気候変動のためだんだん季節感に変化が生じているが、それでも日本は四季折々の風情をまだ楽しむことができる。それゆえ古来より 「季節の節目となる日」、節句を大切にしてきた。もともとは奈良時代頃に中国から伝えられた「陰陽五行説」が由来とされており、古くから年中行事を行う節目として大切に扱われてきた。
中国から伝来した当初はたくさんの種類が存在していたみたいだが、日本の文化や生活と混ざり合うなかで少しずつ減っていき、江戸時代になり、幕府が特に重要な以下の節句を公式の祝日に制定したことが、現代に伝わる「五節句」のルーツである。
・1月7日・・・人日の節句(七草の節句)
・3月3日・・・上巳の節句(桃の節句)
・5月5日・・・端午の節句(菖蒲の節句)
・7月7日・・・七夕の節句(星まつり)
・9月9日・・・重陽の節句(菊の節句)
古来中国では、奇数は”陽”の数で、縁起のよいものとされていたことはよく知られている。1月1日は元旦なので別格扱いとなり1月7日となった。11月11日はどうなのかという疑問があるが、11という表記は”0を発見した”インド人による10進位取り記数法でのこと。古代の中国ではまだこのように数字を表す概念がなかったから一から九まででしか考えられなかったと推察する。
奇数としては最も大きい”9”が重なることから「重陽」と呼ばれている。現代では、この重陽の節句が五節句の中では一番存在感がない。旧暦であれば今の10月半ば頃、菊の花が咲き誇る時期で盛り上がるのだが、残念である。「救急の日」がどんどん存在感を増す気配。
我が家の花といえば、ゴーヤとアサガオのためのネットに、知らぬ間に仙人草が絡みつき白い可憐な花を咲かせている。そのためゴーヤを片付けることができなくなっている。妻の朝の日課は枯れたゴーヤの葉を摘み取ること。「仙人草がなければ、サッサと片付けることができるのに」とぼやきながらの作業である。
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中国から伝来した当初はたくさんの種類が存在していたみたいだが、日本の文化や生活と混ざり合うなかで少しずつ減っていき、江戸時代になり、幕府が特に重要な以下の節句を公式の祝日に制定したことが、現代に伝わる「五節句」のルーツである。
・1月7日・・・人日の節句(七草の節句)
・3月3日・・・上巳の節句(桃の節句)
・5月5日・・・端午の節句(菖蒲の節句)
・7月7日・・・七夕の節句(星まつり)
・9月9日・・・重陽の節句(菊の節句)
古来中国では、奇数は”陽”の数で、縁起のよいものとされていたことはよく知られている。1月1日は元旦なので別格扱いとなり1月7日となった。11月11日はどうなのかという疑問があるが、11という表記は”0を発見した”インド人による10進位取り記数法でのこと。古代の中国ではまだこのように数字を表す概念がなかったから一から九まででしか考えられなかったと推察する。
奇数としては最も大きい”9”が重なることから「重陽」と呼ばれている。現代では、この重陽の節句が五節句の中では一番存在感がない。旧暦であれば今の10月半ば頃、菊の花が咲き誇る時期で盛り上がるのだが、残念である。「救急の日」がどんどん存在感を増す気配。
我が家の花といえば、ゴーヤとアサガオのためのネットに、知らぬ間に仙人草が絡みつき白い可憐な花を咲かせている。そのためゴーヤを片付けることができなくなっている。妻の朝の日課は枯れたゴーヤの葉を摘み取ること。「仙人草がなければ、サッサと片付けることができるのに」とぼやきながらの作業である。
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