山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

ふるさとの小川で

2018-03-20 01:42:08 | 川飯.B級グルメ
足かせに繋がれていたような2か月間がようやく終わりを告げた。
山を歩きたいのだけれど鈍った体は気力を振り絞っても思うように動かない。
先ずは野に出て野草を摘んで春の息吹を感じることから始めよう、これが僕の早春のセレモニ-。

ふるさとの野を散策しながら野蒜や藪甘草や蕗の薹を摘む、この開放感を何に例えたらいいのだろうか?




食べる分だけ野草を摘んで、いつものダイニングで下ごしらえを始めていると
散歩の途中で出逢ったおじいちゃんが小川の畔に訪ねてきてまた話し込んだ。




野草の素揚げとお浸しを振る舞いビ-ルをお裾分けすると
今じゃあこんなもの誰も食やあしねえと言いながら懐かしそうに食べてもらえた。
話し込んでいて写真を撮れなかったので、、、、、、この2枚は昨年の画像です。





小一時間ほどで独りになれた、少々寒いので煮込んだソ-メンで温まりたい。
10倍ほどに薄めた麺つゆで具がしんなりしたらソ-メンを煮込む、胃に優しくてほっこりする!

 



午前10時半、釣る気はさらさらないのだけれど、穏やかなふるさとの小川を歩いてみたかった。




水量は少し減ったけれど、この美しい流れは昔と殆ど変わらない。




山女魚の魚影は確認できるもののドライフライにはまだ少し季節が早いか?




ここでロッドを畳んで川飯にしよう。




セリと豆腐だけのシンプルなセリ汁でビ-ル




鬼ころしでほろ酔って体は昼寝モ-ドになってきた。




仕上げは野蒜たっぷりのペペロンチ-ノでお腹が満たされた。




河原の陽だまりで小一時間ほど眠って滝の右岸から林道に這い上がる。




昔は泳げるほどの大きな淵だったのに今では砂利に埋もれて狭くなってしまった。




林道の岩肌にへばりつく様に生きる春蘭が咲き始めた。




ということは、今年もまた石砂山に春の女神が舞い始める季節が巡ってきたということになる!

さあこれから少しずつ体を慣らして自然の懐に飛び込んで行こうか!
コメント (32)
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