CSの衛星劇場の3月3日の“幻の蔵出し映画館”で拾った1958年大映製作の60分のシスタームービーですね
北原義郎さん主演の刑事ドラマっていうか映画ですね
もちろん未パッケージ作品モノクロですが大映スコープ作品
まぁ刑事ものの映画にはモノクロ作品が似合うのは何故でしょうかねぇ
衛星劇場のこの作品のHPには“日テレの連続ドラマ『ダイヤル110番』を原作に映画化”ってあります
ってことで原作井出雅人になっており、脚本は下飯坂菊馬さんとなっていましたが
この映画の舞台は横浜から始まり、最終的には登戸の連れ込み旅館でおわりまづ
すから神奈川県警のお話
いわゆる麻薬捜査班に顔の知られていない一課の刑事に囮り捜査をさせるというお話ですが
何せ60年以上も前のお話ですから囮り刑事の周りを囲む刑事も敵野巧妙な撹乱によって囮り捜査の刑事を見失ってしまう
から「消された刑事」ってことなのかな
今ではスマホにGPSとかだから見逃してしまうこともないだろうし
スマホのGPS取り上げられても防犯カメラでのリレー追跡で見失ってもけっこう追っかけられるだろうけど囮り捜査は麻薬捜査にしか使えないよね
さらに麻薬課の課長さんが退職金担保に高利貸しから120万借りるってありえへん展開、さらに札束が千円札100枚の10万円って
よく知らんけど1万円札ってまだできていなかった時代か
真夏の設定なのに札隠し出寅さんみたいな腹巻してその中に・・・
いろいろ面白い時代だったようで、町中華屋から色々とリレーされて
いろいろ面白い時代だったようで、町中華屋から色々とリレーされて
最終的にはガソリンスタンドのおっさんが登戸までオート三輪で運ぶちゅう『三丁目の夕日』で描かれる昭和の時代だったんですね
そんなGSのおっさんになんとお若い中條静夫さん
刑事と二人で見る野球中継がなんと大毎オリオンズ×南海ホークス
南海のピッチャーが杉浦だったっていうか、この時代の大毎オリオンズのオーナーが永田雅一さんですから大映と毎日新聞の頭取って大毎オリオンズなわけね
オープニングでは刑事を射殺したと見られる麻薬組織の殺し屋さんに藤巻公義名義だった藤巻潤さんが出演されていましたねぇ
クレジットはもう大部屋扱いの位置でしたが・・・
切替電話とか色々昭和を見せてもらった作品でした
パチンコもチューリップではなかったなぁ
1958年製作、日本映画、大映作品
村山三男監督作品
出演:北原義郎、藤田佳子、月田昌也、伊沢一郎、見明凡太郎、守田学、中條静夫、
市田ひろみ、藤巻公義