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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

マーシャル 法廷を変えた男

2018-07-22 02:44:24 | 洋画未公開
何でだろう、あまりにも地味と言うか、黒人が主役の実話もの
それも法廷劇じゃ日本でなお客さん呼べないと踏んだのか
主役にはなんとマーベルのニューヒーロー「ブラックパンサー」を演じてる
チャドウィック・ボーズマンでしょ共演にしても個性派ジョシュ・ギャッドにケイト・ハドソン
演じる人物はアメリカで初の黒人最高裁判事にまで登り詰めた実在の人物の若き日のエピソードだそうですが
これって本当に実話なの?っていうくらいの逆転法廷劇じゃないですか
どっから見てもフィクションみたいなお話で
"事実は小説よりも奇なり"を地でいったような・・・
しかし、黒人初の最高裁判事サーグッド・マーシャルっても私みたいな日本人には”?”の人
多分にそこいらが未公開作品となった所以だろうけど

1941年コネティカット州で起きた、白人の人妻を黒人使用人運転手が強姦し、その後河に落として殺害しようとした事件
その黒人運転手の弁護を担当することになったって言うか
NAACP(全米黒人地位向上協会)から未だ人種差別の激しい時代ですから
押し掛け弁護士のマーシャル
ですがコネチカットの法廷はと言うか判事はある意味コテコテの白人至上主義者なのか

他州の弁護士と言う理由で法廷臨場は認めるものの彼の法廷での発言を認めない
仕方なしに彼は地元の民事訴訟専門の白人弁護士サム・フリードマンを言葉巧みに引き入れて
そんな刑事訴訟素人の彼を前面にたてて裁判を進行していくしかない展開
っても実はサム・フリードマンもユダヤ系の人物と言うある意味マイノリティなのね

そのジョシュ・ギャッドもこの裁判の功績で戦後は大物になっていってつんですね
マーシャルには当然のように周りからの差別的な圧力がかかるし
ユダヤ系とはいえ白人であるサムにも黒人を弁護しているというだけで
同じように暴力的な圧力がかかるものの
そんな妨害や障害を乗り越えていく2人の関係性もしっかりと描いているのですね

肝心の裁判の行方は最初にも書いたように実に予想外の展開が明らかにされるので
また書きますが脚色ジャナイカト思うほどの結末と言うか真実が明らかにされるので
実に劇的な法廷劇でしたねぇ

基本人種差別を扱っている題材ではありますが
割と白人至上な州ではなくて当時のアメリカ全体の雰囲気が黒人差別の時代であったと言うことなのか
そんなに深刻な差別は感じられない映画でした

2017年製作、アメリカ映画
レジナルド・ハドリン製作・監督作品
出演:チャドウィック・ボーズマン、ジョシュ・ギャッド、ケイト・ハドソン、スターリング・K・ブラウン、ダン・スティーヴンス、ジェームズ・クロムウェル、キーシャ・シャープ、ソフィア・ブッシュ
コメント
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