久し振りに腰痛が再発して、ここ数日活動停止しているためブログネタがついに切れました。
今回は在庫最後のネタで、久しぶりにクイナ(水鶏・秧鶏・水雉)の登場です。
1月13日、久しぶりにA公園周辺を散策してみました。
相変わらず野鳥の影が薄い状態が続いてましたが、M池周辺では、ベニマシコに加えてアトリやトラツグミが姿を見せ始めたようです。
この日はトラツグミ待ち?それともベニマシコ待ち?、久しぶりに鳥撮りさん達がたくさん集まってました。
人も多そうなので、そのポイントはパスして田圃の水路に向かってみます。
昨年と同じようにヒクイナが入ってることを期待してしばらく散策してみたのですが、姿を見せてくれたのはクイナだけでした。
クイナのことは過去何度か書いてきたのですが、今回改めでクイナのことを少し触れてみたいと思います。
クイナ(水鶏。秧鶏・水雉)
日本では北海道と本州北部で夏鳥として繁殖し、本州中部以南で越冬する漂鳥です。
クイナの仲間は全世界で約130種ほどいるようですが、もともと飛ぶのが苦手な鳥で、中には全く飛べないものもいます。
(日本で飛べない鳥として有名なのは、沖縄本島北部の山原(やんばる)地域に住む絶滅危惧種のヤンバルクイナですね。)
クイナは警戒心が強く、半夜行性で日中は藪に潜んでいることが多く、明るい場所へはなかなか出てきてくれません。
日本では古くから親しまれてきた鳥で、古典文学にもたびたび登場し、「夏は来ぬ」という歌にも出て来るほど身近な鳥です。
本州中部以南では冬鳥のはずなのに、「夏は来ぬ」では夏鳥として歌われてるのも不思議ですね。(本州北部地方の歌?)
「夏は来ぬ」の歌詞(4番と5番)
4番:楝(おうち)散る 川辺(かわべ)の宿の門(かど)遠く 水鶏(くいな)声して 夕月すずしき 夏は来ぬ
5番:五月闇(さつきやみ) 蛍飛び交い水鶏(くいな)鳴き 卯の花咲きて早苗(さなえ)植えわたす 夏は来ぬ
姿を見せてくれたのはほんの一瞬だけ、相変わらず警戒心が強いクイナでしたが、今ここには2羽いるようです。
後ろ姿も!尾っぽを上下しながら警戒心を怠りません。
クイナを撮り終えて、駐車場に戻る際、鳥撮りさん達が集まってる場所を再び覗いてみたのですが、人がさらに増えてます。
やはりどこも冬鳥の数は少なそうですね。