山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

天城の溪にアマゴ舞う

2009-04-11 23:43:57 | フライフィッシング
人の行く 裏に道あり 花の山

今回の釣り旅を一言で表現するならばこんな感じになるのでしょうか?
伊豆をメインフィ-ルドにしている釣友熊さんに天城の溪を案内して頂きました

伊豆への道は兎に角混雑する訳で、、、。
30年ほど前、伊豆行きで大渋滞にはまって1日を無駄にしてしまった僕は
『伊豆なんかもう二度と行くもんか』と頑なに伊豆行きを拒んでいた訳で、、、。

ところが熊さん、抜け道、裏道、峠越え
予告どおりちょうど3時間で天城に辿り着いてしまった訳なのでありました。


今回の釣行は狩野川と大見川の支流群、いったい何十本あるのでしょうか?

先ずはワサビ田
ここの横を流れる小溪もなかなか風情がありました





勝手知ったる熊さんは山道を縦横無尽にジムニ-を駆って
幾つもの支流を案内してくれまして、、、、、
そしてこの集落の下流で遂に僕好みの溪に巡り会えました





餌釣りの熊さんは下流を、フライの僕は上流へと遡行します
天城の支流群はどの溪も流程は短いものの途中から突然に勾配を増すという特徴がありました
小学生サイズのアマゴの猛攻に辟易しながらも、、、、





中流域のここでライズ発見
オレンジ色の絵の具を細筆の先でちょんちょんとまぶしたような朱点

これぞ天城の溪の天然アマゴ
いやぁ巡り会えて良かった





満足サイズがひとつ釣れるともう余裕ですな
一服して天城の溪の雰囲気に浸りましょう





依然ライズは続いています
天城のアマゴは朱点が少ないのが特徴なのでしょうか?
このアマゴは極細の筆で点描したような朱点がかすかに見える程度です





大きな堰堤を高巻いて行くと、、、
ここでもライズが続いていました





ランディングしたのは、、、、
これは全く朱点がありません
と言うことは、ヤマメなのでしょうか?

ここから上流、釣れる溪魚はすべてヤマメでしたが
伊豆の溪でヤマメってありなんでしょうかね?





そしてこの先の左の斜面をよじ登り藪こぎしながらの脱溪





そして辿り着いたのは田んぼの端っこ
美しい棚田の畔道を歩いていると何だかふる里の里山にタイムスリップしたような不思議な感覚に





車道まで登ってくると
何とまあ『日本棚田百選』の立て札があるではありませんか





車道の横には水田用の水路が流れイタドリの群生がありました
ちょうど食べ頃の若芽を数本摘ませて頂きました

茎の皮を剥いて塩をつけて食べるとちょっと酸味があって美味しいのです
浅漬けやおひたしも美味しいのですが今はもう食べる人もいないのだとか





狩野川の中流まで下って遅めの昼食
熱いくらいの日差しの中で飲むビ-ルは格別なのでした





話し好きの熊さんとの釣り談義のあとは川原でお昼寝
ビ-ルとお昼寝付き、これぞ僕の釣り旅スタイル





天城の溪を堪能した一日はこうして暮れてゆくのでありました





そして東京への帰路もピッタリ3時間
熊さんの頭脳はナビゲ-ションシステムの比ではありませんでしたね

熊さん、僕のために貴重な一日を費やして頂きありがとうございました
皆さん、春の天城の溪もええですよ~ん。


コメント (12)
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