MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

仁義スロッター冴子

2017-08-21 17:09:47 | OV
これもCSチャンネルNECOの8月6日のミッドナイトシアター枠でOAされた
2013年に製作されたエロチックOVです、
一応Blu-rayに焼いたものを視聴しましたが
なんだろうなぁちっとも面白くない作品

主役の女スロッター冴子を演じているのがAV女優と言うのも、
一応ライバルとなる敵役であちりつつ、最後に冴子に弟子入りしちゃうのもAV女優さんって言うので
学芸会並みの演技はもうおっぱいさへ見せてくれていれば、それなりに絵になるのですが
ヒロインの冴子演じてる方が、ジャケットでは良さげに見えるのですが
実写の方はなんだろうなぁおばちゃんやないですか
修整掛けてるということでは確信犯のジャケット詐欺

スロッター協会?の会長さんを演じてられる方が、物語的にも締めの役柄であるのですが
この方が実に拙い、それなりに年齢を重ねてきた方と見えるのですが
台詞と演技が実に・・・エンドロールで知ったって言うか、オープニングロールでも実は紹介戯れてたようなのですが
なんとなんとか流の剣の達人らしく、映画のなかでも本身だったのかどうかはわかりませんが
ある意味プロットに脈絡なく唐竹伐りを見せてくれてましたが
私はなんだろうなぁ居合じゃないのか・・・って見てただけですが

あんまり見事な剣さばきとも見えなかったですが
って素人さんに重鎮の役をやらせてはダメだろう

って言うことで、こう言ったOVを実に沢山見てきましたが
主役のお姉ちゃんと言うかもうオバはん筆頭に
出演者の一人も見知った役者さんも居なくて

シノップスは、地方都市(と言ってもつくばエクスプレスのどっかの駅)のパチスロ店
地域再開発の土地買収に巻き込まれ、さすらいのスロッターがスロット勝負で再開発からパチスロ店をたすける
って言うありふれた内容と全くつまらないお話

AV女優のヌードもそんなにそそられない
プロットにメリハリがなくてスロット勝負も何をやってるものかわからないほどの緊張感の欠片もなかった
72分の尺がこれほど長いと思ったOVも珍しいと言うことで・・・

2013年製作、日本OV、シネポップ作品
蒼井ヒロ脚本・監督作品
出演:内田美奈子、木村知幸、桂野恵一、今野悠夫、祐花凛、三上貴則
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饗宴 ~重松清「愛妻日記」より~

2017-08-21 15:36:03 | 邦画
直木賞作家重松清の短編官能小説集『愛妻日記』の全6エピソードを
松竹映画とその子会社衛星劇場が自社のプログラムコンテンツとして
「愛妻日記」製作委員会を立ち上げさせて、AVやピンク映画とは違った官能映画を2006年に製作していたんですねぇ

現在は廃盤になってるあるピンク映画のDVDを探して中古店行脚してる中で「ソースの小瓶」を除いて5本まとめて売ってましたので
とりあえず購入してきましたが
そこはRー18のエロチック映画ですので1本の尺が6~80分という手がるさでしたので
製作順を無視して一番短い63分の尺のこの映画から鑑賞

近くのGEOさんには邦画エロチックの棚に「ソースの小瓶」がありましたので
レンタルしてくるとこの重松清「愛妻日記」シリーズはコンプリート鑑賞が可能のようですねぇ

主要スタッフやキャストも杉本哲太、村松恭子、伊藤洋三郎、速水典子と一般映画の方々ですよねぇ
それがスッポンポンで濡れ場を演じているのだから
こういう企画を立てた松竹さんの英断は賞賛すべきだろう
東映とか、その他の会社がエロスシリーズの映画を時々企画してますが
未だ、この「愛妻日記」シリーズ1本しか見てないですが
女優さんも男優さんも確りと脱いでいらっしゃるし
それなりにと言うか、レイティングのRー18にふさわしいエロチシズムを醸していましたよね

現在中年を迎えた高校教師雅之は自分の高校時代の倫理の恩師に手紙を書いて
その文言を語りとして
雅之と恭子の中年を過ぎた夫婦は、夜のお勤めに関して
お互いの老いはじめた身体に、もう欲情しなくなっていたことの告白から
恩師への手紙は始まる

