12月から3月はじめまでだいたい毎年午前中から酒飲んでます。
正確にいうと、その日にしぼった酒の味見をしています。
ほとんどの場合、飲み込むことはないです。
でも、急に電話がなったりするとごっくんと飲む事もあります。
それでもひとくち以上飲むことはないです。
一応これは仕事です。
基本杜氏と、色、香り、味について評価と要因とこれからどうするかの話とします。
評価について杜氏と意見がわれるということはほとんどないです。
これは、その前段階のもろみを見ている以上、もろみの印象による酒のイメージがある程度、相互に固まってるからです。
自分のところの酒でなくても、評価がわれることはあまりないです。
ある酒を蔵元が10点満点で9点というの杜氏が8点という事はあっても、蔵元が5点というのを杜氏が9点ということはないと思われます。(各酒を10秒で100点以上の酒を評価すればそういうこともあるかもしれん)
まあ、蔵元も杜氏も完全な味覚のシンクロから同じ理想の酒への道すじというストーリーが美しいかもしれませんが、そういう美談に対しては個人的には懐疑的であるべきだと思います。
蔵元も杜氏も志太泉を飲んでるのが、いちばん多く、似たような食べ物を食べてるので、味覚のガラパゴス化が進行してるかもしれません。
あー、評価については『2つのものさし』という大したことない話がありますが、それはまた今度気が向いたら書きます。