さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

キクイタダキ(菊戴)との出会い

2020年01月29日 | 野鳥
1月20日午前中、久しぶりに沼の様子を見に行くつもりで出かけるも、道路工事のため渋滞に会い、急遽コースを変更。
学生時代の友人M君がよく散歩をするという公園に・・・・・もしかするとM君に会えるかと期待しながら・・・・・
この公園の周辺は、雑木林が広がっていて、数年前、ぶらりと立ち寄って、エナガやヤマガラの写真を撮ったことがあります。

いつものように、ミラーレス望遠(ニコン1V3・70-300ミリ(35ミリ換算:約190-810))を持って、散策です。
途中、杉の木の下に鳥撮りさんが二人・・・・・・近づいてみると・・・・・・キクイタダキです。
しかし、暗い・逆光・動きが早い・・・・・軽いミラーレスでも、手持ち撮影では厳しそうです。
車まで、デジイチを取りに戻ろうかとも思ったのですが、その間、飛び去ってしまうかもしれず・・・・諦めて、そのまま撮影開始!! 
ISO:1600(ISOは12800まだ可能なのですがノイズがひどいので)、SS:1/50~1/250
幸い、キクイタダキは近くまで下りてきてくれるので、距離は届きそうです。


SS:1/250でこんな調子です。


キクイタダキと初めての出会いは、今から10数年前でしょうか。 鳥撮りを初めて、その面白さに興味を惹かれ始めた頃です。
それまで、日本を代表する小さな鳥のうち、エナガやミソサザイには会っていたのですが、キクイタダキは初めてした。
初めて会ったその時は、「日本には、こんな可愛い鳥がいるんだ!」・・・なんて驚いたものです。


キクイタダキ(菊戴)
日本では、ミソサザイやエナガとともに、最も小さい鳥の一つで、体重は平均5gほど。(ミソサザイ:平均9gほど エナガ:平均7gほど)
北海道と本州中部以北(留鳥または漂鳥)で繁殖し、本州中部以南の西日本では、一部が越冬のために飛来するため、冬鳥扱いです。
春~夏、針葉樹林に生息し、秋に低地や暖地に降りてきて、冬には針葉樹の多い公園や里山などでも見られるため、冬の鳥だと勘違いしてしまいますね。
頭の上に菊の花を戴いたように見えるから、この名前が付けられましたが、雌雄同色で、雄は、頭頂の黄色い部分の中央の内側に赤い班があります。
頭頂部を注意しながら雄を探してみますが、なかなか菊の花を開いてくれません。


この子の後ろ姿の頭に、赤い班がかすかに・・・・・・・・ブレブレ写真ですが、トリミングしてみました。


目線の高さで姿を見せてくれたのに・・・・



上下左右、変芸自在、ただひたすら連射で撮るが、歩留まりは悪いですね。相変わらず手ごわい相手です。





この日相手になってくれたキクちゃんは、4~5羽。30分ほど楽しませてくれました。
場所柄、午後の方が光の具合が良さそうなので、後日、機会があればもう一度来てみたいものです。
キクイタダキが去って、その場で画像チェックしてると、足元の藪の中から、青い鳥の声が・・・・続く!!



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五目撮り?

2020年01月26日 | 野鳥
1月14日、K自然観察公園に、ルリビタキやアリスイ・ミソサザイ・ベニマシコなどが入り始めたようなので、出かけてみました。
この公園は探鳥ポイントとしても有名なのですが、最近、入る種類は多いものの、数が少なく、成果も運で左右されるようです。
池では、コガモなどの姿はなく、マガモがのんびりと泳いでます。


ここのアオジは、いつもフレンドリー!! なぜか、すぐ近くまで寄っても逃げません。


頭上の枝には、シメが・・・・・


目線の枝にはジョビ子さんが・・・・


足元にはヤマガラが・・・・どの子もフレンドリー!!


ちょっとまぬけ(?)な正面顔


肝心のミソサザイは・・・・・時々、鳴き声が聞こえますが、姿を見せてくれたのは1回だけ。しかも一瞬でした。
アリスイポイントでは、その声も聞こえません。仕方なく、青い鳥と赤い鳥を探して、園内を散策することにします。
カシラダカも今冬は少ないのか、遠くの枝に止まる数羽を見つけただけでした。


木道で、面白いカップル(?)を見つけましたよ。セグロセキレイとキセキレイです。


キセキレイはまだ若い個体のようですが、お尻フリフリ愛嬌たっぷり!!



セグロセキレイも、キセキレイを嫌がる風もなく、暖かい日差しを浴びて、楽しそうです。


おまけは・・・・・・お馴染みのシジュウカラの背中の模様でもお楽しみください。


結果、ルリビタキの姿は確認できず、ベニマシコの鳴き声を確認できただけで、青い鳥と赤い鳥はお預けの半日でした。



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ハヤブサ?オオタカ?ハイタカ??

2020年01月24日 | 野鳥
アカエリカイツブリを撮りながら、池を見渡しても、期待のチュウヒやミサゴが飛ぶ姿も見えず、この日は諦めか!!
すぐ近くにホオジロがやってきます。久しぶりにカメラを向けてみます。たまには撮ってあげないとね。



・・・・・と、その時・・・・・水面近くを1羽の猛禽が・・・・・慌ててカメラを振りますが、ボケボケ写真。
ハヤブサ??オオタカ??ハイタカ??
この近くでは、鉄塔に止まるハヤブサの姿をよく見かけるので、ハヤブサかと思っていたのですが、写真を確認すると、
ハヤブサの特徴である、顔の髭状の模様が確認できません。(ボケボケなので明確ではないのですが、下の等倍写真を見てください)
しかも眉班がはっきり確認でいるので、少なくともハヤブサではなさそうです。
・・・・とすればオオタカかハイタカということになるのですが、腹部は褐色で横斑があります。(オオタカの若鳥は褐色で縦班)
しからば、消去法で、ハイタカの雌かジュニア? 