同じベッドで眠る二人だが近隣のおば様たちの井戸端会議から
バイブをつかってるということを知り
お互い同じベッドで並んで、違うバイブレーターを使って、別々に自慰する二人
色々なばいぶをためすために何と独身時代使っていたラブホテルでバイブオナニーを試したりするんですねぇ

お互いの体に嫌悪するものの夫婦の愛を描いてる原作ですので
浮気とか不倫にはしらない二人ではあるのですが

実はそんな雅之に本当の愛の形を教えてくれたのは、
今手紙を書いている高校の倫理の先生とその奥さんとの思い出だった
雅之が17歳だったとき先生の家に引っ越しの手伝いによばれ
先生は家におらず奥さんがなぜか彼を露骨に誘ってき、思わず彼は奥さんの身体にむさぼりついたのだったが
雅之が奥さんとのセックス中に奥さんの先に見たものは先生の手と絡み合う奥さんの手だった

雅之の奥さんに村松恭子さん、たしかにだらしのないぼてっとした肉体だし
おっぱいもかなり下向いていて実に勃起を促さない肉体
ちゃんと己の肉体も衣装というか演技の重要要素なんですねぇ

中年といいながらも速水典子の肉体は童貞の少年を魅了するには充分な存在感とエロさでした
が、杉本哲太さんの肉体はちょっと精悍さが消えていませんでしたが

ある意味オチの妙味な映画でしたが
速水典子さんが高校生の主人公をフェラして放出された体液を飲んで
「若いから濃いわねぇ」の一言に尽きる映画
原作でも同じ台詞があるのでしょうか

2006年製作、日本映画、「愛妻日記」製作委員会作品
緒方明監督作品
出演:杉本哲太、村松恭子、伊藤洋三郎、速水典子
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nude

2017-08-21 10:56:32 | 邦画
AV女優のみひろさんの自伝私小説の映画化
チャンネルNECOの深夜枠ミッドナイトシアターで14日にOAされたものの録画視聴

2010年の作品です、だいたいこの辺りからでしょうか
AV女優の社会的地位が職業として世間に認知されだして
AV女優になりたいという女子まで現れてくるようになったのは・・・
って私自身はあの暈しが嫌いなので日本製のAVは見ないので
社会現象としての耳情報なのですが
そんな時代にタイムリーに自伝を出してベストセラーになったのがみひろさんのこの『nude』

渡辺奈緒子さんの初主演作ですが、しかしなんか中途半端な映画だったなぁ
AV女優の自伝映画なのにヒロインのヌードはNGですから当たり前か

みひろさんの本の主要購買層って多分女の子なんでしょうね
だから映画の企画ターゲットもそこいらへんに絞って
ま、男の観客がみひろのファン層とエロ目的のやつを吊れればいいと言うことかな 
って思えて仕方ない映画
だからか、主人公の心理的な葛藤と、AV女優という世間との風評との対比を描いてるんあだろうけど

主人公の葛藤もなんも映画では全然表現されていない
だからでしょうか、主人公にあんま共感できないのですけども
女の子たちは共感できるのかなぁ
小説だと描ける内面心理って画像で表現するの難しいんですよね

AV撮影に踏み込むシーンにもうひとひねり欲しかった、彼女の決断と覚悟を表す何かが・・・
階段を下りるシーンであらわしてるんでしょうけども、全然伝わってこなかった(汗

みひろさんは新潟の出身だったんですねぇ
しかし新潟って、この時代あんな田舎じゃないですよね
いまどきの女子高生ってあんな方言つかわないでしょ
さらに卒業式で「仰げば尊し」なんて絶対歌わないし
あまりにもステレオタイプすぎません

