冬鳥も徐々に少なくなってきて、鳥撮りポイントも限られ、鳥写真の在庫も少なくなってきました。
そこで、今回は、林に頻繁に出没するアカゲラ(赤啄木鳥)のことを少し調べて書いてみます。
3月14日も、特にめぼしい鳥もいなくて、A公園内をのんびり散策してると、連日姿を見せてくれたのはアカゲラでした。
古木の高い所で、朽ちかけた枝を一生懸命突っついてます。
木くずを飛ばしながら・・・・さすがに「森の大工さん」といわれるだけことはありそうです。
暫し休憩??
日本ではアカゲラは留鳥として知られ、公園の林などで見かける人気者。鳴き声も「キョッ、キョッ」と、大きな声で鳴くのですぐに分かります。
繁殖期にはよくドラミングをすることでも有名ですが、このドラミング、1秒間に約20回ほどだとか・・・・結構早いですね。
脳震盪でも起こさないかと心配になりますが、以前何度か紹介した通り、キツツキの仲間は脳を守るために特殊な構造をしているので心配は無用。
繁殖期は5~7月ごろで、一夫一妻で繁殖します。成鳥は一度営巣した場所に定住すること多く、生涯、同じ番のままが多いようです。
まれに離婚はあるそうですが、人間社会と同じですね。巣は、古巣を利用することは少なく、毎年、新しい巣穴を掘って営巣する方が多いとか!
面白いのは、アカゲラが巣穴を掘る木は、辺材(幹の外側部分)が硬く、芯材(幹の中心部分)が腐朽などで柔らかくなっている木が多いことです。
その木が巣穴を掘るのに適しているかどうかを判断するために、試掘穴をたくさん掘ることがあるようです。
また、キツツキの仲間の足指は「X」の形になっていて、第4趾(後趾)と尾羽を器用に使いながら垂直の幹を移動することが出来ます。
日向ぼっこ??太い枝に座り込んで動かなくなってしまいました。
撮影位置を変えてみると・・・・・寛いでる様子がよく分かります。
しばらく寛いだ後・・・・さらに高い枝に移動して、そのまま飛び去ってしまいました。見つけてから飛び立つまで10分ほど。
これからもしばらくはこんなアカゲラに遭遇することが多くなりそうです。