安倍元首相の国葬が近づくにつれ心の中のモヤモヤは増えてくる。たまたまだがエリザベス女王が亡くなり今週末に国葬が営まれるので、イギリスからのニュースも多く、対比して余計にいろいろな思いにかられる。
「国葬」の根本にあるのは「国民を統合する」ということだと思う。その原形は1878年に不平士族に暗殺された大久保利通の国葬に準ずる葬儀だという。まだまだ盤石でなかった明治政府が、天皇の名の下に国家を挙げて弔意を示すことで反対勢力をけん制する政治的意図が強くあった。1883年の岩倉具視の初の国葬、1891年の三条実美の国葬と重ねる中でより国民全体を巻き込む形が出来上がっていった。1926年に勅令である「国葬令」が定められた。これによって、天皇や皇后などの他、国家に特別な功績があった人に、天皇から国葬を賜ることが明文化された。
大正デモクラシーで広まった民主主義的な風潮の中で、労働争議が頻発し社会主義運動も活発化し明治維新以来築かれてきた国家体制に揺らぎが生じてきた頃である。「天皇の下に国民を統合する装置」が必要だったのではないか。
国葬令は日本国憲法の施工に伴って失効したのは当然の成り行きだと思う。このまま自然に「国葬」が無くなれば良かったのに佐藤栄作首相が、閣議決定で吉田茂元首相の葬儀を国葬とした。何らかの政治的意図があったのだろうがそれはわからない。ただ、戦後の復興の中で、いけいけの高度経済成長政策の負の側面、公害問題がクローズアップされてきた時期である。
自民党政権による戦後復興の業績を肯定するという意図があったのではと勝手に思っている。
さまざまな意見を持っている国民の声を選挙という形で反映して国政を委ねている今の時代、「国葬」で政治家を悼むということはそぐわない。法整備うんぬんより、国葬はしない。ということを取り決めてほしい。亡き人への弔意の示し方は個々人の判断ですべきである。
これからより具体的な動きが見えてくる。しっかり注視して考えて行きたい。
「国葬」の根本にあるのは「国民を統合する」ということだと思う。その原形は1878年に不平士族に暗殺された大久保利通の国葬に準ずる葬儀だという。まだまだ盤石でなかった明治政府が、天皇の名の下に国家を挙げて弔意を示すことで反対勢力をけん制する政治的意図が強くあった。1883年の岩倉具視の初の国葬、1891年の三条実美の国葬と重ねる中でより国民全体を巻き込む形が出来上がっていった。1926年に勅令である「国葬令」が定められた。これによって、天皇や皇后などの他、国家に特別な功績があった人に、天皇から国葬を賜ることが明文化された。
大正デモクラシーで広まった民主主義的な風潮の中で、労働争議が頻発し社会主義運動も活発化し明治維新以来築かれてきた国家体制に揺らぎが生じてきた頃である。「天皇の下に国民を統合する装置」が必要だったのではないか。
国葬令は日本国憲法の施工に伴って失効したのは当然の成り行きだと思う。このまま自然に「国葬」が無くなれば良かったのに佐藤栄作首相が、閣議決定で吉田茂元首相の葬儀を国葬とした。何らかの政治的意図があったのだろうがそれはわからない。ただ、戦後の復興の中で、いけいけの高度経済成長政策の負の側面、公害問題がクローズアップされてきた時期である。
自民党政権による戦後復興の業績を肯定するという意図があったのではと勝手に思っている。
さまざまな意見を持っている国民の声を選挙という形で反映して国政を委ねている今の時代、「国葬」で政治家を悼むということはそぐわない。法整備うんぬんより、国葬はしない。ということを取り決めてほしい。亡き人への弔意の示し方は個々人の判断ですべきである。
これからより具体的な動きが見えてくる。しっかり注視して考えて行きたい。