これもヒューマントラストシネマ渋谷の恒例企画興行<未体験ゾーンの映画たち2021>にて上映された作品
自分的には中国映画ってこういうのを言いたいんだよね
技術的にCGとかも遜色なく世界に伍していける中国映画
って映画だけでなく、GDPは世界第二位だし、トランプ政権でアメリカ自体が失墜してきてる中で
中国は世界一の先進国以上の存在感を示すべく政治的に蠢いているのはわかります
しかし、いくら先進国にとってかわろうっていう中国でも
世界に君臨するようなアメリカ映画もどきな作品を中国人で作っても
どうにもとっつけない私がいて
やっぱ中国映画って、こういうのを自分は待っていたんだなぁって思わされる映画だった
かなり個人的な偏見を書いてきちゃいましたけど
こういう映画を撮らせたら一級品になるんですよね
中国古典の『西遊記』から、登場人物を借りてのスピンオフ的な番外作品
邦題はオープニングと中盤で繰り広げられる孫悟空とまだ猪八戒というか豚になってないイケメン 天蓬と悟空とのバトルから持ってきたんだと思われますが
中国タイトルは「大天蓬」そして英題はなんと「THE PIG KING」だそうで、もうそのものズバリですけども・・・
イケメン天蓬が悟空との戦いの途中で決着つかないうちにお釈迦様に五箇山に幽閉されて、やることなくなった天蓬は人間界に降りてきて”捕妖師“という役職で人間界でヒロインの宝児に出会い
恋に落ちてしまうというなんとラブストーリーだったんですね
余談ですが幽閉されてたサルは、分身の術でなんとポーカーしてたんですね
便利だなぁ分身になれるって・・・
ラブストーリーにアクションを加えてくるとこが中国映画らしい「チャイニーズ・ラブ・ストーリー」なんていう名作をものしてる実績があるんですが
ヒーロー天蓬がイケメンすぎるのに反して、ヒロインがほとんど美人に見えないのは
ミスキャスト、それとも計算だったのか
なんと最終的に結婚して、その結婚式で・・・
哀切感あふれるラブストーリーでしたねぇ
そんなしょげかえって豚になった天蓬のは元に孫三蔵法師が悟空を連れてやってきて
八戒と名付けて家来に・・・
猿と豚のメイクはある意味リアルでしたねぇ
猿と豚のメイクはある意味リアルでしたねぇ
アクションあり。恋ありのお話でしたが
なんかエンドクレジットに入る前に続編ありきみたいなポスターみたいなもんが映るんですが
今度は河童のお話なのでしょうか?
2020年製作、中国映画(日本公開作品)
ダイ・イーリン監督作品
出演:イン・ハオミン、ジェイソン・ジャン、ワン・イージャー、ダイアナ、シュー・トントン、ダイ・イーリン