最近、「断捨離」という言葉が気にかかる。これも歳のせいか?
実は先日、押入れを整理していて、5月人形の「兜鎧」の収納してる箱が大きな面積をとっていることに気が付いた。
我が家は男の子が二人で、今はそれぞれ独立し孫もいるが、孫はすべてお姫さま。5月人形には全く縁がない。
はて?? この5月人形の「兜鎧」を整理したいが、燃えないゴミに出すのも気が引けるし・・・おめでたいものなので・・・
調べてみると、人形の街岩槻では、毎年11月3日(祝)に岩槻城址公園内の人形塚前において、「人形供養」をしてるとのこと。
古くなって飾らなくなったり、壊れたり、使わなくなった人形をお焚き上げして冥福を祈ってくれる。
有難いことに、供養する人形は、宅急便で送ることも可能らしい。
供養される人形はひな人形(お道具含む)、五月人形(鎧・兜を含む)、日本人形、西洋人形、こけし、ぬいぐるみなど(陶器製は不可)
郵送で送るのもなんだか気が引けるので、直接持ち込めるところは無いかと探してみると、岩槻の某大手人形店では持ち込みも可。
早速、「鎧兜」以外に不要になったこけしやぬいぐるみを段ボール箱にまとめて「供養料」を添えて持ち込んでみた。
そこでは、人形供養日まで保管してくれ、当日、丁重に人形供養をしてくれるようだ。これでひと段落。
そこで、ふと考えたのが昨今話題になってる「断捨離」
そもそも、「断捨離」とは、不要な物を「断ち」「捨て」、物への執着から「離れる」ことにより、
「もったいない」という固定観念に凝り固まってしまった心を開放し、身軽で快適な生活と人生を手に入れようとする思想とか。
そんな高尚な意味で「断捨離」を意識したわけではないが、実は両親が亡くなった折、遺品整理に苦労したことがある。
一番困ったのが、大量の写真と衣服・人形などで、大阪に帰省した折、少しずつ実家近くに住む妹などと一緒に整理したがきりがない。
幸い、家屋を売却した折、写真以外は業者さんにお願いしてまとめて処分してもらったが・・・・・
大量の写真も、一部をデータ化して残して大半は処分。その時々の光景を思い出しながら、長い時間がかかった。
そんなこともあったので、ちょうどいい機会だと、自身の不要なものを少しずつ整理し始めたわけだが、これが意外と多いのにびっくり。
自分たちの小さい頃からの写真、中には色あせてるものもあり、学生時代の写真など思い出深いが思い切って処分した。
困ったのは、未使用の食器や以前、趣味にしていたバードカービングに使用したバンドソーや機械工具類・ペイント材料など。
区役所のごみ処理係に電話で相談したり、買取業者に売却したりして大きなものは大半処分できた。
意外だったのはブランド食器。誰から頂いたものなのか?女房共々記憶がない未使用のマイセンの洋食器セットが一番高く売れたこと。
整理すればまだまだ出てきそうだが、息子たちに残しても困るようなものはこれからもボチボチ整理していきたい。
断捨離、歳をとってから慌ててするのではなく、日頃から気を付けたいものだ!!!
おまけの挿入写真は、ノシメトンボでした。