11(金)に、議会質問で「自殺対策~性的マイノリティへの理解を進めよ」という内容
を取り上げたところですが、その直後の13日と14日に、毎日新聞で『子どもの性同一性
障がい』についての大々的な特集が組まれました。
新聞を読んだ人から、「田中さんが質問していたことと同じことが書いてありました」
というコメントが届いて知った次第です。
(私は、日経、朝日、東京新聞をとっていて、毎日新聞は通常は読んでいないので)
■「境界を生きる」子どもの性同一性障がい
■性同一性障がい~体の性、薬で心に近づける
■ホルモン療法国内指針18歳未満対象外
■高1男子「早く女性の体に」ホルモン剤個人輸入
副作用は承知、親に内緒で
■学校への相談15都府県が把握~専門的情報が必要
■対応例集めて国が支援を
そうではない人には理解できないことなのだろうと思いますが、想像力を働かせること
はできると思うのです。
その違和感と苦しみを想像してみて、特に子どもたちがどれほど苦しんでいるか、自殺
のリスクが通常の6倍にものぼっているということを重くとらえ、学校現場でもっと積極的
に(実態把握を含め)対策を進めてほしいと思います。
そうそう、世田谷区議会には、上川あや議員という当事者がいらっしゃるのに、どうして
田中優子が「性的マイノリティー(性同一性障がい、同性愛者等々)」のことを取り上げ
ているの?と、不思議に思われている方がいらっしゃるようです。
私が「性同一性障がい」という言葉を知ったのは、8年前で、上川議員が立候補する前
のことでした。
性同一性障がいの当事者の方から相談を受け、その悩みを知り、早速、その訴えを
議会でとりあげ、役所の書類等の不要な性別欄を取り外す、ということを実現しました。
「自殺対策」に取り組んでいることから、「リスクが高い集団」という意味からも、「性的
マイノリティー」の方々のことに縁があり、折に触れ、議会でも取り上げている…、という
わけです。
もちろん、当事者の方の声が何より訴える力があると思いますので、私は周辺からの
支援、あるいは後方支援という感じでしょうか。
気付いた人間、問題意識を持った人間が取り組むこと、それも大事なことかな、と思って
います。
【6月22日追記】
ツイッターにて上川議員より、
「役所の書類等の不要な性別欄を取り外す、ということを実現しました」の表現を
より正確な記述に変えていただくことはできないでしょうか?
「印鑑登録証明書と申請用紙から・・」区議会で全庁的な書類の性別欄削除を求めた
のは私です。結果、区は全庁的見直しを明言、171書式から性別欄がなくなりましたが、
それら全てを田中さんの功績と早合点するようです。
との申し入れがあり、以下、ツイッターにて返信しました。
私の質問では一つの例として印鑑登録証明書と用紙について取り上げ実現しましたが
その際に「全庁的、全区的に理解を深めていくよう啓発すべき」と問題提起しています。
実際171書式から性別欄が消えたのは上川議員の質問の後ですね。誤解が生じる書き
方で失礼しました。
1日1回、応援のクリックを!お願いしま~す!
↓