素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

我が家の「ど根性●●●」は?

2022年09月29日 | 日記
「ど根性●●●」の元祖は、「週刊ジャンプ」(集英社)に1970年7月25日号から1976年6月14日号まで連載された、吉沢やすみさんの「ど根性ガエル」だろう。
ど根性ガエル 石川進


 2005年兵庫県相生市でアスファルトを割って生えた大根が「ど根性大根」と言われて話題にのぼった。「大ちゃん」と命名され全国的に有名になり、各地でも「ど根性大根」が登場し、ど根性野菜のブームとなった。

 2011年の東日本大震災の大津波のあと、宮城県石巻市で、瓦礫の中から一本のひまわりが芽を出した。津波によってどこからか流れ着いた一つのひまわりの種が、塩害にも負けずにたくましく育ち、その夏、大きな花を咲かせた。勇気をもらった石巻の人たちは、そのひまわりを「ど根性ひまわり」と呼び、全国に反響を呼んだ。

その夏の終わりに採れた約150個の種は2世3世と生命を繋ぎながら、「負けない心」「励ましの心」のシンボルとして日本各地や海をも越えて大勢の人に育てられている。

 昨日のNHKニュースで、和歌山市の堤防で、コンクリートの隙間からスイカが芽を出して成長し、直径6センチほどの実がなって、「ど根性スイカ」として地元で話題となってると報じていた。わずかに縞模様も現れているのが見てとれたが、果たしてどこまで大きくなることか?

 我が家にも、私が勝手に付けているだけだが「ど根性」が生まれた。郵便ポストの取り出し口の隙間に生えている「ど根性ムラサキシキブ」である。最初はただの雑草かと思っていたが、しっかり紫色の実をつけ存在をアピールしている。

 実からムラサキシキブを育てるのは結構難しいのに、どのようにしてここに入ったのかは謎である。10月中旬に「秋の山野草展」がある妻は、移し替えて出品したいと言うが多分抜くことは不可能だろう。「これはここにあってこそ値打ちがある」とくぎを刺した。
 
コメント
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