もうひとつ言わせてもらうなら
年齢的にみひろさんってルーズとハイソの端境期じゃなかったかなぁ

新潟の海って日が落ちるんですよね
日は山際から上り、海に沈む
しみじみ将来を語るシーンで太陽海に沈めてほしかった
って、ラストカットに日没シーンあって思わずGJ

流れ星に願いをかける夜のシーンって
昼の撮影したものに夜の加工を施したものでしたね

本名の「ひろみ」のアナグラムというか
業界用語風に芸名を「みひろ」と命名する役どころで
みひろさんがゲストで先輩AV女優役でのご出演

2010年製作、日本映画、ハピネット作品
小沼雄一監督作品
出演:渡辺奈緒子、佐津川愛美、永山たかし、みひろ、山本浩司、光石研
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ラ・マンVIP専用の女

2017-08-21 01:03:15 | OV
先に見たクソみたいな映画「ラマン」と何ら関係がないものの
タイトルが「ラ・マン」繋がりだけでチャンネルNECOが深夜枠のミッドナイトシアターで
OAしたこちらは、イタリアンクオーターのAV女優希崎ジェシカさん主演の
2016年製作のエロチックOV最新作です

希崎ジェシカさんが、副題通り「VIP専門の高級コールガール」役を熱演?!してるエロティックOV
"ラ・マン"とフランス語が使われてるようにオープニングは
どこか気だるい(アンニュイ)雰囲気の希崎嬢の全身オイルマッサージのシーンがナイスです
背中はフルオープンでしたが前は黒いヌーブラ着用でしたねぇ
マッサージ師への無用の配慮と言う設定なんでしょうが
物語の中枢にやっぱり絡んできちゃいますこの男性マッサージ師

半ば都市伝説的な存在となっていたヒロインである高級コールガールは
政界・財界・教育界のエリートな人々への秘密の“おもてなし”が評判で、彼女が介在することによって
今日の日本の政治・経済がスムースにまわっていたのである

そしてある時、大物カメラマンの相手をすることになったヒロインだが
こうなる前は売れないグラビアアイドルだったという
封印された過去を知るのがこの大物カメラマンだったのだ
って言うことで奈良坂篤さんがこの大物カメラマンに扮していらっしゃる
ヤクザVシネでは強面、人情派のヤクザの幹部を演じてる姿を目の当たりにしてる作品の方が多いのですが、奈良坂さん役者さんですので
こういったエロチックOVでも活躍をされてらっしゃる
何でも屋の役者さん年齢的にも使われやすいのかな

で、ここで売れない時代の元同僚で大物カメラマンとの枕営業で今は超売れっ子モデルになったアイコと再会し
大物カメラマン、売れっ子モデルとVIP専用の女との3Pプレイがメインと言っていいほどのロングセックスシーン
こういったOVにしては結構ハードでエロチックな演出です
映倫のR基準法が全くの理解不能って言うか、何がそう言う基準で15とか18にしてるんだろうと思わされる程の基準が私にはわかんない

このアイコを演じてるのも美泉咲というAV女優さん
全く私の御名前も映像でお姿を拝見するのも全くこれを見るまで知らない方でしたが
スレンダーでボンキュッポンのジェシカ嬢とは対照的な典型的な日本人ですといった肉体でしたが

てことで実はオープニングのマッサージ師がジェシカ嬢におかぼれしちゃってて
クライマックスは彼女とのセックスをチャンスに自分の道をしっかりと生きていこう
って言うある若者の再生のお話まで絡ませての70分でしたが

アンニュイな雰囲気から始まり政治・経済界の大物とのアブノーマルな性的嗜好とか
一体何を言いたかったのかまるっきりわからないごちゃ混ぜかやくご飯みたいな
ってか、素材を詰め込みすぎて全く何が言いたいのかわかんない焦点のボヤけたストーリー展開ってのもこういうOVならではですけども
エロチックシーンの3Pシーンはくどいくらいながかったし
最初に書いたようにハードな濡れ場が多いので訳のわかんなさはそれはそれで不問と言うことで・・・

2016年製作、日本OV
金田敬監督作品
出演:希崎ジェシカ、美泉咲、徳元裕矢、森羅万象、加藤衛、浦坂桂佑、奈良坂篤
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L'amant ラマン

