素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

「成人の日」に思う

2024年01月08日 | 日記
 成人の日は「大人になったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝い、励ます」ことを趣旨として1948(昭和23)年に制定された祝日だった。それが2000(平成12)年からハッピーマンデー制度が実施されたことで1月第2日曜となった。

 今日、交野市でも成人式があった。ジムのスタッフにも参加者がいて、ちょうど私がジムを終えて帰る時に式から帰った振り袖姿のスタッフが皆から祝福されていた。

 ロッカールームでは「1月15日の方が良かった」と言う声が多かった。ただ成人式に出席したという人はほとんどいなかった。私もその一人であった。名古屋に下宿していたので成人式は格別意識していなかったし、両親も無関心だったと思う。

 また、成人式の年齢についても話題にのぼっていた。成年年齢を18歳に引き下げることを内容とする「民法の一部を改正する法律」が,2022年4月1日から施行されたことで論議があったが、コロナ禍のため式そのものが実施されない自治体も多かったこともあり話題にされなくなった。それでみんなの頭がゴチャゴチャしたままになっていることがわかった。

 交野市は従来通り20歳での成人式だったようだ。ほとんどの自治体が20歳みたいだが、三重県の伊賀市は18歳での式への移行措置をしてきたみたいで、興味があったので伊賀市のホームページを覗いてみた。

 
民法改正後の成人式について
令和4年度(令和5年)から伊賀市成人式の対象年齢を20歳から18歳に変更します。  

「成人式」とは・・・
「成人の日」は、大人になったことを自覚した青年を祝い励ます日として法律で定められており、伊賀市でも成人になった節目を祝って「成人式」を開催しています。
周りの大人たちに守られてきた子ども時代を終え、新成人たちが社会的な責任を持ち、大人の社会へ仲間入りすることを自覚する。また、社会が新成人を祝福し、成人として扱うことを確認する節目として行うのが「成人式」です。

●20歳成人式  
【対象者】2002(平成14)年4月2日~2003(平成15)年4月1日生まれ
【開催日時】2023(令和5)年1月8日 開式午後1時(受付午後12時30分)
【会 場】9会場(中学校区別)
●19歳成人式 
【対象者】2003(平成15)年4月2日~2004(平成16)年4月1日生まれ
【開催日時】2023(令和5)年3月19日 開式午後1時(受付午後12時30分)
【会 場】9会場(中学校区別)
●18歳成人式             
【対象者】2004(平成16)年4月2日~2005(平成17)年4月1日生まれ
【開催日時】2023(令和5)年5月4日 開式午後1時(受付午後12時15分)
【会 場】1会場(伊賀市文化会館)

●令和6年以降に行う成人式は、毎年5月4日に開催します。

とあり、着々と進めて来て今年から本格的に切り替わることになる。18歳にした場合の一番のネックは受験時期と重なることであるが、それを回避するために5月4日を設定したのは妙案だと思った。

18歳の成人式を5月4日とした理由・・・
民法改正による成年年齢の引き下げに伴い、対象者の年齢が18歳になる年度の1月に行おうとすると、多くの人は受験や就職活動などの準備があり、参加が難しくなると考えられます。そのため、皆さんが参加しやすいよう、対象者の年齢が18歳になった翌年度のゴールデンウィーク(5月4日)に開催します。


 成人式における18歳と20歳の二重構造はいずれ解消しなければいけない。伊賀市の取り組みはいい先行事例として参考になる。と思った。でも、成人式よりももっと選挙に参加していくことの方がより重要であるように思う。
コメント
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