アジア映画の新作の棚にありましたが、これは韓国映画ではないな
ってなんとなくジャケット一瞥だけで理解してレンタルしてきたんですが
確かにオープニングのロゴから中国映画で、原題も漢字で「大人物」って出てくるので
チャイニーズ映画のアクション映画として堪能させてもらいました
チャイニーズの警察は韓国の警察とは違っているなぁ
ただ熱血刑事はある意味底辺的な生活環境で生きて生活してるし
いわゆる悪のボスは財閥の私生児でお金持ちの鼻持ちならない人物造型だし
なかなか警察も手出しできない財閥って、韓国みたいやん
って見終わって調べたら
2015年製作の韓国映画「ベテラン」っていうアクション映画の中国リメイク作品だった
ここんとこリメイク作品を見てばっかりのようですが
ってことでプロットにおける人物造形は財閥の悪に挑む熱血刑事っていう構図は
やっぱ韓国っぽいですよね
ただ韓国と中国との違いは、刑事のセリフにあったようですね
財閥の巨悪にメスを入れようって言うのに躊躇するけど
主人公の上司がこう言うんですね“我々の背後には国家がある”
そうですよね中国は共産党の傘下で国際的な財閥が育って言ってるわけで
そうですよね中国は共産党の傘下で国際的な財閥が育って言ってるわけで
社会主義によって資本家が育っていったわけで
韓国は財閥ありきで経済は発展していってるわけで、国家の背後に財閥があるわけで
一介の警官はうかつに財閥に手は出せない
そこが韓国版と中国版との違いなんですかねぇ
オリジナル見てないから比較は想像でしかないけど・・・
まんま中国に当てはまらないものの
まんま中国に当てはまらないものの
金に物言わせてなんでもアリーナにならないのが中国ですから
そこいらの中間層よりも下に生きてる刑事が、財閥に歯向かうっていう下地は弱いんだよね
人間としての矜恃だけですよね
オープニングで偽造貨幣捜査日本おける詳細なテロップがあったから
てっきり偽金組織との対立映画なんだと思ってたけど
どーしょーもない金持ちの御曹司との対立映画になっていってたけど
やっぱ国家権力としての警察だよね
中国人の役者さんはよく知らんし、なんとも華のない人物が主役でしたねぇ
国家の後ろで胡座をかく財閥に蟷螂の鉄槌っていう方が映画としては深みが出るし
庶民はそんな映画に拍手喝采するんだろうけども
いくら財閥として君臨していても、国家にいつでも潰されちゃうような財閥にはカタルシスはないんですねぇ
でもそこは中国映画ですから、1級のアクション映画になっていた
シネマート新宿の企画興行〈のむコレ〉で上映された一本
2018年、中国映画(日本公開作品)