2017-08-20 17:05:10 | 邦画
チャンネルNECOの深夜枠ミッドナイトシアターで月初OAされた
2004年製作、廣木隆一監督安藤希主演の映画です
深夜枠で廣木隆一監督作品と言ったら、ある程度期待できると思うじゃないですか
でもこれはダメな映画だったなぁ
原作は漫画のようですが、私は漫画もアニメも見ませんのでもちろん原作も知りませんが
映画と同じだと思いたくはありませんけど・・・

とにかく安藤希主演の時点で彼女のフロンタルヌードは期待する方が無理というものでしょう
案の定背中のフルヌードはふんだんに登場しますし
原作がそうなのかどうなのかはわからないのですが
"17歳の誕生日、私は3人の男たちの
玩具になることを望んだ・・・"と惹句にあるように

愛人契約を結ぶ前に彼女は背中に天使の羽根を刺青するのですが
片翼は未完成にしてるのはとびたたないと言う比喩かな、
と言うことで3人の男たちと一つ洋館の屋根の下での愛人契約上の生活が始まりますが

一応ヒロインがJKと言う設定で・・・洋館から学校に通うものの
中年男たちになんだろうなぁ生活感が全く見えて来ないからねぇ
映画っていうのは、どんな映画でも見てるうちにテーマと言うか、
ある程度の結末とかが何となく見えてくるものなのだが
この映画は全く見えて来ないし
愛人関係の契約上での濡れ場があるんだけども
その所謂ウリのシーンに全くエロスが無い、

そしてたんたんと日常が進んでいくだけなのでストーリーと言うか、映画としてのクライマックスが無い、
それだけならまだしもヒロインが映画館でレイプされて妊娠しても葛藤もない、

全くといっていいほど盛り上がらないし観客は完全においてけぼりで
92分全く時間の無駄でしかなかったと思ったのは私だけ?
廣木隆一監督は一体何がしたかったんだろう
映画館でヒロインをレイプする男に水橋研二さんでしたねぇ

2004年製作、日本映画、ハピネット・ピクチャーズ作品
廣木隆一監督作品
出演:安藤希、田口トモロヲ、村上淳、大杉漣、前田綾花、遠藤雄弥、水橋研二
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仁義なき麻雀

2017-08-20 14:21:09 | OV
CSのチャンネルNECOで「桃色図鑑」の鑑賞後の”ミッドナイトシアター”にてOAされたのを録画したものを視聴
いつものエロチックOVの麻雀ジャンルのVシネマです
2012年製作と言うことで5年も前の作品であるため
主役の音無さやかさんの名前も初見です

そうですよねジャパニーズAVは見ないからAV女優さんもOVに出演されてる方しか知らないし
さらにこういったOVは地元のレンタル屋さんに入荷されるものも数が知れてるから
CS・BSでたまにOAされるものしか見られない

と言うことで、最近ではできうる限りこういったOVをリリースされるごとに
店頭に並んでるものは購入に勤めるし、中古店で見てないものを購入したり
BS・CS放送でのOAを録画したりして、なるたけ見逃さないようにしております

音無さやかさんって実にちっパイなお方なんですねぇ
共演の星野あかりさんはかなりOVで見ておりますので、私には既知のAV女優さんに該当します
そんなお二人が雀士としてタッグを組んでの悪者退治と単純なシノップスです
エロ目的なので麻雀の手も試合もそんな迫力もありませんが
ボーッと見てる分には濡れ場もある麻雀の駆け引きみたいなものとかで
70分の時間潰しにはなりますが、見終わって記憶に残ってるのは

主役の音無さやかさんのちっパイ(私はちっパイ好みです)と学芸会以下の演技力だけって
ま、コレがこういったOVの宿命と言ってしまえば、その通りなんですが
こういったOVでも役者として、手を抜かずにしっかりと演技設定をして
役になりきってる川瀬陽太さんの役者魂ってやっぱすごいよねぇ

監督さんにしても学芸会演技のAV女優さんの演出も大変なんだろうな
どこで妥協するかって言う判断力なりきってンだろうなぁ
こういったOVの監督さんは妥協と忍耐のおりあいをどこでつけるかか
ピンク映画や、こういったOVがある意味大好きなンですよね
ストーリーが陳腐だろうとなんだろうとAV全盛期に消えずに頑張ってる
ピンクとかエロOVの灯が消えずにいること自体が実に嬉しいし
彼らの努力に少しでも尽力できるのは、こういったDVDを見るっってことですよね

