@世界中で起きている現代の不平等は、自然や文化の変化だけでなく、政治によって大きく変化する。特に所得格差の拡大や富裕層の税逃れなどが不平等を助長している現実があり、これらの問題に対処するためには、個々の専門学者の取り組みだけでなく、政治的な施策が不可欠だと、言う事だ。日本においては、特に所得税や相続税が他国に比べ既に高い利率がかけられていることを認知しておくべきだ。
『自然、文化、そして不平等』トマ・ピケティ
「概要」
・「社会は平等に向かうべき」との思想はいつ始まったのか、所得格差が最も少ない地域、最も多い地域は、「所得格差」と「資産格差」について
・累進課税制度の衝撃、世界のスーパーリッチたちの巨額税金逃れ問題について、ジェンダー格差をどう考えるか、環境問題の本質とは、「自然資本の破壊」である、炭素排出制限量において、取り入れるべきアイデア、「戦争や疫病が平等を生む」という定説は本当か
ー「不平等」自然と文化に直結するものが多い、だが、参政権の方が大きな原因となる
*所得格差
上位10%が人口の10%となるのが理想
北欧:20~30%で一番低く、南アフリカで70%となる、北米:35~42%
*資産格差(資産上位10%の比率)
ヨーロッパ:58%、北米:70%、東南アジア:68%、中央南アメリカ:77%
*ジェンダー格差(女性労働者の所得が占める比率)
アジア:20%、中国:35%、北米:38%、西ヨーロッパ:39%
*福祉国家の出現――ヨーロッパの公的支出
軍隊警察:10%、教育:6%、年金等:11%、医療保険:9%、社会保障:5%
*累進課税(所得税&相続税)
北米:38%、英国:46%、日本:55%、独:45%、仏:52%
北米:40%、英国:40%、日本:55%、独:30%、仏:45%
*自然と不平等
中流階級と労働者階級の人々は最高富裕層が巨額の税逃れをしていると感じており、ぜいの最適化手法が仕切りに取り沙汰されている
*結論
気候変動の影響加わり他の専門学者も参画し問題提起する事(知恵と知恵を共有する事)
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