「鉄道博物館」第4弾は電車と客車で、今回が「鉄道博物館」シリーズ最終回です。
(解説文は「鉄道博物館」HP掲載文を引用)
たくさん展示されていたのですが、今回はその一部を載せてみたいと思います。
ナデ6110形電車(ナデ6141号電車)(1914(大正3)年製造)
国指定重要文化財・鉄道記念物になってます。片側3ヶ所の乗降扉をもつ木造ボギー電車。
連結・頻繁運転が可能で、都市部での大量高頻度輸送を行なう“高速電車”の草分け。
中央線や山手線で使用されたのち各地の私鉄を渡り歩き、鉄道100年を記念して国鉄大井工場で復元。
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クモハ40形電車(1936(昭和11)年製造)
省線電車の運転区間の拡大により製造された、20m車体に片側3ヶ所の乗降扉をもつ半鋼製車。
車内はロングシートが並び、扉の開閉はが自動化されてスムーズな乗降を実現。
多数が製造され戦前期の標準型通勤電車となり、戦後も1980年代まで使用された。
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クモハ455形電車(455系電車)(1965(昭和40)年製造)
各線を代表する優等列車だった急行を、電車化するために製造された交直流両用電車。
50Hz用で、モーターをパワーアップし、一定の速度で勾配区間を走行できる勾配抑速ブレーキを装備。
ビュフェ車には“そばコーナー”が設けられていた。窓下のテーブルに栓抜きがついてます。
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そのほかに展示されていた電車は下記のとおりです。
ハニフ1形客車(デ963形電車)(1904(明治37)年製造)
クモハ101形電車(101系電車)(1957(昭和32)年製造)
クハ181形電車(181系電車)(1965(昭和40)年製造)
クハ481形電車(485系電車)(1965(昭和40)年製造)
モハ484形電車(485系電車)(1972(昭和47)年製造)
そしていよいよ新幹線の時代です。
21形新幹線電車(0系電車)(1964(昭和39)年製造)
東海道新幹線開業時に投入された新幹線電車(0系)の新大阪方先頭車。
全線立体交差、標準軌の路線で最高速度210km/hでの営業運転を行うため、
全電動車方式と交流電化(交流25kV)を採用し、車体も大型化された。
高速運転による大量輸送を実現させ、高度経済成長を支える大動脈の役割を果たした。
最新の新幹線車両からは考えられないくらいずんぐりした車体が懐かしい。
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東北・上越新幹線用に製造された222形新幹線電車(200系電車)も展示されていましたよ。
411形新幹線電車(400系電車)(1992(平成4)年製造)
奥羽本線の福島~山形間を標準軌に改軌し、東北新幹線から直通運転を行う山形新幹線用車両として登場。
車体は在来線サイズで台車は標準軌用で、電気品や保安装置は新幹線・在来線のどちらにも対応できるようにした。
411形は分割併合装置を持つグリーン車で、東京~福島間では200系やE4系と連結して走行しました。
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E514形新幹線電車(E5系電車モックアップ)
東北新幹線で320km/hの営業運転を行うE5系のモックアップですが、
床下機器、保安装置、業務設備などをのぞき、実車とまったく同様に車両メーカーで製造されました。
新青森方先頭車で、グランクラスの客室も実車同様の内装となっています。
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最後は番外編の客車です。
マイテ39形客車(1930(昭和5)年製造)
当時の国鉄を代表する特急「富士」用の1等展望車として製造。
展望室は外国人の利用を見込んで、純和風の“桃山式”と呼ばれる豪華な内装となる。
戦時中の特急廃止により使用を停止、戦後特急列車復活にあたって再整備され、「へいわ」に使用された。
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豪華な車内です。
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ナハネフ22形客車(20系客車)(1964(昭和39)年製造)
夜行特急「あさかぜ」用に製造された寝台特急用客車。
固定編成されて冷暖房完備で、個室・開放式の2等寝台、3段式の3等寝台、座席車、食堂車などで編成され、
当時としては豪華な設備で“走るホテル”と呼ばれた。
ナハネフ22形は夜行特急をすべて寝台車化されて、後に“ブルートレイン”と呼ばれるようになる。
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車内です。懐かしい~!!
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客車もこのほかにたくさん展示されていました。
展示車両以外にも、体験コーナーやレストランも併設されていおり、機会があればもう一度来てみたいものです。
4回に分けて載せてきましたが、中には乗ったことがある車両もいくつかあったのではないでしょうか。
(解説文と車両が間違ってるところがあればご指摘ください。)