こんにちは!柴田圭ですっ。
今日は何だか太一が良かったです。
先週した技術的なアドバイスと考え方のアドバイスが良い感じに表現できていた気がします。
考え方としては、本質的な部分ではなく表面的な部分、形的な部分ばかりに目が行ってしまう、
これは誰しもがけっこうある事だと思います。
太一の場合はなぜショットに威力が出るのか、という部分よりも威力を出す為に必要な形ばかりが頭にあります。
でも重要なのは、何がスイングを早くするか、何がショットにパワーを加えるか、という原理的な部分が分かっていたら形はどんなだって良いんです。
プロの選手でも皆フォームは違いますし中には変なフォームの選手もいます。
でも根本的な部分はしっかり出来ているから高いパフォーマンスが出るので、根本的な部分さえ押さえていれば形はどうでも良いワケです。
算数に例えるなら、足し算、引き算、かけ算、わり算、などを根本的な解き方を理解していれば数字が変わっても簡単に正しい答えは導き出せますが、太一は1+1=2、2+3=5と全て形で暗記して行くタイプなので数字が変わって暗記できていない形になると根本的に理解できていないので途端に分からなくなってしまう、という感じです。
計算を根本的に理解していれば形である数字がどう変わっても正しい答えが出せるように、テニスでも本質的な部分を理解していれば形は千変万化、その時その時の状況に応じて自然に変わって行くモノです。
その中でも特に大切なのがタイミングです。
タイミングが合わなければ究極空振りです。
当たっても球威もコントロールも出ません。
技術的な部分が上手く出来ていても、タイミングがズレたらもう全てが狂います。
交差点が青の時に道を渡れば問題なく道を渡れますが、赤のタイミングで渡れば車来たら大怪我、と一緒で僕たちは常にタイミングの世界で生きていると思います。
良い理論や思考で良いタイミングで行う、これがとても大切な事で、常に自分のタイミングだった太一がボールとタイミングと技術を合わせようという意識に変わっていたのを今日感じました。
太一には頭が硬い、思考を柔軟に、という事をずっと話して来ているのですが、そこを理解したら硬さが柔軟性に変わって来ると思うので、色々な角度からアプローチして良い方向へ進めるようにして行ってあげたいです!
他の子たちも皆んなに話したので、難しい話だったと思いますが、みんな本質とタイミングに付いてすこしでも理解してくれてるとうれしいです。笑