2012年製作、日本OV、ネクスタシーEX作品
羽生研司監督作品
出演:音無さやか、森山翔悟、川瀬陽太、星野あかり、吉田祐健
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風に濡れた女

2017-08-19 20:33:26 | 邦画
かつて一世を風靡した"日活ロマンポルノ”を気鋭の映画監督5人を起用して現代に甦らせた“ロマンポルノ・リブート・プロジェクト”の第二弾
第一弾の行定薫監督の「ジムネノベティ~」あくまで私個人的な感想ですが
"これってロマンポルノ?"って思えた作品よりは、
この作品はこれぞロマンポルノだよなぁって言える
DNAを受け継いだ作品になっていたのが嬉しくなった

結局9月に発売されるBlu-rayの5本box発売の前に
TSUTAYAさんのセットレンタルに組み入れる作品が見当たらないってのもあったのも事実でありますが
結局我慢しきれずに気づけば5本すべてレンタルしてしまってましたねRー18ヴァージョン

この映画はタイトルロールから主役の 間宮夕貴さんがそのおきれいなパイおつ丸だし
このシーンだけでもう嬉しくなってしまいますが・・・

監督の塩田明彦さんの映画は今まで3本くらい見てますが
彼自身は日活ロマンポルノ作品は見てられるとは思いますけども、
お仕事としては関わっておられない方だと思います、そんな監督さんが
これほどロマンポルノのDNAを受け継いでいるとは、
で見終わってWikiを検索してなぜにロマンポルノのDNAを受け継いでいたのか理解しました
ロマンポルノとは切っても切れない大和屋竺さんのお弟子さんだったのね

第1弾の行定薫監督は彼らしい作品で、現代日本の映画製作の現場に対する
彼自身の思いを映画に託されていらっしゃいましたけども
ロマンポルノリブートとしては不満足な出来だったと私は思いますが、

第2弾のこちらは間宮夕貴を主演に据えてロマンポルノとしてはなかなか面白かった。
旧日活ロマンポルノ作品へのオマージュもあり、エロ度もアップしている。
それは一重に間宮夕貴さんのキャラクターに負うところもあるのですが
前半は比較的おとなしいと言う観点か、
不可思議なキャラが彼女の肉体から醸し出されていたし
後半は彼女を筆頭に女優さんの登場人物がみんな裸で一気に肉弾戦へとなだれ込む展開こそがロマンポルノの真骨頂でしょう

間宮夕貴さんは他作品でも所謂ヌードを目的とした作品から女優デビューだった
やっばり女優さんの肉体あってこそのロマンポルノですよね
男が主役で愛の遍歴ってのも確かに濡れ場が多くなりますが・・・
ロマンポルノじゃなく文藝映画なんだよねぇ

海外の映画祭でも好評価を得られてるのも納得の一本ですよねぇ
濡れ場も多くさらに長めに表現されていて
Rー18ヴァージョンはRー15版を見てる私には大満足な作品に仕上がっていましたねぇ

改めて"愛とは戦い"であることを教えてくれる一本でした

2016年製作、日本映画、日活作品
塩田明彦脚本・監督作品
出演:間宮夕貴、永岡佑、鈴木美智子、中谷仁美、テイ龍進、赤木悠真、谷戸亮太、池村匡紀、前田峻輔、大西輝卓
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日本侠花伝

2017-08-19 18:35:18 | 邦画
日本映画専門チャンネルの8月の"蔵出し名画座"の枠でOAされた73年製作のヤクザ映画
"蔵出し名画座"の名に実にふさわしい"名画座"はおいておくにしても
この映画、実はヴィデオにも、DVDにもされていない映画ですので名実ともに"蔵出し"
別に封印映画ではないのですが、尺が150分もありまして
シネマヴェーラなどでも2本だて興行をモットーとしてる小屋ではなかなかかからないし
レイトショーだとてっぺんをまわっての上映終了になるとか・・・

