素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

気分一新の9月

2022年09月01日 | 日記
 気持ちを改める月が年に2回ある。新年1月は当たり前のことだが、もう一つは9月である。1年の3分の2、フルマラソン(42.195km)で言えばちょうど28.13km、心身に一番変化が現れる所だ。ここまで走ってこれたという安堵感とゴールまでの自分との戦いの厳しさを覚悟するポイントだ。

 今は、8月の第4週から新学期が始まるので9月の存在は薄れてきているだろうが、私の身体には染みついている。10代の頃は40日間という夏休みは貴重な時間であった。始業式の日にグッと成長した同級生の姿を見て大いに刺激をもらったものだ。

 新年に立てた生活の柱は大きく崩れていないが、もう一度年末を見据えて歩き出す必要がある。高田 敏子さんの詩「忘れもの」を今日は音読した。

 忘れもの

入道雲にのって
夏休みはいってしまった
「サヨナラ」のかわりに
素晴らしい夕立をふりまいて

けさ 空はまっさお
木々の葉の一枚一枚が
あたらしい光とあいさつをかわしている

だがキミ! 夏休みよ
もう一度 もどってこないかな
忘れものをとりにさ

迷い子のセミ
さびしそうな麦わら帽子
それから ぼくの耳に
くっついて離れない波の音


 9月は、体重1kg減を目指す。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする