先日、行ってきた会派視察の報告です。
初日(8月4日)は、大阪府箕面市へ。
NHKの番組でも取り上げられていた「社会的雇用」の取り組みについて
ヒアリングをさせていただきました。
この取り組みは、障がい者への雇用助成制度で、福祉的雇用だと非常に
少ない賃金にしかならないので、最低賃金が保障されるように市独自で
助成する、というものです。
旧労働省と、旧厚生省のはざまにある制度で、所管するところがない、という
のが実情で、 今は、箕面市独自でやっている(滋賀県でもやっているそう
です)とのことですが、このままではもたないので、国の政策として確立して
もらいたい、と、倉田哲郎市長(36歳、総務省出身)自ら、国の関係省庁に
出かけ、訴えている、ということでした。
倉田市長は、国の「障がい者制度改革推進会議」の「総合福祉部会」と、
「就労・合同作業チーム」のメンバーにもなっているそうです。
発端は、養護学校卒業後の行き場がない、という問題をどうしたらよいのか、
ということから、この制度が始まったそうです。
たしかに、こういう福祉施策は、地方自治体だけで行なうのは困難で、日本
全国、どこに住んでいても同じサービスが受けられるべき、ナショナルミニマム
を整えるべき、だと思います。
しかし…、
はたして、国は頼れるのだろうか?
赤字国債の額を考えてみても、日本という国自体が破綻しているような状況。
そんな疑問(心配)もわいてきます…。
他自治体を視察した際は、私たち議員は、よく議場を見せていただくのですが、
今回も、質問者席に立って記念撮影。
箕面市では、自動で壇が上下するようになっていて、高さが変えられます。
車いす利用の議員さんがいることから改良したそうですが、これだと、背が
高い人、低い人への対応もスムーズで、とてもいいな、と思いました。
今回、視察を受け入れてくださった箕面市の職員の皆さま、お世話になり
ありがとうございました。