山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

極上の孤独

2018-04-15 17:46:58 | 独り言
孫たちと近くの消防署に見学に行った。
署員の方が消防車を全開してすべての装備の説明をして頂いた。
憧れの消防車を見て、運転席に乗せてもらっている孫たちの目の輝きが嬉しさを物語っていた。
帰り際に小さな消防ヘリを模った消しゴムを頂いた、こんな粋な計らいも子供たちを消防ファンにさせるのかもしれない。

 
 


さて土曜日、オ-ちゃんと釣りに出かけた。
僕は上流域へ、オ-ちゃんは中流域へ。




あれから2週間が経過して山女魚の尾びれも復活しつつある。




午前11時半、簡単な昼飯を始める頃になると風が強くなってきた。
ロッドを畳んで目星をつけていた渓畔を歩きながらタラの芽とウドを摘んだ。
ウドの茎はキンピラが、ウドの葉とタラの芽は天ぷらが旨い、春の山や渓はこんな楽しみがある。




午後2時には強風が吹き始めて3時前には癒しの湯に避難した。
蕗の薹の季節は終わり今日はコゴミの天ぷら、老境に入った僕もオ-ちゃんもこんな酒肴がいちばん嬉しい。




さて、4月5日で僕は66才になった。
66才といえばひと昔前なら完璧な爺様なのだけれど人生80年が当たり前の今ならバリバリの現役世代である。

『極上の孤独(下重暁子著)』 タイトルを見て手に取って目次も見ないで手に入れた。




僕は年とともに独りの時間や空間がとても心地よく感じられるようになってきた。
群れず、媚びず、気をつかわず、自由で、本来の自分でいられるのはまさに極上の孤独と言えまいか?

孤独と孤立は似て非なるものだろうと思う。
経験したことはないけれど、人や社会から疎まれ無視され拒絶される『孤立』はきっと寂しくて恐ろしいことに違いない。
でも人や社会と繋がっていながら、独りの時間を存分に楽しむという満たされた充実感は他では決して味わえない時間である。

この『極上の孤独』をじっくり読んでみよう。
そして、もっと孤独を楽しむ人生を送りたいと思う。
コメント (28)
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