ボケボケ写真を等倍で切り取ってみましたが、いかがでしょう??間違ってたらご指摘くださいね。


翼を下に向けた状態ですが、光線の具合か、腹部が褐色ではなく、白っぽい横班のように見えます。もしかすると、オオタカ??
頭の中がこんがらがってきました。果たしてどちらでしょう????



この池の周辺には、毎年ベニマシコの姿も多く見ることができますが、この日、雄は姿を見せてくれませんでした。



近くの川では、オオバンの群れが・・・・・・4~50羽くらいいるでしょうか。なぜかこの周辺には毎年オオバンがたくさんやってきます。


残念ながら、この日の目的であるチュウヒやミサゴの姿は見れませんでした。
後日、機会があれば、もう一度行ってみたいと思います。


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アカエリカイツブリ(赤襟鳰)など

2020年01月22日 | 野鳥
1月11日、久しぶりに調整池に出かけてみました。
ほぼ1年ぶりでしょうか。空はどんより曇って、肌寒い一日でした。
今回はいつものコースではなく、逆回りで、鳥撮りさんたちがよく集まる水門付近に向かって歩きます。
水門付近では、昨年から長逗留してるアカエリカイツブリがすぐそばまでやってきました。


色はあまり出ませんが、左右と正面姿です。黒い目が出てくれない!!
アカエリカイツブリ(赤襟鳰)
カイツブリの仲間で、日本では冬に冬鳥として九州以北に飛来しますが、北海道では繁殖もします。
冬羽では、名前の由来である首の赤褐色は見ることはできず、地味な色をしてます。
基部が黄色いとがった嘴が特徴ですね。 埼玉県では、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。


日本で見れるカイツブリの仲間は、カイツブリ・ハジロカイツブリ・ミミカイツブリ・アカエリカイツブリ・カンムリカイツブリの5種類ですが、
一番小さなカイツブリは1年中見れるお馴染みさんですよね。アカエリカイツブリは、その中でも大きい方です。
カイツブリが全長25~7センチに対して、アカエリカイツブリは、45センチ前後ですから、大分大きいですね。
いずれも、潜水の上手な潜水ガモの仲間ですが、以前にも書いたように、彼ら潜水ガモの特徴は、脚が体の後ろの方についてることです。
これは潜水にはとっても都合が良くて、スクリューのような役目を果たしてくれますが、陸上歩行には向いてないんです。


この池で見れる2番目のカイツブリの仲間は、ハジロカイツブリ(羽白鳰)です。
赤い目とちょっと上に反った嘴が特徴の冬鳥で、群で追い込み漁をすることが知られてます。
このハジロカイツブリも、別の種類かと思うほど、冬の衣装と夏の衣装が全く異なります。
この池では見れませんが、同じ仲間のミミカイツブリとよく似ていますね。





そして、もう一つのカイツブリの仲間が、カンムリカイツブリ(冠鳰)です。
カンムリカイツブリについては、詳しく書きませんが、カイツブリの仲間の中では一番大きいでしょうか。
やはり、他の仲間と同じように、冬と夏に衣替えをしますね。



この池では、日本で見れるカイツブリの仲間5種類のうち、含めて4種類がいることになります。(今回はカイツブリの写真は載せてませんが・・・)
この池も、年々渡来する水鳥が増えてきてるようで、お馴染みのカモたちに加えてミコアイサやハクチョウなど、多彩になってきたようです。

・・・・・・・・・・・・・続く!
*最近、野鳥を小さく撮ることが多くて見難いので、今回は掲載写真をいつもより少し大きくしてみました。


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ハシビロガモ災難

2020年01月19日 | 野鳥
沼をグルっと一周して、再びオオハシシギがいる場所に戻ってくると、ユリカモメの集団がいます。


のんびり眺めてると・・・・突然、ユリカモメが4~5羽、1羽のハシビロガモを追いかけ始めます。


逃げる方も必死!! いったん落ち着いたかと思いきや、2羽のユリカモメが、さらに執拗に追い立てます。


グルっと旋回して、こちらの方に向かってきたハシビロガモ、口に何かを咥えてます。小魚??
ユリカモメは、これを奪おうとしていたみたいですね。 もちろん、ハシビロガモは必死に逃げます。




もうついてこないか??・・・・・まだ!まだ!・・・・・追うユリカモメも必死??


最終的には、水面の上を2周して、やっとユリカモメも諦めたようです。
逃げていたのはこの子。 餌を横取りされずにホッとしたのか、すぐ近くまでやってきました。

ハシビロガモの名前は、上嘴の先端が大きく平たくなってるため、「嘴(はし)が広いカモ」ということで付けらてたそうです。
英名は「Shoveler」!!土を掘るシャベル(スコップ)という意味ですが、こちらの方がシックリくるかもしれませんね。
さらに、面白いのは、この特徴のある嘴の上下には細かい櫛状の突起が付いていて、プランクトンなどを濾しとる役目をしています。
ハシビロガモの集団が、並んで口先だけを水面につけてバシャバシャと移動してるところをよく見かけますね。
これは、水中のプランクトンを捕るための行動なんです。
そのためか、このハシビロガモは、清流の川などより、プランクトンが多い淀んで濁った池や沼の方が好きみたいです。


2日の日に見つけたホオジロガモは、この日は見つかりませんでした。
代わりにいたのは、この沼ではあまり見かけないキンクロハジロが1羽。(笑)



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