さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

オオスカシバとホシホウジャク

2024年10月26日 | 昆虫

ある日、近所のフェンスに咲くキバナコスモスにホシホウジャクとホシホウジャク4~5匹いるのを見つけました。

翌日、曇りで少し風が強い日でしたが、カメラ持参で再び訪れてみると・・・・

風に揺れるキバナコスモスに纏わりつくように飛び回っています。ホシホウジャクが2匹とオオスカシバ3匹。まずはオオスカシバ(大透翅)から。

風に揺れるキバナコスモスから蜜を吸うのにかなり苦労していて懸命の飛翔。これだけ近づいても逃げる様子はありません。

オオスカシバもホシホウジャクもスズメがの仲間。蛾の仲間なのに昼行性なのも面白いですね。2センチほどの口吻を伸ばして器用に蜜を吸います。

透明の翅を素早くはばたかせてホバリングしたり、直線的に飛ぶ姿はハチドリを思わせますよね。

蛾の仲間なのに、高速での飛行やホバリングなど優れた飛行能力を持っており、生理学や行動学のモデル生物として広く用いられているそうです。

正面からも・・・・

次はホシホウジャク(星蜂雀)です。こちらの方はフェンスの中側に居て、なかなか近くで撮らせてくれませんでした。

オオスカシバに比べて少し地味ですが、行動はほぼ同じ。

飛ぶと後翅のオレンジ色がよく目立ちます。

わずかに咲いてるキバナコスモスに、これだけの数のオオスカシバやホシホウジャクが集まってるのは久しぶりでした。

 

 

 

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ハエトリグモが可愛い??

2024年10月07日 | 昆虫

今回は、ハエトリグモが主人公。苦手な方はスルーしてくださいね。

ある日のこと、ベランダの壁に1匹のハエトリグモがチョコチョコ動き回ってるのを見つけました。

いつも見かけるハエトリグモより2回りくらい体が小さい。 まだ完全に大人になっていないのか??

蜘蛛はエビやカニの仲間と同じように、脱皮しながら大きくなっていくんですよね。

急いで、部屋からマクロレンズを持ち出して撮ってみることにします。(名前を調べてみたのですが、分かりませんでした。)

自身、蜘蛛の仲間は苦手で、触ることもできないのですが、どういうわけかこのハエトリグモの仲間だけは例外なんです。

蜘蛛の仲間の眼は左右4対あり、計8個ですが、ハエトリグモの場合は中側眼が退化的で機能しておらず、実質、眼の数は6個だそうです。

前列に4つの目が、正面を向いて配置しており、前中眼が最も大きく、前側眼はやや小さい。

他の蜘蛛と違うのは、前方の眼(前中眼)が大きくて視力が良く、その視力は人に匹敵する程だとか! すごい視力です。

ハエトリグモの英語名はジャンピング・スパイダー!!名前の通り、ジャンプしてハエなどの虫を捕まえて食べ、クモの巣を張らない蜘蛛。

いろんな角度から撮ってみましたが、小さくて壁をチョロチョロ動くので、撮るのに一苦労です。

ハエトリグモの仲間はクモ類中で最大の種数を抱え、5000種とか6000種とか言われ、日本では105種が確認されてるそうです。

機会があれば、もっと他のハエトリグモも撮ってみたい気もするのですが、見つけるのが大変かな??

 

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チョウトンボ(蝶蜻蛉)も

2024年08月07日 | 昆虫

今やM自然公園の名物になったチョウトンボ(蝶蜻蛉)、今年も水辺周辺でヒラヒラ飛んでます。

蝶のようにヒラヒラと飛ぶことからつけられた名前ですが、縄張り意識が強くて、自分のエリアに侵入してきた仲間を追い払います。

そして、相手を追い払った後、すぐ自分のエリアに戻ってくるので、比較的撮りやすいトンボですね。

翅の面積が広いので見かけより大きく見えますが、全長は3.5~4cmほどで、本州・四国・九州の平地で生息してます。

トリミングしてみましたが、翅の光沢が綺麗です。

それにしてもトンボの仲間は葉っぱの先端が好きですね。

光の具合によって虹色に輝きます。

M自然公園の池は、トンボたちにとって最高の棲み処。この池の周辺では、いろんな種類のトンボが見ることが出来ます。

睡蓮の花は、花期が長く見頃が続いていていて、今月末ころまで楽しめそうです。

猛暑日が続いてる為か、公園は人の姿もなくひっそりしてます。トンボを撮り終えて、久しぶりに池周辺をぐるっと散策してみることにします。

 

