MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

許された子どもたち

2021-04-26 23:51:07 | 邦画
オールインがライツキューブになって
任侠VシネとR -15のチョイエロ以外にいろんな作品をリリースする様になってきてまして
韓国映画とか、日本映画でいわゆる商業作品になりにくい様な作品のパッケージ化してくれる様になってきてまして
この作品もそんな作品のは一本
 
中学生が級友を殺害してしまい、少年審判で不処分になって
加害者友その家族、被害者の家族がどのように生きていくのかっていう映画
っちゃえば簡単なんですが、題材からもうかがえるように実に重たい映画でしたが
訴えかけは「ミスミソウ」の監督ですから
見終わってずっしりと来る作品
いや問題作ですよ、こう言った作品をちゃんとパッケージ化できるっていうのも素晴らしいことですね
 
13歳の少年が、普段イジメてる級友に割り箸ボウガンを作らせて
それで矢の割り箸で首を射抜いて殺してしまう
何事もないように帰宅して照れ隠しというように母親の洗濯物を畳もうとする
 
親から見れば普通の子供ですが、親の知らない世界で人を殺めているものの
河川敷での殺人ですから画質は悪いものの防犯カメラの映像から
警察はそうそうに少年たちを割りだすが
情況証拠だけっていうことと、息子が犯罪者じゃないと信じたい母親心理が働いて
有能な弁護士雇って、少年審判前に他の子たちにも証言を翻らせて
少年審判に不処分を勝ち取ってしまいますが
 
世間を騒がせた事件だけに実にネットが喧しいほどに騒ぎ
簡単に少年は割り出され名前住所顔写真まで世間に晒されてしまう
それだけでなく実は被害者家族も同様なネット被害者になっていくんですね
 
さらに住所まで晒されて加害者は転居えせざるを
その前に学校側は転校を促したりしてくるし、このネット社会では個人のプライバシーなんていうものは全くないんでしょうか
さらに転校した別町の学校でもバラされてクラスじゅうから無責任に囃されたり
糾弾されていく
これってある意味集団イジメでしかないんですよね
 
でもって普段イジメられてる少女と心を通わすものの
加害者の母親が子を思う気持ちも痛いほどわかるし
被害者の親の親心も痛いほど伝わってくる
そんなことをお構いなしに似非正義をあたかも正義面して無責任に垂れ流すネット社会ってなんなん
そんなの面見せないだけで子供の社会でのイジメとなんら変わりないって言うようなメッセージとしてイジメ社会の具現を見せてくれてるからねぇ
 
大人以外はほとんど素人の子供をキャスティングしていたんですね
だから余計リアルだったのか
重苦しい映画ではあるが、見てるものの腹に重たい何かが残される作品
 
2020年製作、日本映画、「許された子どもたち」製作委員会作品
内藤瑛亮共同脚本・監督作品
出演:上村 侑、黒岩よし、名倉雪乃、阿部匠晟、池田朱那、大嶋康太、清水凌、住川龍珠、津田茜、西川ゆず、野呈安見、春名柊夜、日野友和、美輪ひまり、茂木拓也、矢口凜華、山崎汐南、地曵豪、門田麻衣子、三原哲郎、相馬絵美

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三度の巣篭もり

2021-04-26 22:44:53 | 日記

ゴールデンウィークを前にして、非常事態宣言が東京都に発出されました。

ってことで、嫌な予感はしていたんですが、自分が通ってるTSUTAYAさんが期間中閉店しました。

映画館さんも閉鎖されてるのにレンタルできないなんて

ゲームも漫画も見ない私はどう巣篭もりしたら良いんでしょうか

明日GEOさんに行って見ますが、閉まっていたらお先真っ暗

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

織田同志会 織田征仁 第六章

2021-04-26 17:27:54 | Vシネマ
どうなんでしょうか、なんとなくこれで終了の様な終わりかたの第六章でしたが・・・
前作「織田同志会 織田征仁 第五章」で、佐藤藍子をストーカーしてた男を捕らえて私刑に・・・
しかし、その鬼畜な男は女を見つけるとモノにしないと気が済まない変態であったが、実は堀田眞三さん演じる虎松一家の親分の実子だったもんだから
虎松親分は息子をかたわにした織田同志会との戦争に入っていくとこで終わっていて
これには松田優演じる堂本が後ろで糸をひいていたんですね
 
毎回っても、「CONFLICT外伝 織田征仁」から続いてるオープニングの彼を取り巻く女とのムーディな映像の女が、今作に限り
なんと佐藤藍子さん
もうこのオープニングからして、わたしにはこの第六弾でこのシリーズもこれで終了かなって思って見てました。
 
堂本が完全に黒幕でしたねぇ、でも彼の思惑は完遂しません
っていうのも、虎松一家の組員というか親に忖度したカシラを演じてる水元秀二郎が織田同志会にカチコミかけたりするんですが
織田征仁も、またなぜか虎松親分も動じる気配がないんですね
逆に戦争だって、虎松一家に加勢が全国から加わるし
三島の火野正平親分が浮き足立つくらいでして
 
また中華街の女ボスまで資金提供を織田に申し出る始末なんですが
織田自体は全く動じません
逆に今はカシラ代理の青木玄徳の方がいきりたったりする始末ですが
そうだ刑事の大鶴義丹が堂本とツルん出ることを問い詰めにやってきたときに
”嘘だったら目玉くり抜くぞ“って捨て台詞吐いた時に
なんとCONFLICT外伝で目玉くりぬかれ、今では織田の傘下にいる館昌美さんが
眼帯取って“痛えんだよこれが”っていうのには
ニンマリさせられた
っていうかこれもまた最終回っぽいって感じてしまうんですよね
 
で再び鬼畜にさらわれる佐藤藍子さんですが
実は佐藤藍子さんと織田征仁との出会いもこの回で語られてるんですよね
これもまた自分的にはもう終わりかな・・・って
佐藤さん救出に向かうんですが、織田には織田組幹部の影がいたんですね
そしてその影によって、息子の悪行を知る虎松親分
 
織田征仁のポン刀でのアクションシーンが今作では薄目ですが
まんまと現場から逃げおおせた堂本もついに・・・
これでもう横浜に敵対する、組織も無くなって
 
2020年製作、日本Vシネマ、アドヴァンス作品
藤原健一監督作品
出演:的場浩司、萩野崇、青木玄徳、品川拓哉、舘昌美、脇知弘、佐田正樹、川本淳市 、宮川浩明、宮本大誠、水沢有美、彩川ひなの、上西雄大、高士幸也、水元秀二郎、安藤ヒロキオ、堀田眞三、佐藤藍子、山本圭壱、大鶴義丹、松田優、火野正平
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする