毎年クリスマスの食事とデザートの間に楽しむ映画上映会。今年はアマゾンプライムビデオで、ロブ・ライナー監督のこの作品を見ました。
どこかで聞いたタイトルだと思ったら、ロブ・ライナー監督作品にやたらと ”最高の人生の” という邦題がつけられているのですね。
最高の人生の見つけ方 The Bucket List 2007
最高の人生のはじめ方 The magic of Belle Isle 2012
最高の人生のつくり方 And So It Goes 2014
ごていねいに文字数までそろえていますが、シリーズものじゃないのに監督に失礼ですよね。本作は日本では劇場公開されなかったようですが、とてもよかった！ 自分探しで迷走気味？の私の心に響くセリフや、共感できる場面がたくさんありました。クリスマスにぴったりのハートウォーミングな作品でした。
オーレン(マイケル・ダグラス)は、年を重ねて偏屈になった敏腕不動産ディーラー。亡き妻との思い出の家を売りに出していて、今は自分が所有する４世帯の集合住宅で暮らしています。隣の部屋に住むリア(ダイアン・キートン)は地元のレストランで歌う歌手ですが、ステージに上がるたびに亡き夫のことを思い出して泣き出してしまいます。
ある時、音信不通だったオーレンの息子が上司の不始末から刑務所に入ることになり、その間９歳の娘サラを預かって欲しいとオーレンのところに連れてきます。途方に暮れるオーレンを見かねたリアが、サラの世話を手伝うようになり...。
ストーリー展開はなんとなく読めますが、ベテラン俳優２人の演技がナチュラルで、最後まで安心して楽しめました。マイケル・ダグラス演じるオーレンはわがままな頑固じじいといった役どころですが、おしゃれで洗練されていてほんとうにかっこいい。ダイアン・キートンもお茶目でかわいらしくて、とってもチャーミングでした。
そして舞台となるコネチカットの住宅街と水辺の風景のなんて美しいこと！ 私はニューイングランド地方が大好きなので、冒頭からハートを射抜かれました。オーレンがセカンドハウスをバーモントに持っているという設定もしびれます。
レトロな音楽も映画の雰囲気に合ってよかったです。オープニングと、サラが作ったショートフィルムに流れるのはジュディ・コリンズの青春の光と影(Both Sides, Now)。夫との思い出ではなく、自分自身について語り始めたリアがステージで歌ったのは The Shadow of Your Smile。映画「いそしぎ」のテーマ曲ですが、映画も歌も大好きです。
デザートの合間に観るホームビデオ、もうそれこそが素敵な映画のようですね☆
そしてお二人のクリスマスにはぴったりの映画！
私は未見ですが、「最高の～」は原題は全く違うのですね？ほんと失礼な話・・・（爆）
自分探しに瞑想中なのですか？？セレンさんにかぎってそんなこと・・・
実は私も相当迷走中です。５０にして迷ってます…
幸せは誰にでも降り立って来るもの。昨日とはがらりと変わる世界があったとしたら。それが、本作ではどう構成されているのか分かりませんが、老後のバカンスでしょうか。
幸せを追うって、働く事が大好きな人は、現役で居る事が生きる悦びでしょう。セカンドライフというのは、現役時代が狗の如くの使役であったならば、忘れる事が出来る転換点ですが、頑張った人、成功者は現役時代の経験も思い出も人脈も続くのでしょう。何が幸せなのか、を考える時間って現役にこそ大切と思います。セカンドライフにも、趣味の探索や人脈の繋ぎとか、準備が必要でしょうから。
我が青春に悔いなしと言えるようになりたいですね。
ロブ・ライナー監督の映画は、温かくて好きなのですが
これもすてきな作品でしたよ。
”最高の人生の”の３作品、どれもシニアが主人公の
ハートウォーミングなお話という共通点はあるものの
日本語タイトルはいかにも安っぽくてげんなりしてしまいます。
映画の小粋な雰囲気に全然マッチしていないんですよね。
まだ～むさんも迷走中ですか。
これからの人生について、いろいろ悩むお年頃ですよね。
”最高の人生の”の３作品は、どれもシニアが主人公の
ハートウォーミングなヒューマンドラマという共通点はあるものの
没個性の安っぽいタイトルにげんなりしてしまいます。
話は少々それますが、ロマンティックコメディも、子供向け映画も
邦題になるととたんにダサくなりますよね。
いっそのこと原題のままでいいのでは？と思います。
いくつになっても、今が一番幸せ、今が一番輝いている
と言える人生でありたいですね。
毎年恒例のクリスマス映画鑑賞、今回は大人向けの素敵な作品をチョイスされましたね！
ロブ・ライナーだったら、楽しく笑いながら鑑賞できた事と思います。それとキャストも魅力的ですね。
Ｍ・ダグラスが敏腕不動産ディーラーと言うと、何となく「ウォール・ストリート」のゲッコー（投資家ですが）を思い出しちゃいます。（笑）その分、このハートウォーミングなドラマを堪能できそうです。
「最高の人生」問題ですが、スティーブン・セガールの映画は９０％くらいが、「沈黙の～」っていうタイトルなので、３作くらいならまだまだ大丈夫です。
そうなんです。今年は、息子もいないし
ちょっぴり大人の作品をセレクトしてみました。
主演の２人が魅力的で、前向きになれるすてきな作品でした。
マイケル・ダグラス、ウォール・ストリートのアクの強さが
ほどよくマイルドになって、すてきな紳士になっていました。^^
スティーブン・セガール！ フィルモグラフィをチェックしたら
ほんとうにみごとに「沈黙の～」ばかりですね～！
３作くらいでぷんぷんしていてはいけませんね。^^;