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トンボ達は恋の季節

2024年08月05日 | 昆虫

猛暑日が続いて自宅籠りが続く中、7月19日、運動不足解消のため久しぶりにM自然公園へトンボ探しに出かけてみました。

この日、さすがに公園には人の姿は無し。

早速目的のベニイトトンボを探しますが、あちこちに見られるのはアオモンイトトンボ(青紋糸蜻蛉)のカップルばかり。

これだけたくさんのカップルを見かけるのは久しぶりです。左のカップルの雌は異形型のようです。

見つけカップルを手当たり次第に撮ってみますが、どれも完ぺきなハート形には程遠いようです。

 

単体の姿もたくさん見られます。

こちらはベニイトトンボに似てますが、異形型未成熟タイプのアオモンイトトンボです。

ちょっとアップで・・・・体に似合わず大きな目!!

やっと見つけたベニイトトンボ(紅糸蜻蛉)、カップルでしたが、残念ながら雌の方は葉が被って、完全な交尾姿にはなってないようです。

この日のベニイトトンボはこのカップルだけで、年々個体数が激減してるような気がします。何とか繁殖を維持してほしいものです。

トンボに負けず、ヤマトシジミ(大和小灰蝶)のカップルもいましたよ。

次回はこの池にたくさんいるチョウトンボです。

 

 

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晩夏の虫たち

2023年09月12日 | 昆虫

朝晩は大分秋らしくなってきましたね。 しかし昼間は相変わらずの暑さ。フィールドを昼間、歩き回るにはまだ早そうです。

 

そろそろムツバセイボウが現れる頃だと思い、8月25日、9月3日・9日の3日間、K公園に出かけるも成果無し。

毎年ムツバセイボウが姿を見せるポイントには、宿主のドロバチの姿が見えず、これではムツバセイボウがやってこない?

仕方なく周辺の虫たちを撮ることに!!まず姿を見せてくれたのはお馴染みのツバメシジミ(燕小灰蝶)ですが、こちらを向いてくれない!

ヤマトシジミに似てますが、尾状突起が特徴です。

藪の中では、ナガサキアゲハ(長崎揚羽)の雄と雌が絡み合ってます。暗すぎてSSが上がらない。

そのうち雌が止まってくれました。アゲハ蝶の仲間で最も大きい(?)だけあって迫力満点。

元々は南方系に蝶ですが、温暖化のせいか?只今北上中で、関東と方でも最近はよく見かけるようになりました。

葉の裏にひっそりいたのはモンキチョウやモンシロチョウより一回り小さなキタキチョウ(北黄蝶)

スケバハゴロモを期待して探してみたのですが、居たのはアミガサハゴロモ(編笠羽衣)だけ。

羽化した時は緑色の粉でおおわれていてその後、活動するうちに粉が落ちて、黒っぽくなるとか。

オンブバッタ(負飛蝗)です。

蜘蛛の巣も撮ってみましたが、横糸の粘り気のある粘球が虹色に輝いてました。

木道付近を歩いてると、「カヤネズミの巣」の立て札があり、藪の中の先の方をよく見てみると・・・・・小さな巣が・・・・

残念ながら、カヤネズミ(萱鼠・茅鼠)の姿は見えませんでしたが、レッドリストに加えられるほど最近は数が減ってきてるとか・・・・

ここでも繁殖してるんですね。一度姿を見てみたいものです。

以上、特に珍しい虫たちではないのですが、園内はこんな虫たちがいっぱい。 次回は植物編の予定です。

 

 

 

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