そんなこんなでフィルムセンター以外では見られる機会は実に少ない映画
私も今回がそんなこんなで、実は初見なんですねぇ
一部、二部とわかれていたのは存じ上げておりましたが、間に3分のintervalがあるんですね
黒地に白字のスーパーで3分とか、あと2分、もうすぐとか律儀に3分あるんですね

と言うことで前半は、若い二人のかけおちの悲恋物語。後半は、引き裂かれた女が結婚した相手は自分を助けてくれたヤクザの親分、神戸の港の利権をめぐって悪徳ヤクザと対決するヤクザ映画という趣きになっていますが
時は大正中期、世情は貧富の差が激しくなり不況と重なって米騒動が・・・
一部と二部とで共通するのは
当時の警察の人権無視の取り調べ

一部では警察の拷問を受けるのは加藤泰御贔屓と言うか、愛人とも言われる任田順好さんがある意味主役と言っても過言ではないような扱いを受けていますし
それに応えるかのごとく彼女のあまり見たいとも思わなんだおっぱい丸出しでの熱演
まさかのおっぱいにちょい萎えましたけど

愛人のおっぱいを画面に出すってのは深作欣二じゃないけども、監督冥利につきるのかなぁ
ま、どうでもいいですが、二部ではNHK朝ドラヒロイン真木洋子さんもスッポンポンでの
警察拷問取り調べシーンが
70年代の女優さんってちゃんと脱いでくれるんですね

加藤泰監督が長年暖めていた企画だったようですが
この時代東映じゃ実録路線に転換してるし

日活、大映が倒産し、東宝がそれらの映画の受け皿になっていて
石原プロ、勝つプロ製作の映画や役者さんたちの映画を配給上映していましたから
明るく楽しい東宝映画のコピーがもうどこへやらの
スプラッター映画の配給ばっかで東宝直営館のスクリーンを賑わせていたようですが
そんな中で作られた東京映画作品ということなのでしょう

何と水戸黄門の集団ペンネーム脚本家の葉村章子のプロデュース作品だったのにはちょっとビックリ

そういやお気に入りの男優さん汐路彰さんが異彩を放ってましたし
相変わらずのローアングルですが、ちょっとうざったい演出意図には・・・
とりあえず2時間30分一応満足の映画でしたが
今さらパッケージ化しても、平成の方々には受け入れられない映画でもあるのかな
とりあえず録画できて良かったなー

1973年製作、日本映画、東京映画作品、東宝配給
加藤泰原作・脚本・監督作品
出演:真木洋子、渡哲也、北大路欣也、曽我廼家明蝶、任田順好、菅井きん、加藤剛、安部徹
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雀魔

2017-08-19 03:30:40 | OV
8月17日のCSのチャンネルNECOのミッドナイトシアターの深夜枠でOAされたいつものエロチックOVです。
ここんとこチャンネルNECOのミッドナイトシアターは一日分2~3本まとめて一気に来るのですねぇ
したがって見ない作品も結構な数量ありますが、録画の数量もそれなりにたまって行くのも、これまた事実
生きてるうちにちゃんと消化できるのかなぁ

こういうOVのメインプロットに使われる勝負事は、麻雀・パチンコ・スロットと相場が決まっておりまして
これは麻雀、それも女の子たちが卓を囲む4人ともにするような脱衣麻雀ではなく
ヒロインが、凄腕の女雀士の娘で、負け知らずの脱衣麻雀士であったのが
唯一負けた相手に一晩体を預けたあげくにシングルマザーにさせられて・・・

ヒロインを残したまま死んでしまい、雀士の血を受け継いだヒロインが母親と同じ脱衣麻雀で父親を探すと言うシノップスに
脱衣麻雀とヒロインを愛する同級生との濡れ場を絡めたOVといってしまえば身も蓋もありませんけども

主演の脱衣麻雀をするようなヒロインをAV女優の 百合野ももさん
相変わらず日本のAVは見ないので、私にはお初のお方ですが
こんだけ色々OVを見てきてますが、この作品2012年の製作と言うから
もう5年も前の作品ですが、過去のAV女優さんのお名前とお顔とおっぱいをいっぱい見せてもらってきたような
一体どんだけAV女優さんがおられると言うのか
AVというのは実に深い業界のようですねぇ

