素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

数字は鵜呑みにしない

2022年09月20日 | 日記
 妻と一緒に毎週水曜日、星田西体育館で開かれている体操教室に通っている87歳になるIさん,足腰もしっかりしていて年齢を感じさせない動きで頑張っている。妻とは旅行仲間でもあり懇意にしている。体操教室の帰り、浴室の天井の汚れがひどくなったが、台に上がっての拭き掃除は転倒の怖れもありさすがにできなくなった。とこぼした。

 私であれば台に上らなくても天井に届くだろうということで仕事が回ってきた。コロナや暑さのため延び延びになっていたが、台風明けの今日は気温が一気に下がり、最高気温も25℃と過ごしやすくなった。それならばと9時過ぎにお邪魔して掃除をさせてもらった。黒ずんではいたが頑固な汚れではなかったので1時間余りで美しくなった。

 「ちょっとお茶でも」と居間に通された。デスクボードに産経新聞が置いてあった。一面に岸田内閣支持率の調査結果があり46%となっていた。昨日の毎日新聞では内閣支持率29%となっていたので、数字の違いに驚きを感じた。Iさんにそのことを話すと「私は2社の数字を足して2で割ったぐらいかなと思う。」と返してきた。32~34%ぐらいかなということで一件落着。

 帰宅してから他のメディアの数字もきになったので調べてみた。朝日は41%、共同通信は40.2%だった。読売ははっきりわからなかったが読売オンラインには29%という数字であった。毎日新聞と同じ社会調査研究センターを使っているので同じ結果かなと思う。

 調査の結果は、質問方法、内容、標本の抽出法などで値に違いが出てくるので複数の調査結果を見比べる必要がある。という数字との付き合い方はわかっていたはずだが、毎日新聞の数字を鵜呑みにしていた。たまたまIさん宅で産経新聞に目が留まったのでそのことに気づかされた。

 数字が結構幅を利かせている現代、その落とし穴にも注意をはらわないといけないとあらためて思った次第。
コメント
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