さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

武蔵野丘陵森林公園のレンゲショウマ2018

2018年07月28日 | 
台風12号が、迫ってきました。こちら埼玉でも、午後から時折激しい雨が降るようになってきました。
今までとは全く違うコースを迷走してますが、このままでは東海地方に上陸か??
その後のコースが心配ですね。大雨被害のあったところが心配です。

酷暑が続いていた7月20日、この日は曇り予想だったので、思い切って武蔵丘陵森林公園に出かけてみます。
出来るだけ暑さを避けるために、午前9時30分、開園と同時に入場。
この日の予定は、「野草コース」のレンゲショウマと、「ヤマユリの小路」に咲くヤマユリです。
まずは「野草コース」に咲くレンゲショウマからです。
ここのレンゲショウマ、今まで何度も登場させているのでお馴染みなのですが、酷暑の中の撮影は初めて!!


ここは例年やぶ蚊が多く悩ませられるため、蚊よけスプレーと、首に巻くタオルが必須ですが、今年は蚊が・・・・いない??
蚊は暑さには弱いとのことですが、周辺の下草も刈られてるせいでしょうか、今回は、それほど蚊に悩まされるとはありませんでした。
ちょうど見頃のレンゲショウマ、まだ蕾もたくさんついてました。



レンゲショウマ(蓮華升麻)
下から見たとき、花が蓮に、葉がサラシナショウマ(晒菜升麻)に似ているので、レンゲショウマ(蓮華升麻)の名がつけられたそうです。
キンポウゲ科の花で、日本固有の1属1種の多年草。 「森の妖精」と呼ばれてます。
自生地としては、東京都の奥多摩にある御岳山が有名ですが、ここ武蔵野丘陵森林公園でも、毎年少しずつ増えてるような気がします。



蕾が開き始めた時と完全に花が開いた時では、少し趣が違いますね。



見方によっては妖精のようにも見えるし、UFOのようにも見える不思議な花です。


このまま7月末ごろまで楽しめるのでしょうか??

入園した頃には曇っていた空も、いつの間にか日が射し始め、またまた強烈な暑さが襲ってきます。
この後、「ヤマユリの小路」まで、行くかどうか迷ったのですが・・・・・続く!!


*ココログブログのブロ友さんへ
7月29日午前8時現在、ココログコメントが出来なくなっています。ココログの「SSL化」対応の関係かもしれません。
コメントができないだけで、ブログは閲覧できてます。回復次第コメントしますね。




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沼も暑い!!

2018年07月25日 | 
7月23日の埼玉県熊谷市の気温が41.1度、日本新記録が、再び四万十から熊谷に・・・・・
埼玉県人として、複雑な気持ちですが、強烈な暑さです。
わが町さいたま市から熊谷まで、直線で約34km、この日はさいたま市も38.5度で、最悪!
(この日の午後1時ごろ、車の外気温度計は42度を示してました。)
北半球を中心に発生してる異常気象、やはり地球温暖化による影響に間違いなさそうですが、この先、人類の知恵で対応可能なのでしょうか??
先人の知恵だけでは対策が難しそうですね。



さて、こんな酷暑が続くとフィールドに出ることもままならず・・・・・ブログネタも途切れがち!! 
今回も7月初めの在庫から、I沼の様子を載せてみます。
一時は姿を見せてくれたセイタカシギたちも、いつの間にか居なくなって寂しくなった沼ですが、古代ハスが綺麗に咲いてます。
残念なことに、この沼は周囲に遮蔽物がないため、せっかく咲いた花も、風の影響で、すぐにこんな風に形が崩れてしまいます。


