山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

清涼の森

2019-08-04 17:20:40 | フライフィッシング
酷暑の日々が続いていますが皆さま如何お過ごしでしょうか?
僕は7月末から黒部に入ろうと日程を調整しながら頑張ってきたのですが諸般の事情でやむなく延期になったという次第で、、、

ならば涼しい渓でロッドを振ろうと瑞垣に向かい釣り券を求めて五郎舎さんに立ち寄ると
ここのところ毎日ゲリラ豪雨があるから特に本流の急な増水には気を付けてねと女将さんから注意を促された。
増水は怖いので本流の大型アマゴを諦めて、小さな支流でのんびり癒しの時間を過ごそうかと宗旨替えした。




午前7時入渓、久しぶりに訪れた瑞垣の森は朝日が差し込んで清々しい!




ファ-ストフッシュ、この渓にしては良型の朱点も鮮やかなイワナが#12のテレストリアルを咥えた。




ブナとミズナラに覆われたこの渓の空気はひんやりとしてソフトシェルを羽織ってちょうどいい感じ。




しばらく釣り人が入っていないのか型は小さいもののポイントごとに岩魚がフライにアタックしてきておもしろい。

 


左岸に沿って登山道が伸びる恩賜林は苔と木々の緑が濃くて実に美しくて心地よい。




この辺りですでに15尾ほど、うぶな子供たちはガップリとフライを咥える。

 


この先の小さな肩で、、、




シャ-プな魚体の美しい岩魚が2番のグラスロッドを弓なりにしならせた。




まだまだ渓は続くけれど、、、、




午前9時半、この辺りでブランチをば、、、、




やはり真夏の渓はそうめんがええですね~!
あと1週間もすればチタケそうめんが味わえますね~!




ここで2時間ほど草の上に寝転んでまどろみの時間です。







そして11時50分、釣りを再開するとまたまたウブな岩魚たちが小気味よくフライを咥えます。




12時5分、渓が暗くなり冷たい風が吹き始めたのでいよいよ雷雨襲来の予感、でも釣り師の悪い癖が出てしまった。
ここで最後の最後に1尾釣ってから退渓しようと決めてこの岩魚を写真に収めた途端に一発目の雷鳴が轟いて雨が落ち始めた。




雨具を羽織るのももどかしく車に戻るまでの間にズブ濡れになってしまった。
車のル-フやボンネットを叩きつける雨音は32ビートのドラム演奏を聞いているような激しさであった。




20分ほどしてから渓を覗くと増水した流れはコ-ヒ-色に、、、




それから断続的に2時間半も豪雨が続いて、おそらく本流は怒涛の流れになっていた筈である。
帰路立ち寄ったIC手前のコンビニの店員さんの話では、雷雨なんて全然ありませんでしたよ、、、ですって。
街から車で30分と離れていない山なのに、こんなにも天候が異なるということなんですねえ!


コメント (22)
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