@シリコンバレーで成功者含めた著名人へのコーチングをしたビル・キャンベルの賛辞の書でもあり、その教訓の書だ。気になるビルの言葉で報酬を拒否した理由が「自分のコーチングで育んだ人々が成功した姿を眺めること」、「人がすべて」としたことに感銘した。教訓の中で「常に学ぼうとする意欲」のある人だけに教え、熱心に語り合い、信頼と約束を果たすこと、と言う。コーチングの素晴らしさはやはり「人への思いやり」が大切だということ。
『1兆ドルコーチ』ビル・キャンベル
「概要」スティーブ・ジョブズ(アップル共同創業者)、エリック・シュミット(グーグル元会長兼CEO)、ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン(共にグーグル共同創業者)、ベン・ホロウィッツ(『HARD THINGS』著者)、マリッサ・メイヤー(ヤフー!元CEO)、チャド・ハーリー(ユーチューブ共同創業者)……シリコンバレーの巨人たちの裏には、成功の全てを知り尽くした「共通の師」がいた! アメフトのコーチ出身でありながら、優秀なプロ経営者。ジョブズの師であると同時に、グーグル創業者たちを育て上げ、アマゾンのベゾスを苦境から救った伝説の存在。エリック・シュミットが、「こんなことは歴史上、誰もしたことがない」と驚嘆する不世出の師、ビル・キャンベルの「成功の教え」の全てを、自らの体験と膨大な取材から徹底的に描き出した。
ービル・キャンベル(元アメリカンフットバールのコーチ)のコーチング技術
基本「人の最良部分を最大限に引き出し自主的に行動できるように育むこと」
・心理的に安心化を持つ(心理的安全性)
・明確な目標を持つ(明瞭さ)
・仕事に意義を感じ行動する(意味)
・お互いを信頼し合う(信頼関係)
・チームが社会に良い影響を与えると信じさせる(影響力)
ーキーワード(コミュニケーション・敬意・フィードバック・信頼)
・思いやり(人がすべて)
・素早く行動に移す(スピードの「邪魔」を取り除く)
「人材育成」は千差万別に向き合う(1対1の面談から)
・「何を」「どうやって」チームにやる気にさせるか、成功させるか
・指示よりチームと一緒に過ごして「聴く」「注意を払う」
・部下が仕事で実力を発揮し、成長し、発展できるように手を貸すこと
・議論すべきこと「TOP5」を掲げ聞く(コンセンサスは糞食らえ)
・「第一原則」で人を導く(目的目標を徹底)
・資料は絶対に「先」に共有する(会議の進め方・意見・状況を求める)
・信頼とは約束を守ること
・「正直さ」「謙虚さ」「あきらめず努力を厭わない姿勢」「常に学ぼうとする意欲」を見つけ出し、導く
・「すべきこと」を意図するな(自力で最適解に辿り着けるように導く)
・チームとは全員が高い愛着心と忠誠心、服重心、勇気、思いやり、助け合うこと
・チームリーダーはエゴと野心を超えチームをまとめること(知性と心)
・ペアで仕事にあたり(同僚との関係)「すべきこと」に集中させる
・雑談の偉大な力(エレベーター・トーク)自然に声をかける
・リーダーは「行動」で座を勝ち取る
経験知から創造力、説明責任を持ち、活力(行動力)ある、部下の才能を探す
ービル・キャンベルの「ものさし」
ビルは報酬を拒否したが「優れたリーダーになった人」を考えることをmottoとした
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