MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

海豹の王

2024-10-25 19:07:28 | 邦画
1959年製作の新東宝(大蔵貢製作)作品でして
私が知ってる(顔と名前が一致する)のは主演の宇津井健さんに女優では万里昌代さんと三原葉子さん
そして悪の親分の小林重四郎さんに宇津井健さんとライバルになって対立する高宮敬二さんくらいかな
海洋活劇みたいなタイトルですが
「海豹の王」にわざわざルビ振って「あざらしのキング」と言わせたいらしいが

日本のどこかの漁村でいわゆる対立する漁業業者の争いに流れ者の宇津井健が巻き込まれていくというただそれだけの映画
製作に大蔵貢とトップクレジットされてる割にはあんまりおみ白くないというか
エログロナンセンスをウリにしてる新東宝映画らしからない作品
先に書いたようにヴァンプ女優として新東宝の屋台骨を支えてる三原・万里の二代女優さんをキャスティングしといてこの2人にお色気シーンが一つもない
脱いだ裸の肉体美をむせるのは宇津井健さんのみという二丁目では喜ばれそうな作品でしかね

ワルって言ってもそんなヤクザみたいな悪でもなく最後は子供を宇津井健に助けてもらって改心するっていうだけで
ここで戦ってた高宮敬二もういつのまにかスクリーンから消えていた・・・
セリフに軽妙なコミカルさもないし
W共演で宇津井健さんを取り合う2人のヴァンプ女優でさえ恋の鞘当でのキャットファイトくらいあってもよかったんじゃって逆にこっちが思うくらい比重の薄い恋敵で最終的には三原葉子さんが勝手に身を引いていく
見てるこっちもよくまぁオチずに最後までみてたと感心してしまうくらい見所もなんもない作品だったかな
オチとしてエンドマークがかな文字で“おわり”っていうくらいしか褒めるとこのない作品

1959年製作、日本映画、新東宝諾品
三輪彰監督作品
出演:宇津井健、万里昌代、三原葉子、小林重四郎、高宮敬二、松浦浪路、浅見比呂志、九重京司、藤川陽子、杉寛、秋田真夢、三島杏子鳴門洋二、山岡正義
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パスト ライブス/再会

2024-10-25 05:05:23 | 洋画
もうここまで来るとちょっとしたことで計算違いも起きるものではありませんが
一応数のうちとわたしの苦手なロマンス映画を・・・
っても大人のラブロマンスですし、この男女実際にキスもしませんしただ会うた日と別れの日にハグをするだけで
後はただひたすら会話を重ねていくだけの作品
 
アメリカ系韓国人女性監督が自分の経験を映画にした作品でアカデミーにノミネートされた作品でもある
まぁ恋愛って言ってもいろんなパターンがあるもんだから
こんな出会いと別れの物語も恋愛といってもいいのかも知れない
 
ソウルに 12歳まで住んでいた少女ノラの家族はアメリカ移住を考えてノラに一番好きな子がいるかと聞いて母親はその成績を一番と二番を争っていクラスの男子ヘソンにちょっとした恋心を見たいなものを感じていて
韓国最期の思い出として彼と一日デートをさせてもらうものの
そのまま別れのことばも言わずにアメリカに去ってしまったのが24年も前の話
アメリカに移住して12年後、24歳にななったノラはふとしたことで名前も忘れていたヘソンだったが彼女の父親の映画の感想コメントに探しびととして彼女の名前を発見しネットで連絡をとり
ニューヨークとソウルでなんとリモートで出会いを果たして、ここまでの12年間のそれぞれの歩いてきた人生をほぼ毎日オンラインでかたりあうのだったが、今はそれぞれの国での自分の人生があるので再び交信は途絶えてしまう
 
そしてさらに12年後の36歳、ノラは作家のアーサーと結婚していた。ヘソンはそのことを知りながらも、ノラに会うために時間を作ってニューヨークを訪問してくるのだった24年ぶりに2人はやっとめぐり合うのだが
そんなたった7日間の二人のニューよーうでのデートを後半は点綴しての会話劇でしたかねぇ
 
オープニングNY最後の日ノラの旦那さんとノラとヘソンのレストランで会話する姿を写して他の第三者たちの会話として二人のアジア人と米国人との関係性を噂するシーンから始まり
その続きとしてノラとヘソンが本当に別れるシーンに繋がって映画は終わるという
見終わって調べてみたらなんと監督さんの実話を映画化した作品だったそうで
ちゃんとした家庭を持ち旦那さんはNYにいるヘソンと昼間妻のノラが毎日会うことを許容するくらい度量のある人だったようですし
二人がなんと体の関係を持つわけでもなく、淡々と24年のブランクを埋めることも出来ずに子供の頃の出会いが運命ならいまこうして再び出会うことができたもののお互いに別人生があっての宿命に他ならないっていうようなお話でした
 
*宿命・・・生まれる前から決まっていること
 運命・・・生まれてからの決まりごと
 
2023年製作、アメリカ・韓国合作映画
セリーン・ソン脚本・監督作品
出演:グレタ・リー、ユ・テオ、ジョン・マガロ
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