名前は、このオオジュリンの囀りと地鳴きから命名されたようです。

雄は夏になると、喉と頭部が黒く衣替えをして大変身。

ジュリンと付く名前を持つ鳥に、コジュリンがいますが、こちらが見られるのは夏。

共通してるのは、夏になると頭部が黒いことで、そのためオオジュリン・コジュリンと区別されています。

コジュリンの方は、前述したような、鳴き声によるジュリンの要素はないそうです。(「野鳥の名前」より)




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帯状疱疹発症

2016年02月16日 | ひとり言
ただいま帯状疱疹治療中です!

自宅でのんびり(?)療養中で、写真を撮りに行くこともできません。

今回は、暇に任せて発症の経過を書いてみました。

皆さんも注意してくださいね。(実際は注意しようがないですが・・・・)





2月9日(火)、朝起きると左胸部辺りに軽い痛みを感じる。

前日(8日)、久しぶりのデジスコを担いで、オオホシハジロの写真を撮りに行ったので、どこか筋でも痛めたのか?

2月10日(水)、痛みが増し、翌11日が祭日のため、念のため、近くのクリニックで診察を受ける。

レントゲンの結果、肺などに異常はなく、病名は特定できず、2~3日、様子を見る事に・・・・

(この時点で考えられたのが、帯状疱疹と肋間神経痛ですが、その病気の特徴的なな症状は無し)

そしてその夜からが大変!

胸の痛みとともに、背中にズキズキと痛みが出始め、夜も眠れない状態が続く。

胸の痛みと背中の痛み。その時、頭に浮かんだのが大動脈剥離や大動脈破裂?? これは困った!!

しかし、胸や呼吸に切迫感がなかったため、朝まで我慢する。

2月11日(木)、祭日だったが、総合病院の救急外来へ・・・・

心電図や聴診の結果、大動脈系などの切迫した症状ではないが、念のためレントゲン・CT・血液検査をしてもらう。

しかし、すべての検査結果でも切迫性の異常は見つからず、少なくとも、内科系の病気ではなく、整形か神経系?

ここでも、2~3日様子を見るように言われる。

取り敢えず、痛いのを我慢しながら、自宅で様子を見る事に・・・・その間も、背中の痛みは、神経を触れたようなズキッとした痛みが不定期に現われる。

そして、夕刻近くになると、今度は、背中から左脇にかけて、痺れのような症状が出始め、皮膚を触るとピリピリ痛い。

胸と背中の痛みに加えて、ピリピリした痺れ、まさに痛みの3重苦の状態!(この時点でも身体に、まだ発疹は現われていない)

2月12日(金)、行きつけの整形外科で見てもらうと・・・・・ピリピリした痺れ状態の部位から見て、「帯状疱疹かも?」

「赤い発疹が出てきたら、皮膚科に行くよう」言われて、背中の痛みを和らげる薬(ボルタミン)をもらって帰宅。

そして、昼過ぎに体を確認すると……脇の下あたりに赤い発疹が数個見つかる。

慌てて、皮膚科に・・・・・・「間違いなく、帯状疱疹ですね!!」

帯状疱疹は・・・・・・

小さい時にかかった水疱瘡のウイルスは身体から消えることなく、神経節でしぶとく潜んでいて、
体調を崩したり、ストレスなどで免疫力が落ちてきた時に再び活動を開始するらしい。
特に50歳以上の高齢者がかかることが多い。

早期に発見すると、比較的軽く済むようだが、症状が重い時は大変なようだ。

神経系に悪戯してるので、個人差があるようだが、かなり痛い。

取り敢えず、抗ウィルス薬(バラシクロビル)と軟膏(フェナゾール軟膏)をもらって帰宅。(痛みがひどい時だけ、ボルタミンを飲んでも良いとのこと)

幸い、帯状疱疹自体は人にうつることはないが、まだ水疱瘡にかかっていない小さな子や妊婦さんには近づかない方が良いとのこと。

2月13日(土)、赤い発疹が徐々に広がり始め、左腕下部から小指にかけても、ピリピリと痛みを感じる。

2月14日(日)、背中の痛みで眠れないため、2日間だけ痛み止め(ボルタミン)を夜だけ服用し、背中の痛みは和らぐが、発疹はさらに広がる。

2月15日(月)、皮膚科で再診。まさに帯状疱疹の名前通り、背中から胸にかけて、帯状に赤い発疹が広がっている。

「多分、これ以上は広がらないだろう!」と云われ、引き続いて、抗ウィルス薬と軟膏で治療を続けることにする。



こんな訳で、ただいま帯状疱疹の治療中ですが、安静にしてる方が良いと云われ、自宅待機状態がしばらく続きそうです。

初期症状では、なかなか判断しにくいようで、初めは整形外科に行かれる方が多いそうですが、こんな症状が出た時は要注意ですよ。

女房殿には、「これはストレスのせいだ!!」

しかし、女房殿曰く、「違う! 歳のせいでしょう!!」

果たしてどちらでしょうか????(笑)


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パンダ鴨のミコアイサ(巫女秋沙)

2016年02月13日 | 鳥見行
関東でも、今日明日中には、春一番が吹くようですが、外はポカポカ陽気。

今回は、パンダ鴨で人気者のミコアイサです。




ハクチョウ達を撮り終えて、時刻は午前11時過ぎ。

氷が解けきらないうちに、ミコアイサを撮るために、沼の東側に移動します。

何故、氷が解けないうちに??

氷が解けてしまうと、ミコアイサ達は、沼に中央付近移動してしまうため、遠くなってっしまうんです。

東側に移動して、ポイントに到着すると、まだ比較的近い所にミコアイサがいてくれました。

まずは男の子です。まさにパンダ鴨! よほど条件が良くないと、目がでません。



そして、女の子。  同じ雌でも、他の水鳥の雌と比べてもお洒落で、綺麗ですね。



次はデート(?)中のカップルです。 雄はこちらの方が気になるのかな??



ミコアイサ(巫女秋沙)

日本には冬に渡来する冬鳥ですが、雄の独特の顔がパンダに似てるので、どこでも人気者です。

カモの中でも、アイサ(秋沙)の仲間で、全部で6種類いますが、日本には主に4種類ほどやって来ます。

ウミアイサ・カワアイサ・ミコアイサ・コウライアイサの内、コウライアイサは世界的にも希少種。

漢字の「秋沙」と云う名は日本で生まれたもので、語源ははっきりしないそうです。(「野鳥の名前」より)

ミコアイサ(巫女秋沙)は、雄の羽衣の特徴から、「白い衣を着て、目の周りに黒い入れ墨をした巫女」に見立てて命名されたそうです。



集団お見合い中でしょうか??? 雄はみんなカンムリを立ててアピール??

左から2番目の雄は、一生懸命求愛行動してますね。



カンムリカイツブリとニアミス?



雄が2羽が揃ってます。 何とか可愛い目が見えます。



冠を逆立てて、羽繕中。



水を飲んだ直後でしょうか、顔を傾げて、ちょっとユニークなポーズ。



羽ばたくと、翼の模様が綺麗です。 横の女の子もうっとり??



このポーズは??? いろんなポーズを見せてくれるので、長く見ていても飽きません。



次回は、飛翔写真を載せますね。



*ただいま帯状疱疹発病中!!暫くの間、写真を撮りに行けそうにないので、当分の間在庫からアップしますね。(悲)
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