今や日本中が、侍ジャパンのWBC王座奪還の余韻の最中の3月24日にセル&レンタルリリースされたこのDVD
まさに時宜を得たっていう感じだけどこの作品とある都立高校の
全国大会の予選では一回戦あたりは勝ち抜くものの
そこで終わるって言う極々普通の公立高校の野球部を舞台に
高校野球のあるあるを網羅っていうか羅列した作品
見てて実に漫画チックに描かれてるなぁって思ったら
そう私漫画もアニメも見ませんから知らないだけで
野球漫画のクロマツテツロウの同名コミックの映画化だったんですね。
何せ三年の先輩たちの内面の具現映像化には強面小沢仁志さんが造形化されて出演されてる
それだけでも十分怖いんだけど、今時の甲子園出場校の監督でもこんな監督はおらんだろう
って言うコンプライアンス完全無視、練習中は水を一切飲んだらあかんって言うような絵に描いたような監督人物に高嶋政宏さんと言った布陣に
あるある解説に野球解説者の里崎智也氏がワイプ画面でナイスなアシストしてくれる
高校入学と同時に野球部の優しい先輩たちから中学時代の実績調査されてクラスに勧誘にきた二年生の優しさにほだされて、中学でも野球部だった黒田クン、実は髪をキンキンに染めてナンパ男で高校生活エンジョイしようって思っていたものの
新入部員として仮入部のつもりだったのが
本入部となった途端、先輩たちの態度が豹変し、まずはバリカンでの洗礼と声出しの洗礼を受けての高校野球部生活が始まるのだ・・・
先に書いたようにWBCで野球に興味を持った少年たちの夢はこの映画を見たらしぼむに違いないような完全アナクロニズムな作品
先に書いたようにWBCで野球に興味を持った少年たちの夢はこの映画を見たらしぼむに違いないような完全アナクロニズムな作品
でもこの時代錯誤の感覚を愉しむのがこの映画に課せられた使命でもあるんですよね
見終わって調べていたらなんと原作は途中打ち切りだそうで
やっぱ昭和のアナクロニズムは令和には受け入れられなかったんでしょうね
したがってスポ根でもないし、あくまで現実のあるあるをカリカチュア的に描いてるだけだから
したがってスポ根でもないし、あくまで現実のあるあるをカリカチュア的に描いてるだけだから
物語的にもクライマックスでの奇跡も起こりませんし
ましてやロマンスもエロもさらに野球部のかわいい女子マネも出ては来ませんし、
不良映画でもありません
でも私みたいなおじさんが見るとそうこう言った映画には何故かついていけるのもやっぱこの雰囲気はユルユルな昭和イズムが生きているからなんでしょうか
ギリギリハラスメントでありコンプライアンス違反でしかないものの
ギリギリハラスメントでありコンプライアンス違反でしかないものの
これも時代でしょうか
主人公たちが進級し新入生を迎えた中に女子選手が一人いるって言うのも時代なんでしょうね
主人公達の高二、そして神様三年ていう続きが見たくなるような作品でした
小沢仁志さんと髙嶋政宏さんが実に楽しそうに出演されてる映画。
小沢仁志さんと髙嶋政宏さんが実に楽しそうに出演されてる映画。
2022年製作、日本映画、映画「野球部に花束を」製作委員会作品
飯塚健脚本・監督作品
出演:醍醐虎汰朗、黒羽麻璃央、駒木根隆介、市川知宏、三浦健人、里崎智也、小沢仁志、髙嶋政宏