日差しから逃れるように隠れて咲く花も暑そうです。


そろそろ見頃もピークを過ぎて、こんな花もあちこちで見られるようになりました。


前回に続いて古代蓮なので、モノクロ調の古代ハスにしてみました。


葉の上に溜まった水玉も綺麗でした。


倒れた茎も風情(?)があります。


一輪だけ咲き終わった古代ハスと朽ちた葉。



この沼でもカワセミの姿が見れるので、本来ならハスにカワセミでも狙いたいのですが・・・・・ハストンボで我慢です。ヽ(^o^)丿



強い日差しの中で、朽ちかけた杭に、しっかりと根を張ろうとしてる逞しい植物。


水位もまだまだ高いためか、今この沼で見れるのはサギの仲間とカワウだけ!
酷暑が収まるころには、やって来てほしいのですが、果たして。
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古代のロマン・行田蓮2018

2018年07月22日 | 
暑い!暑い!と、エアコンの効いたところばかりに居ずに、たまにはフィールドに出てみたいものの・・・・・この酷暑では、とても無理!!
今回は、下書きしたまま残っていた行田蓮の続きです。

いろんな種類のハスの花を見た後は、少し奥にある行田蓮の池に行ってみます。
途中、少し小雨がパラついてきたので、急ぎ足で一回り!!


古代ハスで有名なのは、大賀蓮とこの行田蓮だそうですが、発見された場所が違うだけでしょうか?
今や、その種子が全国に配布されて、あちこちで古代ハスの花を見ることができるようになりました。



蕾も可愛いですよ。蕾の中ものぞいてみました。 中から蓮太郎(?)が生まれてきそうです。




この日は、あいにくの曇り時々雨の空模様。 ハスの花の色は鮮やかに出ますが、青空バックのハスの花は望めません。




ミツバチ、ぶんぶん!



途中、大粒の雨が降りだしたため、あわてて撤収。
今回は、展望台には上がらず、そのまま帰宅します。


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市民の森「リスの家」に出かけてみよう!

2018年07月19日 | 見学
ついに40度越えの地域が出た今年の夏、まだまだこの暑さが続きそうですね。
連日、このような日が続くと、さすがにフィールドに出る訳にもいかず、かといって山に遠征する気も無く・・・・・
涼を求めて、近くのショッピングセンターやデパート通いも、そろそろ飽きてきた昨今。
ブログネタも底がつきそうです。 そんなわけで、今回も6月の在庫からです。

さいたま市「市民の森」の一角に、「リスの家」があります。
以前、行ってみたことはあるのですが、今回、たまたま近くを通ったので、久しぶりに訪れてみました。


ここでは、大きなゲージの中で、約250匹のシマリスが放し飼いにされていて、子供たちだけでなく、大人にも人気の場所。
しかも入場料は無料ですから、有難い!!


園内では、小さなシマリスが、あちこちで姿を見せてくれます。時には、突然足元を横切っていくこともあり、こちらの方がビックリです。


よく見ると、シマリスにも、リス相(?)があるようで、顔が微妙に違っていて、表情も豊かです。


ところで、日本に住んでいる野生のリスは、固有種が3種、外来種が3種の計6種類だそうです。
他の動植物と同じように、リスの世界でも、繁殖力の強い外来種が、各地で問題になってるようですよ。
日本固有種は、ニホンリス(ホンドリス)、エゾリス、エゾシマリスです。
外来種は、チョウセンシマリス、キタリス、タイワンリスですが、いずれも、人間によって持ち込まれたものでしょうね。


一口にシマリスと云っても、日本固有種はエゾシマリスという亜種が北海道に分布してるだけで、飼育することが禁止されています。
ペットとして流通しているのは、朝鮮に棲息するチョウセンシマリスか、中国に住むチュウゴクシマリスという亜種だそうです。
(最近ではチョウセンシマリスも輸入が禁止されている)
半地上性のリスで、巣は地面に穴を掘って作る。秋になると、大量の木の実や種子を巣の中に蓄え冬眠します。
ここにいるのはチョウセンシマリス?チュウゴクシマリス??(尾っぽの縞模様の具合から、チュウゴクシマリスか?)

