7月11日「企画総務委員会」の視察で訪れた大阪府泉佐野市。
ここは、税外収入の取り組みであるネーミングライツで有名になった
自治体です。
「市の名前を売却するのか?!」と、世間で大変話題になった市でもあり、
たしかにすごい決断だな!!と思っていたので興味津津でした。
市の担当の方の説明によると、
「報道と実態がかい離している。資料の中に、“市の名前を売る”という
例示はあったが、例示にすぎない。マスコミで取り上げられ方にとまど
っている」というようなことでした。
市民からは反対の声が大きい、とのことです。(当然だと思いますが…)
市がとまどう「マスコミ報道」、たとえば、以下のようなものがありました。
全国に名前売れ、成功? 泉佐野市の命名権問題 6月からスポンサー募集
えっ!市名変更経費10億円も、泉佐野市命名権購入者に負担求める
泉佐野市では、ネーミングライツのほかに、財政再建の取り組みについて
もお話を伺いましたが、思ったのは、
国の政策(関西空港)が当初の予想に反して(伊丹空港が閉鎖されずに
使われているため)半分の稼働率しかなく(そのうえ、神戸空港もある!)、
市の財政が圧迫されている…、
つまり、国の失政のツケが地方自治体に覆いかぶさっている、という困難
な状況がある、ということ。
他にもこのような被害ってあるんだろうな、と思いました。
国の政策に飛びつくことがいかに危険か?!という側面を、実感を伴い
学んできた、という感じです。