秘密のキッス

WOWOWのジャパンプレミアでOAされて、アルバトロスから2日にリリースされた

DVDスルーのこの作品、ジャケットからして、さらにアルバトロスとヒロインがアナ・デ・アルマスって事で

いわゆるちょっと見、洋ピン的な作品に見えるけども

実は、日本ではヒーロー、ヒロイン共にアイドル使って作られるキラキラ映画だったんですね

 

もちろんエロもちょちょっと期待させられるんですが純愛ロマンス作品でした

映画の情報入れないからだと思ってましたが、実は2014年に制作されてた作品

丁度「ノックノック」みたいにヌードも辞さなくて女優業でお名前を売り出し中の作品だったんですね

今ではボンドガールに抜擢されるほどの大女優さんになられた

っていうかそこまでのし上がってきたアナ・デ・アルマス目当てで見た作品でした

が、実にこれまたハートウォーミング（ここんとこ、この言葉をよく使うよね）の作品でした

 

簡単に言うとグルーピーの過去経験で、好みのミュージシャンと同棲中にたった一回ゴムなしで行った挙句、HIVをもらってしまった

21歳の女性ソルはHIV男性募集の広告を出し、それに応募してきた男性ダニの

手紙の一節が気に入り、彼と会って見ると

 ダニは優しく、そしてハンサムでなんでも話し合える人物だし実に紳士的だった

2人はすっかり意気投合し、それからデートを重ねだす。

 

しかし同じHIVということでデートは重ねても肉体関係は持たないようにする2人だったが・・・
実はダニは“ある秘密”を隠しており、その秘密を知ったソルは強くショックを受ける・・・

 

ダニとのデートが実にキラキラしてて、HIV感染し、将来に希望を持てなかったソルがダニによって輝いていくのがわかる映画

しかし、ダニの秘密を知って打ちのめされるソルですが

彼のことが忘れられない

 

一方ダニもソルを騙していたものの、実際ソルに惹かれてというか、心の中で愛してることを知ったダニ・・・
二人の心理の綾がじつにいい

裏切りから真実の愛に気づいたダニはソルのが家の前で彼女の帰りを待ち

裏切られても、愛してる気持ちになる逆らえないと気づいたソルはダニの家の前で彼の帰りを待つ

そんなすれ違いの二人の姿をシネマスコープの横長画面を二分割して見せてくれる映画ならでは技巧が実にいい

 

最初のデートの時誰？この人？っていうソルのアパートの一階住人のおばさん

最後にしっかりとお仕事してくれてます

 

いいよねぇ、こういったキラキラ映画っていうのも

日本のキラキラ映画は見ないんですが、っていうのも片方が病気とかだと

必ず日本映画は泣かせに入るんですが、洋画は泣かせようってしないんですよね

まだ若かりし頃のアナ・デ・アルマスの若さと美貌を楽しめる作品だったなぁ

 

そしてよくわかんなかったのは

HIVを扱った作品なのに

エンドクレジット前のテロップが謎何ですよね
“この作品は糖尿病を研究するパウラ計画と病を持つ人々を応援します”
って、HIVの研究じゃないの？

この7年前ならともかく、今ではHIVウィルスも治療可能の病気ですからねぇ

 

コロナ禍で公開が世界的に一年遅れてる007の他に

映画の情報入れない私ですが、アナ・デ・アルマスはマリリン・モンローの自伝映画の主役をやるそうですね

そっちも楽しみ

 

2014年製作、スペイン・ベネズエラ合作映画

ダビ・メンケス脚本・監督作品

出演：アナ・デ・アルマス、マルチン・リバス、マリナ・サラス、メーガン・モンタネル、アンドレア・ドゥーロ

嬢王輪舞曲 時をかけるキャバ嬢と極上の一夜

東映チャンネルで2日の深夜枠でOAされてたエロチックOV作品

高澤吉紀プロデュースのいつもの作品デス

何と吉行由実さんがホンを書いて自ら監督もされてます

昭和のっていうかバブル期のパブスナックのホステスさんが

お客さんを好きになってその人とデートしようって日に、彼からもらったスカーフが風に舞あがり

それを取ろうってした時に、運悪くスカーフがワームホールを通ったため

彼女も一緒に1985年から2020年にタイムワープしてしまったっていうお話です。

 

吉行由実さん自体ご多分に漏れずバブルを経験されてこられた方だから

ワンレン、ボディコンを主役の真木今日子さんに着させて

当時の花金とか、ナウいとか今は死語にもなってる言葉を本にちりばめて

現代キャバ嬢の接客の質の悪さと、所謂嬢王っていうようなキャバ嬢の権力闘争みたいな醜い姿の是正と

今浦島のホステスさんが、35年の時代を経てっても彼女にとっては昨日のことなんですが

あのタイムトラベルした時愛してた彼と出会って・・・

っていうある意味ハートウォーミングな恋愛御伽話にエロっていうか

真木今日子さんと西村ニーナっていう二大巨乳AV女優さんのおっぱいを競演させてくれた作品

って事で、昭和時代の同僚ホステスで、実は真木今日子のカレシを寝とってしまう役に里見遥子さんをキャスティングされてた時点でなんとなく先が読めてしまったし

 

昭和と令和で野尻健が若き日の親と令和の息子二役を演じ

令和のカレシには中年ということで竹本泰志アニキを配してるのに

里見さんだけは老けメイクで出演させてくれてましたねぇ

 

西村ニーナさんが登場してからキャバクラの雰囲気が悪くなってしまうのも上手い設定でしたし

こちらもあえて昭和の接待嬢は”ホステス“って使わさえてもらいましたが

先にも書きましたがこんなハートウォーミングな作品とは思ってもいませんでした

 

最近はこういったエロチックOVもなかなか入手困難でして

この作品もようやっとリリースから半年後に鑑賞することができて

私自身も満足デス

 

さらにベテラン里見遥子さんと、三人の女優さんを脱がしてるし
多分に吉行由実さんはピンク映画用に脚本書かれたんでしょうね
でも昭和のパブスナックのお客さん要員
令和のキャバクラのお客さんと接客するキャバ嬢たちっていうキャスティングだけで人件費で300万飛んでしまうということからでしょうか

個人的にはピンク映画でR−18とR−15両面でのピンク映画でもよかった気がするけども
製作費の折り合いがつかなくてエロチックOVになったと勝手に思ってるんですが

切り口の違う記事はコチラ

 

2020年製作、日本OV、ネクスタシーEX作品

吉行由実脚本・監督作品

出演：真木今日子、西村ニーナ、八ッ橋さい子、野尻健、竹本泰志、里見遥子