こういうOVで一応主演を帳れると言うことはお顔はおいておいても
それなりにAV業界での需要を満たしてる訳ですから人気もあると言うことですよね

前置きが長くなりましたが、これはそれなりに楽しめる作品でしたねぇ
何故に楽しめたかは、この麻雀OVのメインプロットが実はいかさま麻雀であったところかな
時代的に今じゃ全自動の雀卓ですから
積込とか牌のすり替えとかのテクが使えない昨今
まさかの牌のすり替え・・・そのための脱衣麻雀って言う必然のシノップスだったんですねぇ

父親が誰かってのはすぐにネタバレしちゃってるけども、ちゃんと見られるものにしてるのは奥渉の手腕でしょうか
百合野ももさんは20年前の母親との二役を演じてはいたものの演じ分けられてはいませんでしたねぇ
学芸会の演技といいすべてご愛敬ご愛敬、面白ければそれでよいのだ

2012年製作、日本OV、シネポップ作品
奥渉脚本・監督作品
出演:百合野もも、磯田泰輝、稲葉凌一、森羅万象、如春、ホリケン。
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ナイト・ガーディアンズ

2017-08-18 21:19:52 | 洋画未公開
これは珍しいロシア版ヴァンパイア映画です
WOWOWのジャパンプレミア枠で先行OAの後に劇場未公開作品としてDVDスルーされる作品
邦題が英語の読み下しタイトルであまりにも芸のない邦題の付け方には
もうこういうのは辞めてほしいのですが・・・

オープニングからビルの屋上から転落する若者
夢落ちなんですねぇ、そんな予知夢ばかり見る若者パシャ
日常は徒歩と地下鉄で速配便の配達業務をしてる普通の若者

配達業務でホテルに荷物を届けた時に、行方不明で世間を騒がせている人気女性歌手ダナ
を偶然見かけて
そういやダナと夢の中で会っていたことを思い出したパシャは
よせばいいのにフロントから無理矢理彼女の部屋を聞き出し
彼女の部屋に押し掛けると
そこに彼女を狙う凶暴な男女のグループが現れダナを拉致ろうと大暴れ
パシャにもあっという間にたおされるが・・・

実はダナはヴァンパイアの一族の王女で、
敵対するグルーのボスと月蝕の日に結ばれると不死身になるという
ダナを助け出そうと果敢にグルーと戦うパシャですが所詮蟷螂の斤
そこにガマユン率いるロシア連邦保安庁、特殊任務“D局”のエージェントたちも現れ
弾みでパシャはグルーの一人を倒してしまいますが
それを見ていたダナがパシャを戦士と・・・

ヴァンパイアの王女様のダナがなかなか可愛いい
よく見るとパシャも結構なイケメンに見えるときがあるんですね

中盤以降は行方不明の王女様をロシア保安局が保護し
秘密組織の保安局がパシャの能力を賈って見習いと王女様の警護に雇いいれて
ってこの秘密組織地下鉄を牛耳ってと言うか、隠れ蓑にしていて
地下鉄の中央司令室が組織の中枢って発想が面白い
グルーもバンパイアですから昼間地下から列車が地上に出るとヴァンパイアは消滅したり

敵もヴァンパイアなので、最終決戦に臨むパシャが持ってく武器が何と生ニンニクと銀の銛というお約束設定もちゃんとありましたねぇ

最終決戦でグルーの頭目をやっつけるシーンが何とオープニングの夢のシーンとシンクロしていたのですか
ビルの屋上から落下したパシャの運命やいかに・・・
そいつはみた人の特権と言うことで
ロシア映画のCG技術もかなりに進歩していますね
色んな意味というか技術や映画の内容からおいてけぼりな感じですよねぇ日本の映画は

2016年製作、ロシア映画
エミリス・ヴェリビス監督作品
出演:イワン・ヤンコフスキー、1レオニド・ヤルモルニク、リュボフ・アクショノワ、ミハイル・エフラノフ
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