10年くらい前でしょうか、個人的にインド製作のインド映画を初めて見た作品が「ロボット」でした。
普通のSF劇映画なんですが、本編のプロットに関係なく
っていうか、筋をブツ切りにしようがなんだろうが、主役が歌い踊る、集団で踊るのにビックリしましたが
シノップスも面白く、本筋に関係なくみんなで踊るのもある意味新鮮だった記憶があるものの
最近のインド映画は、この歌い踊るシーンのない作品もあるようですが・・・
そんな新鮮なインド映画初体験が前作の「ロボット」ですが
その正式続編が「ロボット2.0」としてひっそりと公開されてたようですね
映画の情報をほとんど入れないので、DVDがリリースされるまで、公開されてたことも知らなかったけど
レンタル店でこの作品を見つけて続編かって、セットレンタルに組み込んできましたが
相変わらずの長尺インド映画、この作品も2時間40分もあるものの
インド映画としてはエンドクレジット前までプロットブツ切りのダンスシーンはないんですね
でもって、娯楽映画なんですが、前作はアクション娯楽に徹していたんですが
この続編、映画全体が社会問題の提起になってるんですね
そう、携帯の電磁波によって、鳥類が全滅の危機に瀕しており
ITの便利さが地球環境に影響を与え、鳥類が滅亡することを訴えても
誰も耳を貸さないことから、自殺した鳥類学者が、怨霊と化して
人類から携帯を取り上げて、携帯が人類に逆に攻撃を仕掛けてくるのを
前作暴走してしまったロボット、テッテイが復活して鳥類学者の携帯お化けと戦うお話
さすが前作から10年以上経過すると、CGも格段と進化しているようで
っていうか女型ロボットが美形だしかなりなグラマラスでしたねぇ
そしてテッテイも鳥類お化けに合わせて巨大化して戦うシーンはまさに「ウルトラマン」のクライマックスだし
鳥類のお化けの造形に「ガッチャマン」を見てとったのは、私だけではないだろう
大きくなるだけでなく、ちっちゃいテッテイまで登場するのね
娯楽映画に社会問題を色濃く反映させるのは映画の常套手段ではあるんですが
胡散臭い社会問題を組み込まず娯楽に徹底して欲しかった
悪に感情移入しちちゃうんですよね、こう言う問題提起されると・・・
2018年製作、インド映画(日本公開作品)