まぁ個人的の問題なんですが、わたしって日活映画はロマンポルノを含めて好きな映画会社でして
見てる作品も東映さんに続いて二番目くらい見てる会社ではあるのですが
日活の二大大黒柱そう石原裕次郎さんと吉永小百合さんの作品はなぜかほとんど見てませんと前置きしてのこの作品も実は初見作品となっております
1969年製作のある意味日活オールスターで作られた100分の1970年お正月映画として作られたこの作品ですが
なんと撮影所を手放してってってことでロケシーンの多い作品ですがそれなりのオールスター超大作
タイトル自体何にも本編に関わることのない内容でして
ホンを書いたのが斜陽日活を支えてきた日活ニューアクションの担い手永原秀一さん
そしてもうこんだけのキャストを整理して一本の作品に仕上げられる監督はやっぱこの人舛田利雄さん
ここで柱全員の名前を挙げませんが末のキャスト見てもらえれば分かりますが、男優さんでは小林旭さんと高橋英樹さんがいない
女優陣も和泉雅子、松原智恵子、そして浅丘ルリ子がいない
まぁ本来なら浜美枝さんの役は浅丘ルリ子さんでしぃうかねぇ
そんな作品をYouTubeの公式日活フィルム・アーカイブで“石原裕次郎生誕90周年記念”として期間限定で無料公開してるのを拝見させてもらいました。
政界経済界を牛耳る大物の婚約披露パーティーに渡哲也率いる元やくざのグループと石原裕次郎率いるもと警察官のチームが
なんとこのフィクサーの本体と時価一億円の首飾りを強奪して
やくざグループは婚約者の体を、石原グループは首飾りを首尾良く盗むものの
ダイヤは偽物
やくざグループは大物の婚約者のクルーザーに逃げ込み5000万の身代金の要求をして
フィクサーのに用心棒たちとの三つ巴の攻防戦になんと吉永小百合、梶芽衣子、山本陽子の三人お嬢さんが巻き込まれての四巴になる5000万の争奪戦のプロットですからねぇ
どこにも「嵐の勇者たち」の物語ではないのがわかる
オープニング上映開始とともに真っ黒な映像に裕ちゃんの主題歌がワンコーラス流れてのちに日活のロゴマーク
日活という会社が潰れるっていう嵐の象徴を見せてそんな中で最後の足掻きをオールスターそう吉永小百合さんまで出演させて
自嘲的に作ったとし思えない作品んと言えるのでしょうね
さすがにこんだけ役者が揃うと日活の俳優陣の層の厚さも見えるものの
こののち一年半後にはロマンポルノに転向してしまうんですよね
1969年製作、日本映画、日活作品
永原秀一脚本、舛田利雄監督作品
出演:石原裕次郎、渡哲也、浜美枝(東宝)、宍戸錠、二谷英明、内田良平、浜田光夫、川地民夫、和田浩治、山本陽子、梶芽衣子、藤竜也、郷鍈治、深江章喜、杉江廣太郎、岡崎二朗、榎木兵衛、八代康二、前田武彦、柳永二郎、見明凡太朗、谷村昌彦、青木義朗、岡田真澄、吉永小百合(特別出演)
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