志太泉オフィシャルブログ

静岡県藤枝市の地酒の蔵元。志太泉酒造のブログ。違う角度から見た日本酒の現在とは

静岡県清酒鑑評会一般公開他 報告 2012.03.26

2012-03-29 12:59:10 | 鑑評会 コンテスト

3月26日は
静岡県清酒鑑評会の一般公開、酒造会社対象の利き酒研究会、鑑評会表彰式に行ってきました。

一般公開は、月曜日のお昼という時間帯にも関わらず、多くのお客様にお越し頂き誠にありがとうございました。この一般公開が静岡県の酒を介在としたコミュニケーションの場として機能はしていると思います。

吟醸部門、純米吟醸部門の県知事賞のお酒をはじめ、多くのお酒が短時間になくなり関心の高さが伺えました。

酒造会社対象の利き酒研究会では、各社の出品酒を利き酒させていただきました。

吟醸部門では、今年は、光栄なことに結審まで選考されました。
《審査の流れ 1審(上位得点の酒が2審へ)→2審(上位得点の酒が2審へ)→3審(最高得点の酒が知事賞、最高得点が複数あるときは結審へ)→結審》
(以下敬称略)

《吟醸部門の印象》
知事賞(1位)の正雪の酒は、非常になめらかで上質の甘さがあり、その点で2位の志太泉より優れておりました。また例年のように静岡県らしい酢酸イソアミルの香りが爽やかでした。
また3位の磯自慢のお酒も、きれいな酒質と、やはり酢酸イソアミルを核としながらも磯自慢らしい特徴のある香りの素晴らしい酒でした。
この素晴らしいお酒の間にある2位の志太泉の酒でしたが、味の奥行きと香りのバランスが評価されたのではと考えております。

《純米吟醸部門の印象》
知事賞(1位)の開運の酒は、お酒がやわらかで香りも調和がとれておりました。
2位以下の酒は、それぞれのお酒の良さがありました。
志太泉(6位)の酒は、香りでは、蔵としての独自の香気バランス、味ではやわらかさやまるみはよかった点かと思います。

《全体の印象》
昨年の鑑評会と比較すると、全般的に味が甘く丸く感じました。

コメント
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