@役人の横領を隠す為に細工師を犯人に仕立て殺害、その妻も訴えたが逆に乱心者として殺害する。その家族、浄瑠璃の師(姉妹)が復讐、仇討ちとして動き始める中で元旗本の同心がどのような判断をしていくかの物語である。現代でも地位を利用した悪行は頻繁にある。内部告発が無いだけなのかも知れないが、自分の人生も犠牲にしてまでも正義を語る現代人は皆無だろう。「闇」は「時が闇の中に消す」が通常だろう。
『花ふぶき』辻堂魁
「概要」隅田川・柳原堤(やなぎわらづつみ)で物乞いと浪人が次々と斬殺された。殺しの夜の川べりには奇声が響いていたという。探索を命じられた北町奉行所の平同心・日暮龍平は、絶大な人気を誇る女義太夫姉妹の存在を知る。その美しく物悲しい節回しとは対照的な、ひいき筋の旗本の異様な興奮振りを龍平は疑うが……身分を楯にした傲慢な若侍の暴走を、龍平の剛剣が裁く
□勘定奉行の役職の息子が誘拐され身代金を請求される。だが1ヶ月経っても進展が無い。ところが裏での密約が交わされ、勘定奉行の脇役が殺されると町奉行同心の龍平の出方が期待される。
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