この子は、盛んに土を掘り返してます。人が近づいてもお構いなし。去年蓄えた餌を探してるのか?今年蓄える場所を探してるのか???


花をバックに撮ってみました。チョロチョロ動きまわるため、なかなかいい位置に来てくれません。


やっといい位置に、来てくれたこの子は、ここで休息するつもりなのか、しばらく居てくれました。


反対側にまわりこんでも、動く気配は無く・・・・・そのうちに・・・・・



この子は、ストレッチ体操中???


ナッツで、ほっぺがパンパンです。幾つくらい含むことができるのでしょ!!


このシマリス達、この暑さの中で、今頃どうしてるのか心配になってきますね。

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「オオムラサキの里」へオオムラサキを見に行く

2018年07月16日 | 昆虫
このところの暑さ、異常な状態が続いてますね。お互い熱中症には気を付けましょう!!
これだけ暑いと、どこに出かけるのも億劫で、家に閉じこもってしまいそうです。
今回は、6月の在庫から、オオムラサキの様子を載せてみたいと思います。

6月29日、そろそろオオムラサキの羽化が始まるころ、久しぶりに嵐山町の「オオムラサキの森」に出かけてみました。
現地に到着したのが午前9時前、「オオムラサキの森、活動センター」の駐車場に車を止め、早速、林の中へ・・・・
いつもの樹液が出てる樹に、居ましたよ!!
まずは2頭のオオムラサキが、餌場の場所取り合戦からです。左の個体が、折角確保した場所を取られまいと頑張ってます。




オオムラサキ(大紫)
タテハチョウ科に分類されるチョウで、昭和32年(1957年)日本昆虫学会で「国蝶」に選定されました。
日本に分布するタテハチョウ科の中では最大と云われていましたが、
その後、マダラチョウ亜科もタテハチョウ科に含まれたため、今は、オオゴマダラが最大と云われています。
でも、沖縄を除いた地域では、まだ最大級の蝶に間違いないですね。
以前は、雑木林で、よく見られたオオムラサキも、環境の変化で、最近は数が減っています。
環境庁では自然環境を測定する目安になる指標昆虫の一つにオオムラサキを選んでいますが、各地でも保護活動が始まっています。
ここ嵐山町周辺でも、雑木林を残すなどして、保護活動が盛んで、毎年7月には、たくさんのオオムラサキが放蝶されています。
ここ「活動センター」でも、毎年30~50頭程度のオオムラサキが放蝶されてるとのことです。



この周辺の雑木林では、毎年シジミチョウの仲間もたくさん見られるようですが、時期的には遅くて、この日は何も見つかりません。
ノアザミ(?)とノカンゾウが咲いてますが、ノカンゾウは、時期的には少し遅かったようです。



道を歩くと、あちこちにハグロトンボがいます。まるで、道案内をしてくれてるようです。


周辺を一周した後、再度樹液のポイントを覗いてみると、相変わらず、数頭のオオムラサキが集まってますが、すべて雄ばかり。


活動センターに戻って、管理人さんに、雌の情報を聞いてみると・・・・・
今朝羽化した雌が、まだ居るはずですよ!!とのこと。
管理棟の周辺には、食樹のエノキがあり、幼虫がネットで守られてるのですが、そのうちの1頭が今朝、羽化して残っていたようです。
早速行ってみると、まだ飛び立たずにいてくれました。


暫く待ってみましたが、飛び立つ様子も無く、翅もなかなか開いてくれません。


少し近づいて、マクロレンズで撮ったものをトリミングしてみました。
なかなかの美人さんでしょう!!羽化したばかりで、綺麗です。一瞬だけ翅を広げたのですが、すぐに閉じてしまいました。


実は、このオオムラサキ、雄の方が、雌より約10日ばかり早く成虫になるため、6月下旬から見ることができます。
管理人さん曰く、「今まではほとんど雄のため、雑木林では、雄ばかり」なのだそうです。
女の子たちは、少し遅れて、彼氏探しに飛び立つんですね。




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