MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

帰ってきたムッソリーニ

2020-03-09 20:02:33 | 洋画
レンタル店で、一本しか導入されてないのに、誰にも借りてもらえずにポツンって佇んでいるムッソリーニの後ろ姿が寂しそうなんでレンタルしてきた
このジャケット観た途端に数年前に観た「帰ってきたヒトラー」を追い出してはいたんですが
観てる途中でムッソリーニが街の新聞スタンドで年代を探るシーンとか
テレビディレクターが自分の映像からムッソリーニを発見してTVで売れて行くっていうプロットってどこから見ても「帰ってきたヒトラー」ですので
この作品「帰ってきたヒトラー」のイタリア映画のリメイクだったんですね
同じ同盟国の独裁者ヒトラーをムッソリーニに変更しイタリアの現状に合わせてのリメイク作品だったわけで
大筋は変わんないんですが
 
現代イタリアが抱えてる経済とか、移民問題とか国情に合わせて組み込んでまして
そこいらには理解できるんですが
同じ同盟国の日本人ではあるんですが、何故かヒトラーに比べると
イマイチというかイマ百くらいムッソリーニに関して何にも知らないんで
ヒトラーより感情移入ができない作品でしたが
ヒトラーも激似の方が演じていられたようですが
よく知らない日本人ですが、どうやらムッソリーニを演じてるお方も激似な役者さんのようです
イタリア人には周知の人物なんですかねぇ
私は日本人ですけども東條英機さんに関してはほとんど何にも知らないんですが(汗

ヒトラー以上におしゃべりで人心を掌握して行く様は
やっぱヒトカドの人物だったってことは理解できるように作られていました
一国をそのカリスマ性がで導いていった人物掌握術は相当なものですねぇ

「帰ってきたヒトラー」もそうだったようだと思いますが
ベシャリの巧みさで現代人の心を掴んでいく展開にだんだん笑えなくなっていって行く映画
そこに作者のメッセージが込められているんですね
 
2018年製作、イタリア映画
ルカ・ミニエーロ脚本・監督作品
出演:マッシモ・ポポリツィオ、フランク・ マターノ、ステファニア・ロッカ、ジョエレ・ディクス、エレオノーラ・ベルカミーノ、アリエッラ・レッジョ
コメント (2)
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感染家族

2020-03-09 19:28:51 | 韓国映画
コロナで学校が休校になったせいなのか、徒歩30分ほどのTSUTAYA準旗艦店では
店舗内では対戦カードゲームのコーナーがあるんですが
なんか学校の休校と反比例するかのようにコーナー閉鎖してみたりで
子供達の行き場がないのか、レンタルDVDの棚は、ほとんど空パッケージです
子供だけではないようで、濃厚接触があかんということからか、店舗内の暖簾の奥のコーナーでも空パッケージが多いようですね
 
閑話休題、そんなこんなで今月リリースの韓国映画の目玉というか、ドンソクの「ソウル・メイト」はレンタルできずですので
こちらをレンタルしてきました。
いわゆる韓国映画で未曾有のヒットをしたゾンビ映画「新感染」をパロったような
それこそ文字通り新感覚ゾンビコメディ作品でした
いや最初はとっつきにくかったんですが、見てるうちにハマる映画だった
 
なんだか製薬会社が違法な臨床試験を行ってるという疑惑の報道の中、
マンホールから何者かが這い上がってきて
タイトルインから一転して、道にパンク用のヒシを撒いてパンクした車に突然サイレンとともに牽引車がやってきて・・・
もう完全に詐欺でお金を稼いでいる田舎ので潰れそうながガソリンスタンドを経営して
パク一家
まずは家督を譲ってトレーラーで暮らしてるお父さん、長男夫婦に長女が暮らしてる
そんな家族に次男がソウルを食いつめて帰ってくる
もうお金のない一家
ってことで邦題は「新感染」と、ベニスで賞をとった日本映画江尾モジったようです
 
そこにオープニングでマンホールから抜け出た男が絡んできて
韓国では花札するんですね、これって日本が統治していた時代の名残なんでしょうかねぇ
日本ではもうほとんど老人ホームやディサービスでも花札やんないでしょう
でパク一家のでお父さんふとしたきっかけでこの青年に頭噛まれたら
なんと若返ってしまうんです
ってこのゾンビ若者人を食わずにキャベツばっか食うんですね
 
で男に噛まれると若返るってことで、なんとお金をとって村の老人たちを若返らすお金儲けを次男が考えて
みんな噛まれてしまうんですが
ってゾンビ映画じゃないんですかっていうようなお話が個人的にとっつき難かったんですが
 
若返るのは一時的なことで、後半は噛まれた全員がゾンビと化して
パク一家を襲ってくるのをいかに防ぐかっていうお話に
音に光に反応するっていうのは完全にゾンビですよね
後半はコメディ色を少し残しつつ完全なるゾンビ映画に変身する
その変わり身の見事さには感服させられます
 
もうガソリンスタンドは爆発炎上させて逃げるパク一家
そうなんですね逃げる途中トンネルがあってその向こうから聞こえてくる・・・
もうこのシーンは「新感染」へのオマージュですが
そこは一筋縄では終わらない
そう最初に噛まれたお父さんが放置プレイでしたが、
ここから再びの大活躍
 
韓国映画ってこういうエンタメもちゃんと最後まで見せてくれるんですね
前半のとっつきにくさを完全に忘れさせて見終わってみると一抹の爽快感だけが残っている映画でした
 
2019年製作、韓国映画(日本公開作品)
イ・ミンジェ脚本・監督作品
出演: キム・ナムギル、チョン・ジェヨン、オム・ジウォン、イ・スギョン、チョン・ガラム
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