3月2日のCS衛星放送の深夜枠でOA された作品
OP•PICTURES+提供で、なんと私一押しではありませんが、ピンクからエロチック作品で脇役としてその存在感を遺憾なく発揮しており「岬の兄妹」で初主演された和田光沙さんが
ピンク映画でも初主演を果たした作品です。
最初よくわかんなかったんですよこの映画が和田光沙さんの
いわゆるR -18で公開されたピンク映画「花と淫獣 お尻でクラクラ」で主演されて
そのR -15作品としてテアトル新宿での2019で公開された「死にたくなるよと夜泣くタニシ」が
まさかこんなタイトルでTV公開されてるとは・・・
夜中軽いエロチック作品でもと気軽にHD録画を見たら、なんとこんなタイトルロールで始まるし和田光沙さんが主演だし
で、ちゃん姿勢を正して見ることに・・・
OPフェスでも、「死にたくなるよと夜泣くタニシ」って、なんちゅうタイトルと思ってましたが
映画見るまでこれが回分タイトルだとは思ってもいなかったし
劇中このタイトルがグルグル回るんですね
で他にも“ダチがいないガチだ”とか、処女だったヒロインがタニシを愛でてる坊主頭に剃って出演されてるなかみつせいじさんが“奈落まで腕枕な”と
もう回文の台詞が飛び交うだけでなく
実はピンクでは300万という予算制限あるのにアニメと実写の融合映画だったのね
そうなんですヒロインは、なんでか知らないけど職場で生きてるタニシを食してというか飲んでしまうと
地獄の閻魔様に使える蟯虫が・・・この蟯虫アニメです
声は野村貴裕さんですが
なんとアニメは『源氏物語』からのBLストーリーだけでなく『堤中納言物語』から“蟲愛づる姫君”のエピソードまで
もうこんなはちゃめちゃな映画っていうくらいの怪作
でピンク映画がピンク映画であるところの濡れ場ですが
これがピンクって呼べるのかっていうのは辛うじて三人に脱がせてるだけでエロくもなんともないし
ある意味こんな作品で必要?って思わせてくれつのは、監督さんの意図だったのかも知れない
和田光沙さんではの怪演、怪作の作品でした
いわゆるプログラムピクチャー的に量産していってるピンク映画でなければこう言った快(怪)作は生まれなかったんだろうな
2019年製作、日本ピンク映画、OP•PICTURES作品
後藤大輔脚本・監督作品
出演:和田光沙、新村あかり、相澤ゆりな、月夜野な卍、野村貴裕、櫻井祐也、かみつせいじ