MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

イヴの未亡人 夜のいそぎんちゃく

2021-04-09 23:38:54 | ピンク映画
コンマビジョンから、4月7日にDVDリリースされたばかりの
神代弓子ことイヴちゃん主演の2000年エクセスフィルム製作のピンク映画ですが
「ラストムービーショー」から題材を借りて
ピンク映画館の閉館をめぐる自虐的かつ希望的な作品
脚本はイヴちゃん映画の脚本を書いてる宇喜多洋平さん
 
イヴ演じる36歳になるひとみは夫の繁を亡くして、成人映画劇場北斗座の後を継ぎ、北斗座を必死になって守っているのだか、
このご時世客は急減し経営は厳しい。
繁夫と前の妻との娘彩との今では一つ屋根の下で義理の母娘として生活しているが、ひとみと彩はぎくしゃくした関係が続いていた
彩は毎晩のように恋人の拓を家に招き、ひとみに見せつけるようにセックスを楽しんでいた。
ここで拓が”この母娘関係でいいのか“って言ったら、”血の通ってない関係だから“って返すんですが
ひとみは死人ですか?ここは
“血が繋がってない”でしょ、勝手にヒロイン殺しちゃうあかんでしょ
これは脚本家の宇喜多洋平さん残されて完全なミスでしかない
 
一方ひとみも独り身の寂しさから繁の写真を前にしてもバイブオナニーへ三昧で寂しさを紛らわせていた
そんなある日、映写技師の次郎がスナックのママから北斗座を潰してマンションを建てる計画があると聞かされる
数日後、ひとみは次郎を飲みに誘い、その全てを打ち明け
酔った勢いで次郎と体を重ねていた
 
all cinemaさんによるとこの作品一応初公開としては「イヴの未亡人 夜のいそぎんちゃく」のはタイトルで公開されたようですが
エクセスのHPでは「黒の挑発 未亡人が疼くとき」で掲載されており
さらに「クリトリスイヴ」というタイトルでも再映されてるようですね
 
ポルノ映画というか、ピンク映画館のは減少と観客の激減と言った現状を、まんま作品にして
ヒロインが一旦再開発でのマンションに売り、一階遠普通の映画館として経営していこうと決めたものの
映写技師がヒロインの過去の作品を見つけ
それをみて閉館せずに細々でもピンク映画の火を消さずに生きて行こうっていう
ある意味業界の現状から希望の火を消さないぞっていメッセージを自ら発信した作品となっていたような
 
ちょっと泣かせるいいお話に見える作品でした
ヒロインの死んだ旦那さん役の渡邊哲さんって、渡辺哲さんと同じ人物でしょ
 
切り口のは違う記事はコチラ
 
2000年製作、日本ピンク映画、エクセスフィルム作品
剣崎譲監督作品
出演:イヴ、桐島せな、高橋しのぶ、渡邊哲、藤田佳昭、中井正樹、田宮明
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サイレシング

2021-04-09 18:22:24 | 洋画未公開
未公開DVDスルーのカナダとアメリカの合作映画です。
個人的には、ある意味拾い物だったような作品
インディアン居住区の森林地区を持ち
いわゆるネイティブと白人が混在して居住するアメリカの小さな町
主人公は野生動物保護区の管理をしている、アル中のはオッサンです
 
町は居留地ということっで警官はネイティブが務め
保安官はオバハンが務めています
まぁこの森林保護のおっさんと、町のネイティブ警察官
そして保安官の三人が主要人物
警察と保安官との縄張り争いも面白いですねぇ
 
野生動物保護官は娘が5年前に失踪だか、誘拐だかされて
今でも死体が上がらないので娘を探してるためアルコールに逃げてる人物
そしてネイティブの警官は、その野生動物保護官の元奥さんと結婚してる
保安官は犯罪に手を染めてる弟を立場上警察から大目に見てもらってる
そんな人間ん関係の中
警官は保安官はこの町にいらねぇって思ってて口にも出します
保安官は再選の選挙を控えていますが早くに両親を亡くし弟を偏愛してます
 
そんな町では若い女性が行方不明が頻発しており、
今日も声帯を切開された若いお姉ちゃんの死体が森林で発見されます
そうタイトルは、声帯を切除された女性の連続殺人魔を捕まえるお話といたってシンプルなんですが・・・
 
それぞれの人物が個人的な思惑を抱えてのミステリー作品
っていうのも犯人は戦場のスナイパーよろしくもう草むした格好で
手槍をパチンコみたいな武器で飛ばしてきます
そんな殺人魔から逃げてきたお姉ちゃんを保護森林で助けた保護官でしたが・・・
彼女を自分家に連れて来た時に殺人魔に襲われ
ちょうど到着した保安官はその殺人魔を弟動物思い込み
なんと保護官を逆に撃ってしまうんですね
もう弟可愛さで自分の仕事を放棄した保安官ですが
最後までお仕事続けていくんですが
 
しかし、ネイティブ警官に保護官は助けられる
っていうか、監察医と言うか解剖医を連れてきて保護官の手術をさせたり
保安官の弟のアリバイを見つけてしまったり
で、興味は連続殺人魔は一体誰や?
って言う犯人探しになってくるんですねぇ
私はこの犯人が最後まで読めなかったけども・・・
 
掌品ですが、ホラー雰囲気で始まり、最終的には犯人探しのミステリーと
プロットが変わっていく作品でしたが
一応保護官のおっさんが娘の仇を保安官の目前で果たして
保安官に“これで貸し借りなしや”っていう粋なセリフが効いてたなぁ
 
2020年製作、アメリカ・カナダ合作映画
ロビン・プロント監督作品
 
出演:アナベル・ウォーリス、ザーン・マクラーノン、ニコライ・コスター=ワルドウ、ヒーロー・ファインズ=ティフィン、メラニー・スクロファノ
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