NETFLIXで見た４作品です。
私の居場所の見つけ方 (All We Had) 2016
トム・クルーズの元妻ケイティ・ホームズの初監督・主演作品です。
ケイティといえば、かつては娘のスリちゃんといっしょにおでかけしているところを連日のようにパパラッチされていたことを思い出しますが、最近の様子を知らなかったので、久しぶりに映画を見たいと思いました。
ケイティが演じるリタは、次から次と恋人の家に転がり込んでは捨てられて、を繰り返している恋多きシングルマザー。私は、映画「フロリダ・プロジェクト」を思い出しました。
フロリダ・プロジェクトと違うのは、一文無しになったリタが理解あるダイナーのオーナーに出会い、住み込みで働かせてもらえるところ。最後には誠実なパートナーに出会えるところ、でしょうか。
リタのキャラクターにはなかなか共感できなかったですが、冒頭でお金がないために自力で虫歯を抜かざるを得なかったリタが、最後には虫歯を治療してくれる優しい歯科医の伴侶を得た、という展開にストーリーの遊び心を感じました。
ファミリー・アフェア (A Family Affair) 2024
ニコール・キッドマンとザック・エフロンの、ロマンティック・コメディです。
夫を亡くした作家のブルック (キッドマン) が、映画俳優のクリス (エフロン) と恋に落ちるという物語。ブルックの娘ザラは、クリスのアシスタントを務めていて、クリスの我儘にいつも振り回されています。
ブルックとクリスはかなり年の差がありますがが、ニコールは若々しくて美しいし、エフロンは実年齢よりも落ち着いて見えるので、それほど違和感はなかったです。でもこれは、ニコールだから成立するストーリーですね。^^;
私はブルックよりも、無茶ぶり上司のクリスに振り回される、ザラに共感しながら見ていました。そういえば、ザラがクリスに腹を立てた時に「sayonara!」と捨て台詞を言う場面があって「おっ！」と思いました。（過去記事参照）
クリスマス休暇をブルックの実家ですごす場面もよかったです。（その後ちょっとした修羅場がありますが） アメリカ映画に出てくるクリスマスの場面が好きなのです。^^
カジノ (Casino) 1995
マーティン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ主演のマフィア映画です。
デ・ニーロの他、スコセッシ監督のマフィア映画には欠かせないジョー・ペシが共演といえば、おもしろくないわけがない。美しくてゴージャスなシャロン・ストーンが、デ・ニーロの妻を演じています。
スコセッシ監督の「グッドフェローズ」や「アイリッシュマン」を彷彿とさせる、1970～80年代にラスベガスのカジノで暗躍していたマフィアたちを描いた、実話に基づく物語です。
ストーリーがテンポがよく展開し、飽きさせない。きらびやかなカジノの裏側で動く現金の扱いがあまりに軽く、まるでおもちゃのお金をやりとりしているようでした。あまりに現実離れしていて、エンターテイメントとして楽しめました。
マフィア映画なので、エグい暴力シーンもところどころにありますが、その度にクッションで顔を隠しながら乗り切りました。^^
縞模様のパジャマの少年 (The Boy in the Striped Pajamas) 2008
公開時に気になっていた作品ですが、どういう結末なのか想像できたので、これまで見る勇気を持てずにいました。たしかに結末は予想通りではあったものの、主人公の少年ブルーノ (エイサ・バターフィールド) の目を通して描かれているので
直接暴力を描いた場面はほとんどなく、強制収容所の中が登場するのも最後の最後。でもそれゆえに、鮮烈な印象が残りました。哀しい物語ではありますが、映像が儚く美しく、少年たちの友情が美しく、心を震わせられました。
気になったのは、どうして母親はブルーノから目を離すのだろうということ。特殊な環境ですし、好奇心旺盛で冒険好きの少年なのだから、ふだんから母親かお手伝いさんがブルーノをしっかり見守っているべきだった。
それから、子どもでもあんなに簡単に穴が掘れるのだから、とっくに何人もの人が逃げ出せたのではないかしら、とちょっと思いました。
引越しの日のブルーノは、白いシャツにニットのベストをきちんと着て、これまで一番というくらいかわいかったので、友だちを助けるためとはいえ、あんなにみすぼらしいパジャマを着ようとするだろうか？とも思いました。
それでもそれらすべてを差し引いても、心に残る作品でした。
縞模様の～だけ、以前見ています。
ショッキングで印象に凄く残る作品だったのに、細かい部分を殆ど忘れてしまって、的を得たコメントが書けなくて残念です。
（ママが不注意っぽかったり、周りの事しっかり見えてないのか？ などの部分が思い出せない）
でも、せっかくなので、コメント残していきます。
リンクに私の感想のアドレス入れさせて頂きました。
今、この映画を検索してみたら、少年たち(当時）が今では大人になっている写真が出て来たので、年月が経ったのを実感しました。
「縞模様の〜」は私の中でベスト10に入る作品です。スマホからなのでリンク貼れなくて…
私は「関心領域」に出てきた家族が思い浮かびました。今思えば、この家族は自分たちの事ばかりでフェンスの向こうの事に興味が無い（無いものとしてる）んです。それで、子供の無邪気な冒険の先に潜む危険には思いが及ばなかったんじゃないかな…
縞模様～、ご覧になられているのですね。
公開時に私も気になってはいたのですが、なんとなく結末が想像できて、辛い作品だと思ったので避けてしまいました。
でも想像以上にすばらしい作品でした。子どもの目を通して描かれていたので、暴力とかも直接目に触れることがなく、ほとんどがブルーノの家族が住むお屋敷の中だったので、辛くならずに見れたのかもしれません。
反戦映画というよりは、ドラマ的というか、ややエンタメ寄りだったようにも思います。
latifaさんの感想も楽しみです♪
エイサくんは、ヒューゴの不思議な説明、僕と世界の方程式、と見ていますが、この映画の影響か、おとなしくて繊細な男の子、というイメージでした。
今の写真を見たら、すっかり大人になっていて、私もびっくりしました！
また何かの作品で再会したいです。
まだ～むさんも縞模様～ご覧になられているのですね。
後で記事を探してみますね。
関心領域、なるほど、想像するに、似ている作品という気がします。
母親は、心の中では、ナチスのやっていることは間違っていると思っていますが、夫がナチスの高官だし、さからえないことはわかっている。だから、見ないこと、知らないことにしているのではないか、と思います。
そしておそらく、私もこの立場にいたら、自分の身を守るために、同じことをしていただろうな、と思います。
セレンさん、いろんなジャンルの作品をご覧になったんですね～♪
ケイティ、初監督作品なんですね。20代の彼女が出演してた「エイプリルの七面鳥」が大好きです。
40代になった彼女の作品、観てみたいです。
「ファミリーアフェア」ニコール・キッドマンとザック・エフロンのロマンス♡年の差はあってもニコールなので全然大丈夫そう(*^-^*)
「カジノ」重たい作品かな？と思ったらエンターテイメントでしたか～！！暴力シーンをクッションで乗り切るセレンさん！！私もホラーの時、よくやります（笑）
「縞模様のパジャマの少年」は、いい作品と聞いているのですが・・・勇気がなくて観てないんですよ～。
予想しているよりは辛いシーンは少ないのかしら？いつか勇気を出して観たいです。
今回まとめて記事にした映画は、時代もジャンルもバラバラでバラエティに富んだ（ごちゃまぜともいう）組合せになりました。
ケイティ、女優さんとしては実はあまり知らなくて、トムと結婚してから、いつも何かとパパラッチされていて、ご苦労が多いだろうな...と気の毒に思っていました。
この作品はすごくよかった、というわけではないのですが、彼女の近況が知れてうれしかったです。
「エイプリルの七面鳥」タイトルからして惹かれます。見つけたら是非見たいです！
「ファミリーアフェア」は軽く楽しめる作品でした。
ニコールは相変わらず美しかったですが、娘役の女優さんが新鮮で魅力的でした。
「カジノ」はマフィア映画好きの私にはとっても楽しめました。
スコセッシ、デニーロ、ジョン・ペシ、勝手知ったる間柄といった感じで安心して見ていられました。
シャロン・ストーンもきれいで魅力的だった～☆
「縞模様～」私もずっと勇気が持てなくて見れずにいたのですが、こういう言い方は適切ではないかもしれませんが、安心して見ることのできる作品でした。子どもの目を通して描かれているので、暴力の描写も直接は出てこないですし、収容所の中も、最後の最後に短く登場するだけなので...
お気持ちが動いたら、是非ご覧になっていただきたいです。
私がこれまで鑑賞してきた作品の中で、「縞模様のパジャマの少年」は、もう二度と観たくないけれど観るべき作品のポジションに今もずっとあります。
鑑賞当時、自分の息子の年齢が近かったせいもあったかもしれませんが…もうトラウマ級でした。
そして…そうですね…おっしゃるように、子供から目を絶対にはなさないというのは、それまでもそうしていたけれどこの作品によってより一層心に留めたものでした。
お返事が遅くなって失礼いたしました。
縞模様～は、たしかにつらい作品ではあるのですが、主人公の少年の目を通して描かれているので、暴力描写も直接目にすることもなかったし、収容所の中も最後の最後に少し出てくるだけですし、映像も美しく、私は意外と大丈夫だったのです。
でも、ラストは残酷でしたね。
母親の慟哭が胸にせまりました。
どうしてこれまで気がつかなかったのか、どうして目を離してしまったのか、後悔してもしきれなかっただろうと思うといたたまれない気持ちになりました。